門跡寺院【もんぜきじいん】

天海。大僧正。寛永20年10月2日（1643年11月13日）寂〔謚号考〕。

花山院左少将〔野宮〕忠長朝臣男。母東本願寺教如女。九条幸家猶子。准三后。毘沙門堂。 久遠寿院〔謚号考〕。慶長12年12月12日（1608年1月29日）生。元禄8年10月16日（1695年11月22日）薨。

元尊敬。俗名幸教。今宮。後水尾院皇子。母園基任女光子（壬生院）。一品。天台座主。 寛永11年閏7月11日（1634年9月3日）生。延宝8年5月16日（1680年6月12日）薨。号本照院宮。

元守全。俗名幸智。益宮。後西院皇子。母清閑寺共綱女共子（東三条局。新大納言局）。一品。 寛文4年7月28日（1664年9月17日）生〔本朝皇胤紹運録によったが、没年齢が26歳なので、逆算すると、寛文5(1665)年生。系図纂要は没年齢が27歳〕。元禄3年3月1日（1690年4月9日）薨。号解脱院。

俗名秀憲。貴宮。後西院皇子。母光源寺僧智秀女定子（梅小路定矩養女。贈正三位六条局）。 一品。牛車。天台座主。准三宮。寛文9年8月21日（1669年9月16日）生。正徳6年4月17日（1716年6月6日）薨。号大明院。

元覚尊。俗名有定。三宮。東山院皇子。母水無瀬兼豊女春日局経子（実冷泉為経女）。一品。牛車。 天台座主。円満院。准三宮。元禄10年2月21日（1697年3月13日）生。元文3年3月15日（1738年5月3日）薨。号崇保院。

俗名保良。二宮。中御門院皇子。母清水谷実業女。一品。号隨自意院。准后。牛車。毘沙門堂。天台座主。公寛法親王資。護持僧。享保7年正月3日（1722年2月18日）生。天明8年3月25日（1788年4月30日）薨。号隨宜楽院。

閑院宮直仁親王息。母家女左衛門佐。中御門天皇養子。俊宮。寛義。良啓。一品。牛車。曼殊院。天台座主。毘沙門堂。享保18年3月18日（1733年5月1日）生。明和9年7月16日（1772年8月14日）薨。号最上乗院。

元公顕。閑院宮典仁親王息。母家女りて。桃園天皇養子。称方宮。俗名保和。曼殊院。毘沙門堂。 宝暦10年2月14日（1760年3月30日）生。安永5年7月10日（1776年8月23日）薨。号清浄心院。贈一品。

閑院宮典仁親王息。母家女小左近。桃園天皇養子。良宮。保業。一品。牛車。大覚寺。毘沙門堂。天台座主。一身阿闍梨。宝暦12年10月4日（1762年11月19日）生。享和3年5月27日（1803年7月15日）薨。号安楽心院。

伏見宮邦頼親王息。後桃園天皇養子。佳宮。弘道。一品。牛車。円満院。毘沙門堂。天台座主。一身阿闍梨。安永5年10月30日（1776年12月10日）生。文政11年8月7日（1828年9月15日）薨。号歓喜心院。

元公猷。俗名正道。亀代宮。有栖川宮織仁親王息。母家女房常信院。光格天皇養子。 一品。牛車。知恩院。天台座主。寛政元年2月1日（1789年2月25日）生。天保14年9月26日（1843年10月19日）薨〔系図纂要〕。号自在心院。

菊宮。有栖川宮韶仁親王息。光格天皇養子。一品。 文化12年9月12日（1815年10月14日）生。弘化3年10月19日（1846年12月7日）薨。

明道。精宮。有栖川宮韶仁親王息。実母家女房千里円明院。光格天皇養子。養母高野保香女新大納言正子。 一品。牛車。大覚寺。東大寺別当。 文化10年8月26日（1813年9月20日）生。慶応3年12月7日（1868年1月1日）薨。

能久親王。満宮。伏見宮邦家親王息。仁孝天皇養子。北白川宮智成親王嗣。母家女房堀内信子。 青蓮院門跡。梶井門跡。陸軍大将。弘化4年2月16日（1847年4月1日）生。明治28(1895)年11月5日薨〔系図綜覧による。 華族家系大成によれば、同年10月28日戦病死〕。

円珍。和気宅成男。讃州那珂郡人。母佐伯氏（弘法大師の姪）。天台座主。千手院。園城寺長吏。 没年は諸門跡譜・諸門跡相承伝記によれば寛平4年10月29日（ユリウス暦:892年11月22日）、天台座主記によれば寛平3年10月29日（ユリウス暦:891年12月4日）入滅。没年齢はともに七十八とあるので、寛平4年没ならば弘仁6(815)年生、 寛平3年没ならば弘仁5(814)年生となる。

紀氏。越前国人。蓮華房。天台座主。園城寺長吏。 天長9(832)年生〔或天長5(828)年〕。昌泰3年2月8日（ユリウス暦:900年3月11日）入滅〔或昌泰2年2月8日（ユリウス暦:899年3月23日）〕。

左大史桑内〔或原〕安峯男。天台座主。園城寺長吏。聖護院。 承和10(843)年生。延長5年12月11日（ユリウス暦:928年1月6日）入滅〔園城寺長吏次第同年11月11日〕。号千手〔光〕院。

或凉意。

園城寺長吏。披雲房。天暦3年10月22日（ユリウス暦:949年11月14日）卒。

園城寺長吏。百光房。長松房。内供。

千光院。園城寺長吏。

智弁。筑前国人。天台座主。観音院座主。園城寺長吏。 延喜15(915)年生。正暦2年2月18日（ユリウス暦:991年3月7日）入滅〔諸門跡譜閏2月18日〕。

円満院元祖。一説円悟。村上院皇子。母藤原在衡女正姫。俗名致平。四品。号明王院宮・法三宮・平等院。 天暦5(951)年生。長久2年2月20日（ユリウス暦:1041年3月24日）薨。

※諸門跡相承伝記无。致平親王（悟円）息。母源雅信女〔尊卑分脈・諸門跡譜〕。園城寺長吏。号平等院。長久5年5月28日〔ィ20日入滅〕（ユリウス暦:1044年6月26日）滅65歳〔尊卑分脈〕。

雲上明覧大全・円満院門跡相承次第无。

源隆国息。雲上明覧大全・円満院門跡相承次第无。

小野泰時息。道風孫。円満院門跡相承次第无。

三条院皇子。実小一条院皇子。諸門跡相承伝記によれば、明尊の後から、行尊までの間は、永実・仁証・承円・明行となっている。

藤原頼通息。母藤原頼成女贈従二位祇子。三井長吏。天台座主。法務大僧正。号宇治僧正。牛車。 ※円満院門跡相承次第无。

藤原師実息母平行親女。円満院門跡相承次第无。

源基平男。小一条院孫。

白河院皇子。母源政長女。

鳥羽院皇子。母紀光清女。

後白河院皇子。母平信業女坊門局。無品。園城寺長吏。号八条宮〔諸門跡譜作八幡宮〕。天王寺別当。法印。権大僧都。

二条院皇子。母源光成女。諸門跡相承伝記による。

藤原兼房息。諸門跡相承伝記による。

九条道家息。諸門跡相承伝記による。

後白河院皇子。母大江信忠女〔纂輯御系図による。諸門跡譜作母平信業女坊門局〕。無品。号鳥羽宮、平等院、法輪院。天王寺別当。 建久7(1196)年4月薨。

※諸門跡相承伝記による。後白河院皇子。母平信業女。園城寺。僧正。法輪寺。

諸門跡相承伝記による。後鳥羽院皇子。母舞女瀧。園城寺長吏。三山検校。 建久9(1198)年生。文永3年4月19日（ユリウス暦:1266年5月25日）薨。

高倉宮以仁王息。号嵯峨僧正〔諸門跡譜〕。 寛喜3年9月18日（ユリウス暦:1231年10月15日）薨〔皇親系〕。

近衛基通息。園城寺長吏。

土御門院皇子。母源通宗女。園城寺長吏。天王寺別当。長講堂検校。一身阿闍梨。牛車。 弘長2年8月11日（ユリウス暦:1262年9月25日）薨。

後嵯峨院皇子。母藤原能保女。二品。牛車。号金龍寺〔諸門跡譜〕。園城寺長吏。天王寺別当。 建長7(1255)年生。弘安5年8月13日（ユリウス暦:1282年9月16日）薨。

後嵯峨院皇子。母藤原実世女〔諸門跡譜は藤原能保女、本朝皇胤紹運録は権中納言実通女〕。無品。 建長5(1253)年生。弘安3年11月21日（ユリウス暦:1280年12月14日）薨。号青蓮華院。

亀山院皇子。母源宣通女、或源通能女。諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。

宗尊親王御子。母源具教女。無品。号早田宮。宮僧正。園城寺。後還俗。

後深草院皇子。母三条公親女房子。無品。園城寺長吏。 文永10(1273)年生。永仁元年9月22日（ユリウス暦:1293年10月22日）入滅。号後深草宮。

後深草院皇子。母藤原茂通女別当典侍。無品。園城寺。天王寺別当。 正応元(1288)年生。延慶3年7月24日（ユリウス暦:1310年8月19日）入滅。号金龍寺宮。

後二条院皇子。母三条公親女。諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。

吉永親王。伏見院皇子。母中院具氏女。園城寺長吏。天王寺別当。三山検校。号後平等院宮。

後伏見院皇子。母正親町実明女。法禅院。園城寺長吏。延文6/正平16年2月8日（ユリウス暦:1361年3月15日）薨。

花山院家定息。正和元年7月12日（ユリウス暦:1312年8月15日）寂。

花山院長定息。号頓輪院。

※諸門跡譜行悟次。後光厳院皇子。二品。俗名熈平。

性覚法親王。後亀山院皇子。母左少将通能女。無品。園城寺長吏。天王寺別当。号後円満院宮。 ※一説に長慶天皇の子で、母は西園寺公重女。

後二条院皇子。母三条公親女中宮御匣。本名永尊。園城寺。

南朝五常院宮（説成親王）御子〔後村上天皇孫〕。母楠左馬頭正式女〔系図纂要〕。 嘉吉2年12月17日（ユリウス暦:1443年1月18日）薨〔皇親系〕。

先師御兄弟。大僧正。一身阿闍梨。※系図纂要によると後還俗義有王、文安4年12月22日（ユリウス暦:1448年1月28日）自殺。

鷹司房平息。一身阿闍梨。号平等院。

西園寺公基男。足利義教猶子。号平等院、花山院大僧正、後実蔵院。

後土御門院皇子。母花山院持忠女従二位兼子。本名仁尊。三山検校。号平等院。

九条政基息。

九条政基息。

高山（義尋）男。足利義昭孫。

後西院皇子。母岩倉具起女権典侍局。俗名貴平。三宮。無品。園城寺長吏。平等院。 万治2年9月18日（1659年11月2日）生。延宝4年11月1日（1676年12月5日）薨。号法性院宮。

改道尊。後西院皇子。母高辻豊長女按察使局。俗名昌隆。菅宮。二品。聖護院。園城寺長吏。三山検校。照高院。 延宝3年12月12日（1676年1月26日）生。宝永2年9月28日（1705年11月14日）薨。号浄光寺宮。

改公寛。俗名有定。三宮。東山院皇子。母水無瀬兼豊女春日局経子（実冷泉為経女）。一品。 牛車。天台座主。准三宮。元禄10年2月21日（1697年3月13日）生。元文3年3月15日（1738年5月3日）薨。号崇保院。

二条吉忠男。母大乗院。二条綱平為子。大僧正法印。三井長吏。号無量寿院。
雲上明覧大全による。

天保3年2月7日（1832年3月9日）相続〔系図纂要による。本朝皇胤紹運録作同年4月8日〕。伏見宮貞敬親王息。母家女房梅操院。光格天皇養子。 准母新大納言局正子（天香院。高野保香女。系図綜覧によれば園基理猶子）。守脩。万代宮。 昌仁。二品。勲一等。天台座主。梶井。一身阿闍梨。上野太守。 家号梶井宮、後改梨本宮。文政2年12月1日（1820年1月16日）生〔系図纂要による。本朝皇胤紹運録作文政元(1818)年生〕。明治14(1881)年9月1日薨〔系図綜覧・華族家系大成〕。

致平親王（悟円）男。母源雅信女〔尊卑分脈・諸門跡譜〕。園城寺長吏。長久5年5月28日〔ィ20日入滅〕（ユリウス暦:1044年6月26日）滅65歳〔尊卑分脈〕。

※諸門跡譜には俗名敦元、母藤原道長女。とあるが、本朝皇胤紹運録によれば明行は 敦昌親王（母藤原頼宗女）。 三条院皇子。実小一条院（敦明親王）子〔本朝皇胤紹運録〕。

源基平男。小一条院孫。母藤原良頼女。或藤原頼宗養子。天台座主。円満院。 承保3(1076)年生。久寿3年2月9日（ユリウス暦:1156年3月2日）寂。

藤原忠俊男。

平棟仲男。金葉作者。

尊卑分脈等作尊任。藤原基通男。母兵部卿平信範女。権僧正。釈迦院。

大師五世

大師六世。文室〔文屋〕氏。内州人。香隆寺。又号蓮臺寺。 東寺一長者。金剛峯寺別当。元慶8(884)年生。天禄3年2月6日（ユリウス暦:972年2月23日）寂。

敦実親王息。母藤原時平女。号広沢僧正、又称遍照寺。東寺一長者。 延喜15(915)年生〔東寺長者補任。仁和寺御室系譜は延喜6(906)年とあるが没年齢が８３歳なので延喜16(916)年の 誤りか〕。 長徳4年6月12日（ユリウス暦:998年7月8日）卒。

源雅信第三息。号仁和寺大僧正、真言院大僧正。 法務大僧正。東寺一長者。東大寺別当。 僧牛車始例。法相宗兼学云々。天徳4(960)年生。長元3年6月11日（ユリウス暦:1030年7月14日）卒。 ※諸門跡相承伝記によれば、敦実親王男。

三条天皇第四御子。母藤原済時女。俗名師明。二品〔本朝皇胤紹運録作三品〕。号長和親王、御室。准三后。 寛弘2(1005)年生〔仁和寺御室系譜の没年齢８１歳から計算。本朝皇胤紹運録は没年齢８２歳〕。応徳2年9月27日（ユリウス暦:1085年10月18日）寂。

白河天皇第三皇子。二品〔本朝皇胤紹運録作三品〕。本名覚念。号中御室。母藤原経平女典侍経子。 承保2(1075)年4月生。長治2年11月18日（ユリウス暦:1105年12月26日）寂。

白河天皇第四皇子。二品。本名行真、又改真行〔本朝皇胤紹運録は本名真行、次行真〕。 号高野御室。母源顕房女従一位師子。寛治5(1091)年生。仁平3年12月6日（ユリウス暦:1153年12月22日）寂。

鳥羽天皇第五皇子。本名信法。俗名本仁。二品。号紫金臺寺。母藤原公実女璋子（待賢門院）。 大治4年閏7月20日（ユリウス暦:1129年9月5日）生。嘉応元年12月11日（ユリウス暦:1169年12月30日）寂。

後白河天皇第二皇子。二品。本名守性。喜多院御室〔本朝皇胤紹運録作北院御室〕。 母藤原季成女従三位成子。久安6年3月4日（ユリウス暦:1150年4月3日）生。建仁2年8月25日（ユリウス暦:1202年9月12日）寂。歌人。

後白河天皇第九皇子。二品。本名尊性。号後高野御室、西院。光明寿院〔謚号考〕。母法眼応仁女三条局 〔紹運録作法印応仁女三条局、纂輯御系図作法印仁操女〕。 仁安元年11月13日（ユリウス暦:1166年12月7日）生。建保2年11月21日（ユリウス暦:1214年12月23日）寂〔謚号考作11日〕。

後鳥羽天皇第二皇子。二品。俗名長仁。号光臺院御室、鳴瀧。母坊門信清女西御方。 建久7年10月16日（ユリウス暦:1196年11月7日）生。宝治3年正月16日（ユリウス暦:1249年3月1日）寂〔或15日。謚号考作25日〕。歌人。

後高倉天皇（守貞親王）第二皇子。二品。母藤原〔持明院〕基家女陳子（北白河院）。号金剛定院御室、開田院、栂尾、大聖院。 建永元年9月4日（ユリウス暦:1206年10月7日）生。建長元年7月28日（ユリウス暦:1249年9月6日）寂。

九条道家息。母西園寺公経女。号開田院御室。 弘安7年11月27日（ユリウス暦:1285年1月4日）入滅〔尊卑分脈。仁和寺御室系譜・謚号考作21日〕。

後嵯峨天皇第九皇子。俗名省仁。二品。後中御室。高雄御室。甘露王院。母三条公房女。 宝治元(1247)年生。弘安5年12月19日（ユリウス暦:1283年1月19日）入滅。

後深草天皇第四皇子。二品。俗名満仁。母山階実雄女愔子（玄輝門院）。 文永4(1267)年生。嘉元2年8月10日（ユリウス暦:1304年9月10日）入滅。

後深草天皇第六皇子。母三善康衡女忠子。尊勝院御室。二品。 建治元(1275)年生〔仁和寺御室系譜。本朝皇胤紹運録頭書文永8(1271)年〕。正安元年6月7日（ユリウス暦:1299年7月5日）入滅。

伏見天皇第三皇子。母山階実雄女顕親門院。俗名惟永。常瑜伽院御室。又号恵命院。 正応2(1289)年生。貞和2/興国7年9月30日（ユリウス暦:1346年10月15日）入滅。

後伏見天皇第三皇子。母高階邦経女堀河局。禅阿院御室。一品〔仁和寺御室系譜〕。 延慶元(徳治3)年9月14日（ユリウス暦:1308年10月28日）生。明徳2/元中8年9月19日（ユリウス暦:1391年10月17日）入滅〔本朝皇胤紹運録頭書。仁和寺御室系譜永和5/天授5年2月5日（ユリウス暦:1379年2月22日）〕。

後醍醐天皇第十二皇子。母藤原為道朝臣女権大納言三位局。二品。正中2(1325)年生。 文和元/正平7年10月25日（ユリウス暦:1352年12月2日）入滅。

花園天皇第三皇子。母宣光門院（正親町実明女実子）。 嘉暦2(1327)年生。文和2/正平8年正月29日（ユリウス暦:1353年3月5日）入滅。

光厳天皇皇子。本名恵仁。尊教。 康永3/興国5(1344)年生。永和4/天授4年8月16日（ユリウス暦:1378年9月8日）寂〔生没年は系図纂要による。仁和寺御室系譜には早世十二歳とある〕。

後光厳天皇第五皇子。母勘解由小路兼綱女仲子（実石清水八幡宮祠官紀〔善法寺〕通清女。崇賢門院）。本名空助。 俗名熈仁。一品。康安2/正平17年3月29日（ユリウス暦:1362年4月24日）生。永享9年2月10日（ユリウス暦:1437年3月16日）寂。後常瑜伽院御室。

足利義満息。母日野時光女定心院従一准后業子〔系図纂要〕。本名法高〔系図纂要〕。准三后。 応永3(1396)年生〔仁和寺御室系譜。系図纂要作応永4(1397)年生〕。応永25年2月15日（ユリウス暦:1418年3月22日）寂〔系図纂要〕。号梵光院。

木寺宮世平親王息。後小松天皇猶子。一品。准三后。 応永15年8月20日（ユリウス暦:1408年9月10日）生。法金剛院御室。金剛定院。

木寺宮邦康親王息。後花園院猶子。本名法深。准三后。二品。 1439(永享11)年生。文亀3年7月15日（ユリウス暦:1503年8月6日）入滅。号上乗院。

後柏原天皇第二皇子。二品。号後禅阿院御室。又号後法金剛院御室。母庭田雅行女源子。 明応9年8月11日（ユリウス暦:1500年9月4日）生。大永7〔1527〕年10月23日薨。

伏見宮貞敦親王息。本名寛法。母三条実香女。後奈良天皇猶子。一品。 大永5年7月22日（ユリウス暦:1525年8月10日）生。天正12年11月29日（1584年12月30日）寂。号厳島御室。

後陽成天皇第一皇子。若宮。一品。俗名良仁。母中山親綱女親子。 天正16年5月5日（1588年5月29日）生。正保5年閏正月21日（1648年3月15日）薨。号後南御室。

後水尾天皇第六皇子。元承法。豊宮。一品。俗名周敦。母水無瀬氏成女帥局。 寛永14年正月18日（1637年2月12日）生。延宝6年2月29日（1678年4月20日）薨。号後大御室。

霊元天皇第一皇子。二宮。元名覚寛。又覚助。一品。母愛宕通福女源内侍福子。 寛文12年9月12日（1672年11月1日）生。宝永4年9月16日（1707年10月11日）寂。後金剛定院。

京極宮文仁親王息。母家女房東対〔系図綜覧。系図纂要によれば東対局は滋野井公澄女直子。 真観院。※滋野井家譜に无〕。霊元天皇養子。准母敬法門院。稲宮。俗名周典。一品。 宝永3年12月27日（1707年1月30日）生。享保14年4月9日（1729年5月6日）寂。号後光明寿院。同29日葬五位山。

中御門天皇第四皇子。母石井行康養女見性院（実小森頼季女。錦小路頼庸養女。伊予。町。左衛門佐）。四宮。一品。 享保8年5月25日（1723年6月27日）生。享保20年8月7日（1735年9月23日）寂。宝荘厳院。

中御門天皇第五皇子。母五条為範女別当内侍寛子。政宮。俗名寛全。一品。 享保21年正月12日（1736年2月23日）生。延享4年5月1日（1747年6月8日）寂。三摩耶心院。

有栖川宮職仁親王息。実母二条吉忠女辰姫。桜町天皇養子。准母青綺門院（二条吉忠女舎子）。 菅宮。俗名敬典。一品。 享保17年7月15日（1732年9月3日）生。宝暦4年9月21日（1754年11月5日）寂。金剛心院。

閑院宮典仁親王息。桃園天皇養子。俊宮。俗名守典。一品。准母恭礼門院（一条兼香女富子）。 宝暦9年正月14日（1759年2月11日）生。文化4年7月21日（1807年8月24日）寂。後喜多院御室。

有栖川宮織仁親王息。母鷹司輔平女福子。生母家女房清香院〔仁和寺御伝。によれば、 名は光子。称千坂。寛政11年6月8日（1799年7月10日）卒〕。 乳母大弐、号厚淑院〔仁和寺御伝〕。光格天皇養子。准母葉室頼熈女新典侍局頼子〔後改督典侍、又改民部卿典侍。 又号藤中納言。詰所系図によれば、天明6年4月5日（1786年5月2日）被召出。同27日称新典侍。寛政4年12月19日（1793年1月30日）改督典侍。 仁和寺御伝作号厚淳院〕。 誠宮。俗名脩道。一品。号不壊身院。 勧修寺。 寛政9年3月7日（1797年4月3日）生。享和元年5月7日（1801年6月17日）勧修寺宮相続。 文化4年8月11日（1807年9月12日）依仁和寺深仁親王願為附弟。文化5年3月22日（1808年4月17日）為光格天皇養子。文化6年6月20日（1809年8月1日）為親王。 同年9月25日入寺得度。文化7年12月2日（1810年12月27日）叙一品。文化10年3月26日（1813年4月26日）伝法灌頂。 弘化4年12月24日（1848年1月29日）薨。弘化5年正月18日（1848年2月22日）葬于法金剛院。

伏見宮邦家親王息。母家女房。仁孝天皇養子。豊宮。嘉彰。彰仁。一品。仁和寺宮、改東伏見宮、又小松宮。 弘化3年正月16日（1846年2月11日）生。明治36(1903)年2月18日卒〔月日は系図綜覧・華族家系大成による〕。

最澄。

円仁。

信濃国水内郡人。西塔院主。延暦20(801)年生〔諸門跡譜。僧官補任作弘仁3(812)年生〕。 貞観元年5月26日（ユリウス暦:859年6月30日）寂〔諸門跡譜。僧官補任作貞観2年5月26日（ユリウス暦:860年6月18日）〕。 号大楽大師〔僧官補任〕。又云宝幢院和尚〔僧官補任〕。

阿闍梨。西塔院主。

慈念和尚。槻本氏。加賀国江沼郡人。天台座主。平等房。 元慶4(880)年生。応和4年正月15日（ユリウス暦:964年3月1日）寂〔諸門跡譜・諸門跡相承伝記・天台座主記〕。

伊豆国人。天台座主。竹林院。延喜7(907)年生。正暦4年7月23日（ユリウス暦:993年8月13日）寂。

伊勢守藤原孝忠息。天台座主。東尾房。曼殊院。宝幢院検校。 天元元(978)年生。永承2年6月10日（ユリウス暦:1047年7月5日）寂。

清原氏〔諸門跡譜。天台座主記作吉美氏〕。近江国野洲郡人。 蓮実房〔僧官補任天台座主項。同宝幢院検校次第項作蓮谷房〕。天台座主。西塔院主。 長徳元(995)年生〔諸門跡譜。天台座主記作長徳2(996)年〕。 承保4年正月28日（ユリウス暦:1077年2月23日）寂。

西塔院主。 治暦元(1065)年生。長承3年10月26日（ユリウス暦:1134年11月13日）寂。号宝泉坊院主。

藤原宗俊息。母源俊房女。妙香院。

藤原俊忠息〔諸門跡譜・尊卑分脈・系図纂要〕。
号尾坂僧正。
延暦寺〔尊卑分脈・系図纂要〕。
天台座主〔尊卑分脈・系図纂要〕。本覚院〔僧官補任〕。
大僧正〔尊卑分脈・系図纂要〕。法務〔尊卑分脈・系図纂要〕。
妙法坊〔尊卑分脈〕。妙法院〔系図纂要〕。
承安7年6月12日寂〔※諸門跡譜・尊卑分脈・系図纂要によるが、承安は5年まで。系図纂要の没年齢は78歳〕。

後白河天皇。父鳥羽天皇。

藤原忠成息。法務。牛車。

藤原公能息。母藤原忠成女。 天台座主。

後高倉院（守貞親王）皇子。母藤原基家女陳子（北白河院）。二品。号綾小路宮。天台座主。天王寺別当。 建久5(1194)年生。延応元年9月3日（ユリウス暦:1239年10月1日）薨。

西園寺公経息。早世。

土御門院皇子。

※諸門跡譜では尊教・性守は性恵の次。西園寺公相息。

※同上。西園寺実兼息。母藤原孝泰女。

源俊房男。天台座主。号常住金剛院。

亀山院皇子。母三条公親女。道教僧正資。

後醍醐院皇子。母藤原為世女贈従三位為子。還俗宗良。二品〔諸門跡譜作一品〕。天台座主。護持僧。

後伏見院皇子。母正親町実明女守子〔系図纂要作同女明子〕。二品。天台座主。護持僧。

後光厳院第一皇子。

後光厳院皇子。母勘解由小路兼綱女仲子（崇賢門院。実石清水八幡宮祠官紀〔善法寺〕通清女。号梅町殿）。一品。天台座主。護持僧。

後光厳院皇子。応安4/建徳2(1371)年生。嘉慶2/元中5年正月26日（ユリウス暦:1388年3月5日）自害。

二品。号木寺宮。系図纂要によれば木寺宮康仁親王の子。

徳大寺実盛息。母持明院基親女。 足利義教猶子。天台座主。護持僧。

伏見宮貞常親王息。母庭田重有女盈子。後柏原帝猶子〔新撰座主伝作後土御門帝猶子〕。二品〔新撰座主伝作無品〕。天台座主。日厳院。 天文10年正月26日（ユリウス暦:1541年2月21日）薨〔系図纂要〕。

伏見宮貞敦親王息。母三条実香女香子。後奈良院猶子。無品。天台座主。 永禄2年9月2日（ユリウス暦:1559年10月2日）薨〔系図纂要〕。

伏見宮邦輔親王息。母家女万里小路惟房女〔系図纂要〕。正親町帝猶子。俗名性胤。二品。天台座主。 元和7年6月11日（1621年7月29日）薨。号雲龍院。葬法住寺。一字名・心 〔類聚名伝抄〕。

後陽成院皇子。母持明院基孝女孝子〔諸門跡譜作同女大納言典侍基子〕。俗名常嘉。二品。天台座主。 慶長7(1602)年生。寛文元年閏8月22日（1661年10月15日）薨。号慈恩院宮。一字名・葛、或蔦 〔類聚名伝抄〕。

後水尾院皇子。母園基音女国子（新中納言局。新広義門院）。 称照宮。俗名完敏。二品。寛永17年10月16日（1640年11月29日）生。元禄8年4月16日（1695年5月28日）薨。号師〔系図纂要作獅〕子吼院宮。 ※諸門跡譜ここまで。

霊元院皇子。母五条為庸女庸子（菅中納言局）。称六宮。俗名周慶。一品。 天台座主。延宝4(1676)年12月29〔系図纂要係28〕日生。享保3年11月28日（1719年1月18日）薨。号実心繫院宮。

霊元院皇子。母右衛門佐局（松室重敦女敦子）。乙宮、後幾宮。俗名久嘉。 一品。牛車。天台座主。 享保2年4月3日（1717年5月13日）生。明和元年閏12月4日（1765年1月24日）薨。号摩地院宮。

明和6年4月16日（1769年5月21日）相続〔系図纂要〕。閑院宮典仁親王息。母家女房遠佐女。 桃園帝養子。時宮。俗名周翰。 一品。天台座主。牛車。明和5年6月7日（1768年7月20日）生。文化2年8月8日（1805年8月31日）薨。号那羅延院。

閑院宮孝仁親王息。光格天皇養子。健宮。弘保。一品。牛車。天台座主。 文政2年4月27日（1819年5月20日）生〔華族家系大成によれば閏4月〕。嘉永4年6月9日（1851年7月7日）薨。号宝荘厳院。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上は雲上明覧大全による。

円珍。和気宅成息。母佐伯氏。諸門跡譜には弘法の甥とあるが、諸門跡相承伝記によれば母が弘法大師の姪という。没年は諸門跡譜・諸門跡相承伝記によれば寛平4年10月29日（ユリウス暦:892年11月22日）、天台座主記によれば寛平3年10月29日（ユリウス暦:891年12月4日）入滅。没年齢はともに七十八とあるので、寛平4年没ならば弘仁6(815)年生、寛平3年没ならば弘仁5(814)年生となる。天台座主。三井長吏。

桑原〔天台座主記作内〕安峯息。天台座主。千光院。承和10(843)年生。延長5年12月11日（ユリウス暦:928年1月6日）滅。謚号静観。

諸門跡相承伝記によれば執祐。三井長吏。千光院。

父母紀氏三井長吏。千光院。号長谷。

藤原頼忠男。雲上明覧大全・諸門跡相承伝記は静円権律師〔藤原教通息。母橘道貞女〕。

藤原教通息。母藤原公任女。

藤原経輔息。母家女房。

藤原師実息

藤原忠通息。天台座主。宇治僧正。牛車。

後白河院皇子。母平信業女坊門局。長寛2(1164)年生〔皇親系〕。建仁3年3月12日（ユリウス暦:1203年4月25日）薨〔百錬抄による。皇親系作13日〕

近衛基通息。三井長吏。千光院。青竜院

近衛基通息。三井長吏。千光院。青竜院

後鳥羽院皇子。母藤原定能女大宮局。無品。園城寺。配流備前国。 承元元(1207)年生。寛喜3年10月25日（ユリウス暦:1231年11月20日）薨。号保寿院宮〔系図纂要〕。

順徳院皇子。母藤原清季女。号真如院。園城寺長吏。

後嵯峨院皇子。母藤原孝時女刑部卿局。諸門跡相承伝記は前に深忠が入る

後嵯峨院皇子。母藤原良平女〔本朝皇胤紹運録による。諸門跡譜作三条公房女〕。無品。三井長吏。 正応3年8月17日（ユリウス暦:1290年9月21日）入滅。

亀山院皇子。母帥典侍（兵部卿平時仲朝臣女）。無品。 元応2年10月5日（ユリウス暦:1320年11月5日）入滅〔諸門跡譜〕。

伏見院皇子。母任快法印女（治部卿局、後号春日局）。無品。園城寺長吏。

亀山院皇子。准后。園城寺長吏。母従三位資子。

花園院皇子。母正親町実明女実子〔本朝皇胤紹運録。纂輯御系図作実子妹〕。諸門跡相承伝記仁誉次。

恒明親王息。亀山院孫。母洞院実泰女。

諸門跡相承伝記覚助の前。九条道家息。

二条兼基息。

後醍醐院皇子。改恵尊、又改尊珍。母遊義門院。三井長吏。三山並新熊野検校。如意寺。法輪院。常住院。

後醍醐院皇子。母菅原在仲女少将内侍。三井長吏。三山並新熊野検校。如意寺。法輪院。常住院。

後光厳院皇子。三山並新熊野検校。如意寺。常住院。

元道基。二条良基息。三井長吏。三山並新熊野検校。如意寺。四天王寺別当。牛車。

二条良基息。三井長吏。三山並新熊野検校。准三宮。

近衛房嗣息。三井長吏。三山並新熊野別当。

伏見宮貞常親王息。母庭田重有女盈子。後土御門天皇猶子。元興誉。三井長吏。三山並新熊野別当。４３才卒。号大吉祥院。

近衛尚通息。三井長吏。三山並新熊野検校。一字名・言 〔類聚名伝抄〕。

近衛稙家息。准三宮。三井長吏。三山並新熊野検校。照高院。号浄満寺。 天文13(1544)年生。慶長13年6月28日（1608年8月8日）入滅〔系図纂要〕。 一字名・白 〔類聚名伝抄〕。

元道勝。誠仁親王息。母勧修寺晴右女新上東門院。三井長吏。三山並新熊野検校。 天正4(1576)年生。号照高院。一字名・云 〔類聚名伝抄〕。

後陽成院皇子。母古市播磨守胤栄女三位局清原胤子。二品。称吉宮。三井長吏。 三山並新熊野検校。照高院。 慶長17年3月8日（1612年4月8日）生。延宝7年6月18日（1679年7月25日）薨。号遍照寺宮〔或浄蓮院〕。

後水尾院皇子。二品。聡宮。俗名嘉遐。母櫛笥隆致女逢春門院。三井長吏。 三山検校。 正保4年4月28日（1647年6月1日）生。延宝4年3月8日（1676年4月20日）薨。号浄願寺宮。

後西院皇子。母梅小路定矩養女六条局〔実仏光寺新坊女〕。二品。俗名宗範。 称攀宮。三井長吏。三山検校。 寛文10年9月27日（1670年11月9日）生。元禄3年12月18日（1691年1月16日）薨。号浄心寺宮。

元行恵。俗名昌隆。後西院皇子。母高辻豊長女。称菅宮。二品。三井長吏。三山検校。照高院。 延宝3年12月12日（1676年1月26日）生。宝永2年9月28日（1705年11月14日）薨。号浄光寺宮。

伏見宮邦永親王息。東山院猶子。准母新崇賢門院。俗名貞良。称俊宮。二品。母家女房。 三井長吏。三山検校。 元禄8年正月13日（1695年2月25日）生。正徳4年7月9日（1714年8月18日）薨。

俗名忠篤。称三宮。中御門院皇子。母園基勝女常子。一品。准三后。三井長吏。照高院。 享保7年11月5日（1722年12月12日）生。天明8年4月11日（1788年5月16日）薨。号紫金光聚寺宮。

有栖川宮職仁親王息。母家女房松岩院。桜町院猶子。聡宮、改節宮。俗名種徳。二品。牛車。 三井長吏。実相院。 享保19年4月13日（1734年5月15日）生。明和7年閏6月25日（1770年8月16日）薨。号至誠心寺。

再。

閑院宮典仁親王息。母家女房。後桃園院猶子。准母盛化門院。寛宮。俗名嘉種。梶井（三千院）。 一品。牛車。 明和9年10月8日（1772年11月2日）生。文政13年11月23日（1831年1月6日）遷化。

伏見宮邦家親王息。母家女房〔系図綜覧係上野寿野・系図纂要係春野〕。光格院養子。 巍宮、後改多嘉宮。嘉言親王。二品。文政4年正月26日（1821年2月28日）生。新熊野検校。 慶応4年8月11日（1868年9月26日）薨。号普賢心寺。

伝教大師。

慈覚大師。

狛氏。延暦13(794)年生。天台座主。貞観10年4月3日（ユリウス暦:868年4月29日）寂。

延喜8年11月2日（ユリウス暦:908年11月28日）入滅。

藤原仲平息。北野別当。無動寺南山坊。

藤原孝友男〔青蓮院門跡系譜には播磨守藤原尹文朝臣男とある〕。天台座主。無動寺。

 

 

天台座主。

本名良実。藤原師実息。母藤原忠俊女〔天台座主記によれば、母源師房女〕。寛慶僧正資。大僧正。法務。桂林院。法性寺座主。天台座主。法成寺検校。宝荘厳院別当。牛車。法勝寺別当。 承徳元(1097)年生。久寿2年11月5日（ユリウス暦:1155年12月1日）入滅〔僧官補任無動寺検校次第〕。

鳥羽天皇第七皇子。 母法印紀光清女美濃局。無品。本名内性。一身阿闍梨。無動寺検校。 成就院別当。宝荘厳院別当。歓喜光院別当。法興院別当。極楽寺別当。天台座主。金剛勝院別当。 法性寺座主。養和元年11月6日（ユリウス暦:1181年12月13日）入滅。

元道快。慈鎮和尚。号吉水僧正。藤原忠通息。母家女房従五位上藤原仲光女加賀。久寿2年4月15日（ユリウス暦:1155年5月17日）生。天台座主。一身阿闍梨。法性寺座主。極楽寺別当。法興院別当。楞厳三昧院検校。法務。平等院検校。常住院別当。大僧正。四天王寺別当。牛車。嘉禄元年9月25日（ユリウス暦:1225年10月28日）入滅。

※青蓮院門跡系譜による。法印。藤原兼実息。慈鎮和尚入室受法灌頂資。 建永2年7月3日（ユリウス暦:1207年7月29日）被出修行。尊卑分脈によれば、母藤原季行女。法性寺座主。慈円資。

藤原兼実息。母修理大夫藤原頼輔女。本覚院。号大御堂。一身阿闍梨。法性寺座主。法成寺検校。天台座主。法務大僧正。天王寺別当。 文治元(1185)年生〔法中補任〕。仁治2年12月17日（ユリウス暦:1242年1月19日）入滅〔尊卑分脈作仁治3年12月17日（ユリウス暦:1243年1月9日）〕。

日本仏家人名辞書による。諸門跡譜・続群書類従所収青蓮院門跡系譜・諸門跡相承伝記・雲上明覧大全无。

九条道家息。母西園寺公経女。一身阿闍梨。三昧院検校。積善寺別当。極楽寺別当。常住院別当。 法性寺座主。法成寺検校。法務。天台座主。天王寺別当。無動寺〔尊卑分脈〕。大僧正。 建長7年7月19日（ユリウス暦:1255年8月22日）入滅〔尊卑分脈作29日〕。

後鳥羽天皇第七皇子。母法眼顕清女尾張局。号吉水宮。西山宮。俗名朝仁。一身阿闍梨。天台座主。牛車〔系図纂要〕。 元久元(1204)年生〔系図纂要作同年7月〕。建長2年正月17日（ユリウス暦:1250年2月19日）入滅〔天台座主記作11日47歳〕。

藤原〔松殿〕基房息。号十楽院。一身阿闍梨。大僧正。建長8年9月25日（ユリウス暦:1256年10月14日）入滅。号北山僧正。

土御門院皇子。母尋恵法印女。二品。 正応3年12月1日（ユリウス暦:1291年1月2日）薨74歳[建保5(1217)年生]〔系図纂要による。本朝皇胤紹運録頭書門葉記此同。諸門跡譜作正応2年11月1日（ユリウス暦:1289年12月14日）寂〕。天台座主。以下、系図纂要による。牛車。号大原宮。 権大僧都。無動寺横川検校三昧院成就院別当。常寿院別当。天王寺別当。

尊卑分脈作慈祥。本名円尊〔系図纂要〕。近衛家実男。母藤原忠行女。法務。護持。 天台座主。寛喜3(1231)年生〔尊卑分脈・諸門跡譜。系図纂要作寛喜2(1230)年〕。 建治2年8月7日（ユリウス暦:1276年9月16日）入滅。大僧正。浄土寺。

二条良実男。大僧正。准三后。牛車。天台座主。

九条道家男。法務大僧正。天台座主。天王寺別当。妙香院。母源重房女。

後嵯峨院皇子。母西園寺公経女〔系図纂要・諸門跡譜・本朝皇胤紹運録。或西園寺実氏女公子東二条院〕。牛車。天台座主。 建長6年誕生〔青蓮院伝〕。

一条実経男（青蓮院伝作九条道家男）。大僧正。 承久2年誕生〔青蓮院伝〕。

亀山院皇子。母三条実平女三条局。無品。天台座主。

続群書類従所収青蓮院門跡系譜によれば、慈道の次に行仁（行円）が入り、その次が慈深。

亀山院皇子。母兵部卿平時仲朝臣女帥典侍。二品。天台座主。十楽院。

伏見院皇子。母三善俊衡女衡子播磨内侍。二品。天台座主。 ※雲上明覧大全によれば、尊円の前に行円と道熈が入る。

元慈真。後伏見院皇子。母正親町実明女。

後二条院皇子。母三条公泰女。無品。号桂林院。天台座主。正安4(1302)年生。

後伏見院皇子。母正親町実明女対御方。俗名学省。号妙香院宮、十楽院宮。一品。牛車。 天台座主。青蓮院。応永10年7月5日（ユリウス暦:1403年7月24日）入滅。

一条経通息。妙香院兼帯。天台座主。

後光厳院皇子。俗名久尊。 母伯耆殿御局（天台座主記。纂輯御系図によれば藤原氏法印長快女。尊卑分脈も長快〔内麻呂後裔〕女で左京大夫局）。 天台座主。貞治3/正平19(1364)年生。至徳2/元中2年3月14日（ユリウス暦:1385年4月23日）薨。号後大乗院宮。

足利義満男。天台座主。後還俗。義教。嘉吉元年6月24日（ユリウス暦:1441年7月12日）薨。

二条満基息〔二条家譜によれば持基の子〕。足利義教猶子。号善峯殿。

二条持基男。准三后。法務大僧正。天台座主。天王寺別当。 永正11年正月8日（ユリウス暦:1514年2月2日）入滅〔諸門跡譜〕。一字名・震、或霞、鞁〔類聚名伝抄〕。

後土御門院皇子。母庭田長賢女朝子。俗名尊敦。隠遁号不遠院。文亀4年正月26日（ユリウス暦:1504年2月12日）早世。

後柏原院皇子。母勧修寺教秀女藤子豊楽門院。
永正元年4月20日(1504年6月12日)誕生〔青蓮院伝〕。

伏見宮邦輔親王息。正親町天皇猶子。母家女房。覚恕准后受法。天台座主。天王寺別当。 二品〔青蓮院門跡系譜。系図纂要作天正12年正月18日（1584年2月29日）叙〕。 天文21年8月20日（ユリウス暦:1552年9月8日）生〔系図纂要〕。慶長2年2月13日（1597年3月30日）薨 〔青蓮院門跡系譜・系図纂要〕。号龍池院〔系図纂要〕。 号大聖院 〔詰所系図〕。一字名・車 〔類聚名伝抄〕。

応胤法親王[還俗蜻菴]男。伏見宮貞敦親王孫。母福正院〔系図纂要〕。後陽成帝猶子。 邦輔親王養子。尊朝法親王資〔系図綜覧〕。号円智院。二品。天台座主。天正19年10月26日（1591年12月11日）生〔系図纂要〕。承応2年5月26日（1653年6月21日）寂。

後水尾院皇子。母園基音女国子（新広義門院）。称玲瓏宮。俗名周賢。二品。天台座主。慶安4年2月10日（1651年3月31日）生。元禄7年10月15日（1694年12月1日）薨。号後桂蓮院宮。 諸門跡譜によれば、周賢。雲上明覧大全によれば、尊証の前に尊敬が入る。

伏見宮貞致親王息。霊元天皇養子。英宮。元禄5年7月20日（1692年8月31日）生。元禄11年10月6日（1698年11月8日）薨。 青蓮院門跡系譜による。日本仏家人名辞書作日出宮。雲上明覧大全无。

伏見宮邦永親王息。母家女。霊元天皇養子。寛宮。俗名庶康。天台座主。号蓮華寿院。 元禄10年7月25日（1697年9月10日）生。宝永7年4月27日（1710年5月25日）親王宣下。同5月11日入寺。正徳4年5月4日（1714年6月15日）灌頂〔詰所系図〕。 享保5年8月23日（1720年9月25日）叙二品。享保7年12月19日（1723年1月25日）任天台座主。享保18年6月22日（1733年8月1日）復任。 元文元年12月25日（1737年1月25日）叙一品。延享2年9月27日（1745年10月22日）再任座主。同閏12月24日牛車宣下。 延享4年後9月18日（1747年10月21日）寂。葬于粟田山。

伏見宮貞建親王息。桜町天皇養子。称修宮。俗名庶盛。 元文2年12月27日（1738年2月15日）生。宝暦2年7月10日（1752年8月19日）薨。号広修院。

伏見宮貞建親王息。母家女房通泉院岡本氏〔系図纂要〕。桜町天皇養子。喜久宮。成輔。一品。准后。牛車。 一乗院。天台座主。一身阿闍梨。寛保4年正月19日（1744年3月3日）生〔本朝皇胤紹運録・詰所系図。系図纂要20日〕。 文政7年3月18日（1824年4月17日）寂。

伏見宮貞敬親王息。光格天皇養子。称聡宮。俗名有道。二品。天台座主。護持僧。 文化元年6月19日（1804年7月25日）生。天保3年9月16日（1832年10月9日）薨。号後蓮華寿院。

元尊応。久邇宮朝彦親王。富宮。成憲。中川宮、改賀陽宮。伏見宮邦家親王第四王子。母鳥居小路信子。 仁孝天皇養子〔系図綜覧・系図纂要〕。二品。弾正尹。一乗院。天台座主。興福寺別当。号獅子王院。 文政7年正月28日（1824年2月27日）生〔系図綜覧〕。明治24(1891)年10月29日薨〔華族家系大成によれば実25日とある〕。

後陽成院皇子。母庭田重具女具子。徳川家康猶子。称八宮。二品。還俗号以心庵。 慶長9年3月29日（1604年4月28日）生〔本朝皇胤紹運録による。諸門跡譜の甲州天目山配流年齢より計算すると慶長8(1603)年生〕。寛文9年8月1日（1669年8月27日）薨。号无礙光院。

後水尾院皇子。母四辻季継女継子。俗名良賢。称栄宮。二品。 正保2年9月29日（1645年11月17日）生。延宝8年正月6日（1680年2月6日）薨。号天量威王院宮。贈一品。

有栖川宮幸仁親王息。霊元天皇猶子。母家女房。号淳宮、後改岡宮。俗名良邦。 元禄9年5月9日（1696年6月8日）生。正徳元年5月18日（1711年7月3日）薨。号寿経光院。贈一品。

霊元院皇子。母松室重仲女秦仲子。俗名栄貞。称悦宮。二品。 正徳5年3月3日（1715年4月6日）生。元文4年12月26日（1740年1月24日）薨。号最勝光院宮。

京極宮家仁親王息。母家女房谷野氏月凉院（系図纂要）。桜町天皇養子。徳川家重猶子。富貴宮。俗名和義。二品。 元文6年正月8日（1741年2月23日）生。天明8年7月21日（1788年8月22日）薨。号無辺光院。

有栖川宮織仁親王息。母家女房。光格天皇養子。徳川家斉猶子。種宮。福道。一品。牛車。 享和2年7月10日（1802年8月7日）生。嘉永5年7月7日（1852年8月21日）薨。号大光明院照蓮社耀誉真阿芬陀梨〔系図纂要〕。

博經親王。父：邦家親王。

雲上明覧大全による。諸門跡譜・勧修寺長吏次第・諸門跡相承伝記无。

真言宗。東大寺別当。東寺一長者。金剛峰寺座主。聖宝尊師資。天安元(857)年生。 大僧都。天慶5年11月29日（ユリウス暦:943年1月7日）寂。

天慶7年6月21日（ユリウス暦:944年7月13日）任。権律師。承俊資。

※諸門跡譜・雲上明覧大全・諸門跡相承伝記・勧修寺長吏次第无。

敦実親王息。東寺一長者。東大寺別当。 承平2(932)年生。寛弘9年10月25日（ユリウス暦:1012年11月11日）入滅。

雅慶舎弟（尊卑分脈によれば、雅慶舎兄雅信男）。天徳4(960)年生。仁和寺。法務大僧正。東寺一長者。東大寺別当。僧牛車始例。長元3年6月11日（ユリウス暦:1030年7月14日）寂。

藤原師輔息。母醍醐院皇女康子内親王。仁和寺。東寺一長者。法務大僧正。東大寺別当。号禅林寺〔院〕。牛車。 天暦9(955)年生。長久4年9月16日（ユリウス暦:1043年10月21日）卒〔勧修寺長吏次第14日〕。

藤原公季息。号福岡僧正。安祥寺。 寛弘8(1011)年生。応徳元年9月15日（ユリウス暦:1084年10月17日）寂。

源基平息。安祥寺。 天喜4(1056)年生。保安2年閏5月8日（ユリウス暦:1121年6月24日）寂。

藤原為房息。牛車。法務。安祥寺。

藤原顕頼息。安祥寺。

藤原惟方息。

藤原隆忠息。号南谷。施無畏院。安祥寺。 元久元(1204)年生。文永4年12月9日（ユリウス暦:1267年12月25日）寂。

九条良輔息。九条道家猶子。号安祥寺殿。東寺一長者。大安寺別当。 建保2(1214)年生。弘安4年8月7日（ユリウス暦:1281年9月21日）卒。

九条道家息。慈金剛院。号福岡僧正。牛車。安祥寺。東寺一長者。東大寺別当。 弘安10年7月4日（ユリウス暦:1287年8月14日）卒。

一条実経息。安祥寺。

九条忠家息。号若宮大僧正。安祥寺。

諸門跡相承伝記作教覚。 九条忠教息。後慈金剛院。安祥寺。東寺一長者。

或寛仁。後伏見天皇皇子。母正親町実明女守子。二品。号安祥寺殿。

桓明親王息。後醍醐院猶子。号後宝泉院殿。無品。東大寺別当。安祥寺。

崇光天皇皇子。母庭田重資女資子。無品。安祥寺。

満仁親王息。崇光天皇猶子。准三宮。

尊興舎弟。権僧正。

玉川宮寛成親王〔長慶天皇〕息。大僧正。永享4年7月8日（ユリウス暦:1432年8月4日）寂。

小倉宮良泰親王息。母藤原守房女。始名泰仁王。大僧正。

直明王息。満仁親王孫。後崇光院猶子。東大寺別当（系図纂要）。永正6年閏8月8日（ユリウス暦:1509年9月21日）薨。

改覚円。貞常親王息。後土御門天皇猶子。

邦高親王息。母上臈（今出川公興女興子）。後柏原天皇猶子。明応8(1499)年生〔系図纂要〕。 安祥寺寺務。号勧長院（或観長院）。

貞敦親王息。母三条実香女香子。後奈良天皇猶子。永正11(1514)年生。安祥寺寺務。永禄6年11月10日（ユリウス暦:1563年11月25日）薨。号後染王院。

一条房通息。諸門跡相承伝記によれば後土御門天皇猶子。系図纂要によれば邦輔親王猶子。天正20年3月8日（1592年4月19日）入滅。号慈光院。

花山院定熈男。母左衛門督日下部義景女。諸門跡相承伝記によれば、一条内基養子。大僧正。東寺一長者。万治2年12月13日（1660年1月25日）寂。

近衛信尋息。二郎君〔諸門跡譜〕。母家女房〔諸門跡譜〕。 慶安元(1648)年生。天和2〔1682〕年7月17日寂〔勧修寺長吏次第・系図纂要〕。号後観長院殿。安祥寺寺務〔勧修寺長吏次第〕。

霊元院皇子。二品。俗名寛清。号一宮。実母小倉実起女中納言典侍。東大寺別当。 寛文11年8月16日（1671年9月18日）生。元禄14年12月2日（1701年12月30日）薨。号即身院宮。

数宮、始静宮。俗名栄懐。伏見宮邦永親王息。母家女房。霊元院猶子。二品。 元禄14年12月29日（1702年1月26日）生。延享5年2月18日（1748年3月16日）薨。

還俗伏見宮邦頼親王。孝宮又堯宮。元、徳明親王。貞建親王息。母秋子内親王。桜町天皇猶子。 享保18年10月28日（1733年12月4日）生。尊孝親王附弟。一品。牛車。東大寺別当。一身阿闍梨。 享和2年9月8日（1802年10月4日）薨。号究竟覚院。

静宮。改称志津宮。清保。山階宮晃親王。（実伏見宮貞敬親王息？）邦家親王第一王子。 母家女房藤木寿子。光格天皇養子。二品。勲一等。文化13年9月2日（1816年10月22日）生。明治31(1898)年2月17日薨。

 

 

藤原[葉室]成頼男。法印。延暦寺。

藤原[三条]実房男。明禅資。因長僧正受法。法務。大僧正。延暦寺。天台座主。

三条公親男。権僧正。法務。延暦寺。

三条公親男。大僧正。延暦寺。

三条公茂男。法務。大僧正。証誠。延暦寺。

三条公茂男。実尊資。法眼。延暦寺。

三条実冬男。法務。延暦寺。天台座主。

三条[正親町三条]実継男。僧正。延暦寺。

三条公忠男。僧正。延暦寺。林泉房〔謚号考〕。

藤原[白川]伊実男。法印。権大僧都。延暦寺。妙香院〔尊卑分脈〕。

九条政忠男。大僧正。延暦寺。

叡南大師。※雲上明覧大全は承雲の前に安恵和尚が入る。

※雲上明覧大全无。阿闍梨。

天台座主。法性房。丹生氏。贈僧正。貞観8(866)年生。天慶3年2月24日（ユリウス暦:940年4月4日）寂。

雲上明覧大全作安原和尚。

文章博士藤原俊宗男。大僧正。法務。天台座主。永延元(987)年生。延久2年3月18日（ユリウス暦:1070年5月1日）寂。

源通輔男。大僧正。天台座主。円融房。

源師房男。天台座主。

藤原能長男。頼宗孫。母下野守兼資女、或母憲方女。明快資。天台座主。南勝房。

藤原公実男。天台座主。

堀河院皇子。母伊勢守藤原時経女。天台座主。法務。権僧正。

藤原忠通男。母源国信女。最雲親王入室。法印。権大僧都。

源顕通男。天台座主。法務。大僧正。護持。永久3(1115)年生。 寿永2年11月19日（ユリウス暦:1184年1月3日）入滅。※雲上明覧大全は明雲の前に公雲僧都が入る。

後白河院皇子。本名寂恵。母仁操僧都女丹波局〔皇親系作紀氏、内膳司孝資女〕。明雲僧正入室。無品。天台座主。 嘉応元(1169)年生〔皇親系〕。建久8年4月27日（ユリウス暦:1197年5月15日）薨〔皇親系〕。

藤原基房男。天台座主。西林院。法務。大僧正。一身阿闍梨。 治承4(1180)年生。嘉禎2(1236)年10月26〔或16〕日入滅。

俗名寛成。後鳥羽院皇子。母藤原範季女重子[修明門院]。天台座主。 元久元年3月2日（ユリウス暦:1204年4月3日）生〔月日は系図纂要による〕。寛元4年4月2日（ユリウス暦:1246年4月19日）薨。

順徳院皇子。母藤原清季女。天台座主。号中山宮。二品〔梶井門跡略系譜。天台座主記作無品〕。牛車。 建保3(1215)年生。文永元年10月27日（ユリウス暦:1264年11月17日）薨。

号中山宮。土御門皇子。母法眼円誉女。天台座主。安貞元(1227)年生。永仁3(1295)年2月薨。

雅成親王男。母藤原親経女。無品。天台座主。 建保6(1218)年生。正応2年4月18日（ユリウス暦:1289年5月9日）薨。

後嵯峨院皇子。母四条隆衡女按察三位局。無品。円融房。天台座主。

亀山院皇子。母三条実平女三条局。二品。天台座主。元亨3年10月18日（ユリウス暦:1323年11月17日）薨。

亀山院皇子。母大膳大夫藤原景房女讃岐局寿子。初名定良。延暦寺。

亀山院皇子。母小倉公雄女。無品〔※本朝皇胤紹運録による。諸門跡譜作二品〕。城興寺。号小河〔※本朝皇胤紹運録による。諸門跡譜作小川〕。

岩倉宮忠成王御子。母藤原範能女〔諸門跡譜〕。号梶井入江。

後宇多院皇子。

彦仁王息。

俗名護良親王。後醍醐院皇子。号大塔宮。天台座主。

後伏見院皇子。天台座主。

後伏見院皇子。天台座主。

恒明親王息。

後光厳院皇子。母藤原氏法印長快〔内麿公孫常住院坊官〕女左京大夫局。 康安元/正平16(1361)年生。永和3/天授3年7月4日（ユリウス暦:1377年8月8日）薨〔生没年は系図纂要による〕。

後光厳院皇子。母橘以繁女。天台座主。応永3年4月2日（ユリウス暦:1396年5月9日）薨。

伏見宮貞常親王息。母庭田重有女盈子。後花園帝猶子。二品。天台座主。円融房。 享禄3年3月26日（ユリウス暦:1530年4月23日）薨〔系図纂要〕。号後寿量院〔系図纂要〕。
諸門跡譜によれば、俗名高平とあるが、系図綜覧伏見殿系図・系図纂要では、弟道永の俗名。 諸門跡譜も上乗院項では、道永の俗名。

後柏原院皇子。母庭田雅行女源子。無品。俗名寛恒。号後菩提院。

伏見宮貞敦親王息。母三条実香女香子。後奈良帝猶子。俗名真済〔系図纂要作貞斉〕改尊悟。 還俗号蜻庵。二品。天台座主。大永元年9月26日（ユリウス暦:1521年10月26日）生。慶長3年5月17日（1598年6月20日）薨。 号後龍禅院。

伏見宮邦輔親王息。母家女房。正親町帝猶子。二品。天台座主。 永禄6(1563)年生。寛永16年正月16日（1639年2月18日）薨。号円明院。

俗名幸勝。後陽成院皇子。母中山親綱女大典侍親子。最胤資。無品。二宮。新宮。号七条殿。 天正19年2月14日（1591年4月7日）生。慶長14年12月20日（1610年1月14日）薨。仁和寺。

後陽成院皇子。母春日神主大中臣時広女土佐局。二品。清宮。号常修院宮。承快資。元和3年3月24日（1617年4月29日）生。元禄12年12月12日（1700年1月31日）薨。天台座主。

俗名常尹。後水尾院皇子。母権中納言局。慈胤資。二品。号正法院宮。慶安4年8月22日（1651年10月6日）生。延宝8年6月26日（1680年7月21日）薨。天台座主。

俗名盛永。房宮。後改富宮。伏見宮貞致親王息。母家女房。霊元天皇養子。一品。号悉智心院。 元禄2年7月29日（1689年9月12日）生。享保18年5月19日（1733年6月30日）薨。天台座主。

緋宮。俗名有頼。有栖川宮職仁親王息。母二条吉忠女辰君。中御門天皇養子。号後正法院。二品。 享保15年11月21日（1730年12月30日）生〔系図綜覧による。系図纂要23日〕。宝暦3年7月22日（1753年8月20日）薨。

百宮。成美。有栖川宮職仁親王息。母家女房菖蒲小路〔系図纂要〕。桃園天皇養子。 号無上心院。一品。一身阿闍梨。 宝暦元年12月22日（1752年2月6日）生。明和9年4月23日（1772年5月25日）薨。天台座主。

邦宮、改永宮。有栖川宮織仁親王息。母家女房清香院。光格天皇養子。号如実知王院。二品。 牛車。天明7年12月29日（1788年2月5日）生。天保12年正月14日（1841年2月5日）薨。天台座主。

守脩親王。萬代宮。覚諄。家号梶井宮、後改梨本宮。伏見宮貞敬親王息。 母園基理養女新大納言局正子〔天香院〕、実高野保香女。光格天皇養子。 文政2年10月29日（1819年12月16日）生〔系図綜覧による。系図纂要同年12月1日〕。明治14(1881)年9月1日薨〔華族家系大成〕。上野太守。天台座主。円満院。

雲上明覧大全作安意和尚。

雲上明覧大全による。日本仏家人名辞書无。

僧都。法橋。諸門跡譜によれば、初祖。

系図纂要作遍教。藤原仲平息。延暦寺。大僧都。青蓮院。無動寺。号南山房、又静慮院僧都。 延喜2(902)年生。天延4年6月29日（ユリウス暦:976年7月28日）寂〔生没年は系図纂要による〕。

諸門跡相承伝記による。諸門跡譜・雲上明覧大全・曼殊院門跡伝法師跡次第・日本仏家人名辞書无。 三条公親男。小野別当〔尊卑分脈等北野別当〕。法印権大僧都。

左衛門尉源頼実男〔清和源氏頼光曾孫〕。※尊卑分脈作暹国。

雲上明覧大全による。諸門跡譜・曼殊院門跡伝法師跡次第・日本仏家人名辞書无。

伊勢守藤原〔魚名流〕孝忠男。 輦車〔尊卑分脈〕。証誠〔尊卑分脈〕。延暦寺。
維摩講師〔尊卑分脈〕。 東尾房〔天台座主記・僧官補任宝幢院検校次第〕。
妙法院〔諸門跡譜〕。 天台座主。
天王寺別当〔曼殊院門跡伝法師跡次第。僧官補任天王寺別当次第によると長元6(1033)年2月任。治2年〕。
宝幢院検校〔僧官補任宝幢院検校次第によると長元元年12月28日（ユリウス暦:1029年1月15日）任〕。
法印〔尊卑分脈・曼殊院門跡伝法師跡次第〕。
権大僧都〔尊卑分脈による。諸門跡譜作権僧正〕。
天元2(979)年生〔天台座主記。諸門跡譜妙法院項作天元元(978)年〕。
永承2年6月10日（ユリウス暦:1047年7月5日）入滅〔天台座主記・諸門跡譜妙法院項〕。

藤原朝範男。母藤原兼清女。大僧都。延暦寺。北野別当。檀那寺〔系図纂要作檀那院〕。 正暦2(991)年生〔尊卑分脈・系図纂要の没年齢67から逆算、僧綱補任によれば没年齢は66〕。天喜5年5月6日（ユリウス暦:1057年6月10日）入滅〔6日は系図纂要による〕。

源長経男。醍醐天皇玄孫。法性寺座主。
大僧都〔尊卑分脈・諸門跡譜・曼殊院門跡伝法師跡次第・系図纂要による。護持僧次第作権大僧都〕。
長保3(1001)年生〔護持僧次第〕。
治暦3年9月13日（ユリウス暦:1067年10月23日）卒〔護持僧次第〕。

藤原保相男。法眼。延暦寺。

藤原良綱男。延暦寺。権律師。北野別当。

源忠季男。号東陽房座主。大僧正。天台座主。治暦元(1065)年生〔尊卑分脈・諸門跡譜の没年齢74から逆算〕。 保延4年10月14日（ユリウス暦:1138年11月18日）入滅。

藤原氏能男。号宰相律師。

藤原顕頼男。本名良顕。延暦寺。権少僧都。

或仏範。平親範男。延暦寺。少僧都。

高階泰経男。権律師〔系図纂要〕。法印。

源守通男。北野別当。

法印公暁男。藤原実宗孫。北野別当。西塔院主。

三条公親男。延暦寺。法印権大僧都。北野別当。

洞院公泰男。法印。東寺。三宝院賢俊僧正資。

山階実雄男。法務。法性寺座主。北野別当。東南院。護持。

洞院実泰男。母小倉公雄女従二位季子。法務。大僧正。一身阿闍梨。天台座主。

鷹司頼平男〔※曼殊院門跡伝法師跡次第・系図纂要西園寺系図によれば西園寺公衡の男〕。延暦寺。阿闍梨。

洞院公賢男。母藤原光久朝臣女従三位光子。法印。

洞院公賢男。母家女房高倉局藤原光久朝臣女。北野別当。法性寺座主。

二条良基息。実師良子。後道順。天台座主。北野別当。竹内善法院。大僧正。

二条師良息。二条家譜によれば、実は良基三男。天台座主。 僧官補任によれば元道順。

石浦藤次藤原盛〔或成〕言男。石浦五郎藤原為輔孫。延暦寺。少僧都。北野別当。

雲上明覧大全・日本仏家人名辞書による。諸門跡譜无。

雲上明覧大全无。一条経嗣息。実兼良男。

伏見宮貞常親王息。本名良厳。母庭田重有女。天文6年6月29日（ユリウス暦:1537年8月4日）寂。

後奈良院皇子。天台座主。号金蓮院。 母小槻晴富〔*紹運録等作雅久〕女伊予局〔※諸門跡譜によれば、母刑部卿（和気）親就女〕。 大永元年12月12日（ユリウス暦:1522年1月9日）生。天正2年正月3日（ユリウス暦:1574年1月25日）薨。

陽光院（誠仁親王）息。正親町天皇孫。母勧修寺晴右女晴子（新上東門院）。二品。天正元(1573)年生。 寛永20年7月15日（1643年8月29日）薨。

智仁親王息。陽光院孫。母源高国女。後水尾天皇猶子。

※以下、日本仏家人名辞書による。後西院皇子。母六条局（定子。梅小路定矩女。実仏光寺僧堯庸女）。称勝宮。俗名勝明。天台座主。二品。一身阿闍梨。護持僧。延宝6年6月8日（1678年7月26日）生。宝永5年6月22日（1708年8月8日）薨。号円妙院宮。

公啓。閑院宮直仁親王息。母家女左衛門佐。中御門天皇養子。俊宮。寛義。一品。牛車。天台座主。毘沙門堂。輪王寺。享保18年3月18日（1733年5月1日）生。明和9年7月16日（1772年8月14日）薨。号最上乗院。

伏見宮邦家親王息。閑院宮孝仁親王為実子。光格天皇養子。持勝親王。彦宮、後改慥宮。 文政7年正月9日（1824年2月8日）生。 天保13年6月29日（1842年8月5日）薨。号遠寿成院。

淳和帝第二皇子。母嵯峨帝皇女正子内親王。俗名恒貞親王。号亭子皇子。天長3(826)年生。 仁和元年9月20日（ユリウス暦:885年10月31日）薨。

文室〔文屋〕氏。大師六世。内州人。香隆寺。又号蓮臺寺。東寺一長者。 金剛峯寺別当。元慶8(884)年生。天禄3年2月6日（ユリウス暦:972年2月23日）寂。

藤原師尹男。東寺一長者。興福寺別当。一乗院。

三綱従儀師義俊男。一乗院。

藤原為光猶子。実播磨守平生昌男。一乗院。元興寺。山階寺。長谷寺別当。寛和元(985)年生。天喜2年12月8日（ユリウス暦:1055年1月8日）没。生没年は水谷川家譜による。

甲斐守藤原頼経男。興福寺別当。一乗院。

太宰大弐藤原実康男。母藤原経通卿女（僧綱補任、尊卑分脈作母和泉守通信女）。号戒壇院。興福寺別当。一乗院。

藤原師実男。母源頼国女〔尊卑分脈作母弾正少弼源則成女〕。興福寺別当。一乗院。 治暦元(1065)年生。保安2年2月8日（ユリウス暦:1121年2月26日）寂。

藤原師実男。母石清水清円法眼女〔尊卑分脈作母法橋頼円女〕。号中僧正。興福寺別当。一乗院。

藤原師通男。興福寺別当。一乗院。

改恵信。藤原忠通男。母藤原基信女。興福寺別当。一乗院。

藤原忠通男。母源国信女。興福寺別当。一乗院。

藤原兼実男。母修理大夫藤原頼輔女。興福寺別当。一乗院。 治承3(1179)年生。承久2年正月14日（ユリウス暦:1220年2月19日）入滅。

近衛基通男。興福寺別当。一乗院。大乗院。号発心院僧正。信円弟子。 正治元(1199)年生。康元元年10月17日（ユリウス暦:1256年11月5日）寂。

近衛家実男。一乗院。寛喜2(1230)年生〔水谷川家譜〕。

近衛兼経男。母九条道家女従一位仁子。

九条忠家男。一乗院。

本名尊覚。九条忠教男。号龍華院。一乗院。

近衛基平男。母左少将源通能女。興福寺別当。一乗院。

鷹司基忠男。母衣笠経平女。一乗院。 文永5(1268)年生〔大覚寺門跡次第〕。元応元年7月12日（ユリウス暦:1319年7月29日）入滅〔大覚寺門跡次第〕。

後宇多院皇子。母藤原忠継女忠子（談天門院）。二品。 正応5(1292)年生。貞和3/正平2年3月7日（ユリウス暦:1347年4月18日）薨。号南池院。

本名寛融。亀山院皇子。母日野俊光女。一品。牛車。号西院。安井。天王寺別当。 永徳2/弘和2年11月26日（ユリウス暦:1382年12月31日）薨。

後宇多院皇子。母一条局（藤原実俊女）。俗名良治。

後醍醐院皇子。母亀山院皇女。越中宮。

邦良親王男。母尾張局〔或長橋局〕。後二条天皇孫。

邦良親王男。母宮僧正俊覚女。後二条天皇孫。大金剛院宮。

一云道寛。後光厳院皇子。応安元/正平23(1368)年生。応永12年11月18日（ユリウス暦:1405年12月9日）入滅。 号龍華院。

足利義満男。東寺一長者。嘉吉元年3月13日（ユリウス暦:1441年4月4日）薨。号宇智院。

鷹司房平男。東寺一長者。

二条政嗣男。 文明7(1475)年生。享禄3年11月26日（ユリウス暦:1530年12月15日）寂。号後龍華院。

本名禅意。近衛尚通男。母徳大寺実淳女維子。四天王寺別当。 永禄10年正月12日（ユリウス暦:1567年2月20日）薨。号称念寺。一字名・金 〔類聚名伝抄〕。

本名義性。近衛稙家男。 天正16年6月2日（1588年7月25日）薨。号善住院。天文16(1547)年生〔史料纂集三藐院記近衛信尹略系。多聞院日記〕 天正16年6月2日（1588年7月25日）寂〔史料纂集三藐院記近衛信尹略系。御湯殿上日記〕。 一字名・秋 〔類聚名伝抄〕。

陽光院（誠仁親王）第二皇子。母勧修寺晴秀女晴子（新上東門院）。二品。還俗号隨庵〔大覚寺門跡次第作瑞庵〕。仁和寺。 天正元(1573)年生。慶安3年8月25日（1650年9月20日）〔大覚寺門跡次第作29日〕薨。号後天王寺。

後陽成院皇子。母日野輝資女輝子。俗名毎敦。二品。法務。東寺一長者。 慶長7年10月8日（1602年11月21日）生。慶安4年3月22日（1651年5月11日）薨。号仏母心寺宮。 一字名・毎 〔類聚名伝抄〕。

後水尾院皇子。母櫛笥隆致女隆子（逢春門院）。称寛宮。俗名真敦。二品。 寛永16年4月28日（1639年5月30日）生。元禄9年正月4日（1696年2月6日）薨。号金剛心院。

霊元院皇子。母五条為庸女経子。俗名寛敦。二品。号沢宮。 元禄3年11月8日（1690年12月8日）生。正徳2年8月15日（1712年9月15日）薨。号後仏母心寺宮。

近衛家熈男。実近衛基熈男。母家女房。享保15年正月14日（1730年3月2日）入滅〔系図纂要〕。号後善住院。

近衛家熈男。東寺一長者。

近衛内前男。

近衛師久男。

有栖川宮韶仁親王男。実母家女房千里円明院。光格天皇養子。養母高野保香女新大納言正子。 精宮。明道。一品。牛車。輪王寺。東大寺別当。文化10年8月26日（1813年9月20日）生。慶応3年12月7日（1868年1月1日）薨。

東寺長者補任・諸門跡相承伝記によれば、定照。藤原師尹男。号本願僧都。興福寺別当。東寺一長者。延喜6(906)年生〔諸門跡相承伝記による。水谷川家譜によれば延喜11(911)年生〕。永観元(天元6)年3月21日（ユリウス暦:983年5月6日）寂〔諸門跡相承伝記〕。

三綱従儀師義俊男。

播磨守平生昌男。藤原為光猶子。元興寺。山階寺。長谷寺別当。 寛和元(985)年生。天喜2年12月8日（ユリウス暦:1055年1月8日）没。生没年は水谷川家譜による。

藤原頼経男。法務。大安寺。法華寺。興福寺別当。長谷寺別当。

藤原実康男。 母藤原経通女（尊卑分脈作母和泉守通信女）。号康和僧正〔諸門跡相承伝記〕。 法印。興福寺別当。大安寺別当。

※水谷川家譜・諸門跡相承伝記による。藤原師実男。母源頼国女、尊卑分脈作母弾正少弼源則成女。法印大僧正。興福寺別当。

藤原師実男。母石清水清円法眼女〔興福寺別当次第。尊卑分脈作母法橋頼円女〕。号中僧正。大僧正〔尊卑分脈・諸門跡相承伝記〕。興福寺別当。

藤原師通男。興福寺別当。

改恵信。藤原忠通息。 母陸奥守藤原基信女。

藤原忠通息。 母源国信女。大覚寺。興福寺別当。号菩提山本願僧正。

九条兼実息。母修理大夫藤原頼輔女。興福寺別当。大覚寺。 治承3(1179)年生。承久2年正月14日（ユリウス暦:1220年2月19日）入滅。

近衛基通息。号発心院僧正。信円弟子。法務。 興福寺別当。大乗院。大覚寺。正治元(1199)年生。康元元年10月17日（ユリウス暦:1256年11月5日）寂。

近衛家実息。大覚寺。寛喜2(1230)年生〔水谷川家譜〕。

近衛兼経息

九条忠家息。龍花院。

九条忠教息。

近衛基平息。母左少将源通能女。興福寺別当。

鷹司基忠息。母藤原経平女。興福寺別当。

近衛家基息。母亀山院皇女。法務。牛車。興福寺別当。

近衛家基息。早世十八。

近衛家平息。法務。興福寺別当。

後醍醐院皇子。母洞院実泰女従二位守子。

近衛経忠息。

二条良基息。実尊良親王男。後醍醐院孫。母西園寺公顕女。

近衛道嗣息。号後喜光寺。興福寺別当。

近衛兼嗣息。興福寺別当。明徳5年3月16日（ユリウス暦:1394年4月16日）入滅。

近衛道嗣息、良昭舎弟〔尊卑分脈によれば、近衛兼嗣男〕。号後超昇寺。興福寺別当。 至徳2/元中2(1385)年生。応永21年9月23日（ユリウス暦:1414年11月5日）入滅。 *生没年は系図纂要・水谷川家譜による。

鷹司房平息。法務。興福寺別当。

 

近衛政家息。法務。興福寺別当。

近衛尚通息。興福寺別当。

 

*諸門跡相承伝記作尊政。近衛前久息。

後陽成院皇子。母近衛前久女中和門院前子。二品。十宮。興福寺別当。清水寺別当。 慶長13(1608)年生。寛文元年7月26日（1661年8月20日）薨。号明了院宮。

後水尾院皇子。母園基音女国子（新中納言局。新広義門院）。俗名常賢。 登美宮。二品。興福寺別当。清水寺別当。 慶安2年4月24日（1649年6月4日）生。宝永3年7月6日（1706年8月13日）薨。号三菩提院宮。
※諸門跡譜はここまで。

後改尊賞。霊元院皇子。母今城定淳女藤式部局。多喜宮。俗名庶賢。二品。牛車。興福寺別当。 元禄12年11月22日（1700年1月11日）生。延享3年10月9日（1746年11月21日）薨。号広荘厳院。

水谷川家譜による。尊真。伏見宮貞建親王息。母家女房通泉院岡本氏。桜町天皇養子。 成輔。一品。准后。牛車。天台座主。青蓮院。一身阿闍梨。寛保4年正月20日（1744年3月4日）生〔水谷川家譜によれば寛保3年生〕。

京極宮家仁親王息。母家女房。桃園帝養子。良宮。俗名惟基。一品。牛車。興福寺別当。 寛延元年11月2日（1748年12月21日）生〔本朝皇胤紹運録。系図纂要は延享3年10月29日（1746年12月11日）だが、没年齢は46歳とある〕。 寛政5年12月9日（1794年1月10日）薨。号常寂光院。

水谷川家譜による。公猷、後改舜仁。有栖川宮織仁親王息。母家女房常信院。光格天皇養子。 俗名正道。准三宮。一品。牛車。知恩院。輪王寺。天台座主。 寛政元年2月1日（1789年2月25日）生。天保14年9月26日（1843年10月19日）薨〔系図纂要〕。号自在心院。

伏見宮貞敬親王息。母家女仲小路局。光格天皇養子。称潔宮。俗名忠道。興福寺別当。 勧修寺。文化3年8月13日（1806年9月24日）生〔水谷川家譜による。系図纂要作12日〕。文政5年8月24日（1822年10月8日）薨。号平等心院。

水谷川家譜による。伏見宮貞敬親王息。光格天皇養子。称欽宮、後改能布宮。俗名守貴。 興福寺別当。文化13年6月14日（1816年7月8日）生〔水谷川家譜による。系図纂要作同年5月23日〕。 天保7年6月26日（1836年8月8日）薨。号成智心院。

改尊融。久邇宮朝彦親王。富宮。成憲。中川宮、改賀陽宮。伏見宮邦家親王第四王子。 母鳥居小路信子。仁孝天皇養子〔系図綜覧・系図纂要〕。二品。弾正尹。号獅子王院。青蓮院。天台座主。興福寺別当。神宮祭主。 文政7年正月28日（1824年2月27日）生〔系図綜覧〕。明治24(1891)年10月29日薨〔華族家系大成によれば実25日とある〕。

水谷川忠起。近衛忠熈男。大僧正。興福寺別当。春日大社宮司。 嘉永元年3月17日（1848年4月20日）生。大正12(1923)年5月没。

近衛稙家息。准三宮。聖護院。三井長吏。 慶長13年6月28日（1608年8月8日）入滅〔系図纂要〕。号浄満寺。

本名道勝。誠仁親王息。母勧修寺晴右女晴子（新上東門院）。二品。聖護院。三井長吏。新熊野検校。

後陽成院皇子。母中臣時広女。称足宮。二品。 慶長18年正月16日（1613年3月7日）生。寛永11年11月28日（1635年1月16日）薨。号興善寺宮。

後陽成院皇子。母古市播磨守胤栄女三位局清原胤子。称吉宮。二品。 聖護院。三井長吏。三山並新熊野検校。慶長17年3月8日（1612年4月8日）生。 延宝7年6月18日（1679年7月25日）薨。号遍照寺宮。

後水尾院皇子。母櫛笥隆致女逢春門院。俗名嘉遐。称聡宮。二品。聖護院兼帯。 三井長吏。三山検校。正保4年4月28日（1647年6月1日）生。延宝4年3月8日（1676年4月20日）薨。号浄願寺宮。

俗名昌隆。称菅宮。後西院皇子。母高辻豊長女。聖護院。三井長吏。三山検校。 延宝3年12月12日（1676年1月26日）生。宝永2年9月28日（1705年11月14日）薨。号浄光寺宮。

円珍。和気宅成男。母佐伯氏（弘法大師の姪）。天台座主。園城寺長吏。 没年は諸門跡譜・諸門跡相承伝記によれば寛平4年10月29日（ユリウス暦:892年11月22日）、天台座主記によれば寛平3年10月29日（ユリウス暦:891年12月4日）入滅。没年齢はともに七十八とあるので、 寛平4年没ならば弘仁6(815)年生、寛平3年没ならば弘仁5(814)年生となる。

紀氏。越後国人。天台座主。園城寺長吏。 天長9(832)年生〔或天長5(828)年〕。昌泰3年2月8日（ユリウス暦:900年3月11日）入滅〔或昌泰2年2月8日（ユリウス暦:899年3月23日）〕。

静観。左大史桑内〔諸門跡譜作桑原〕安峯男。号千光院。天台座主。園城寺長吏。聖護院。円満院。 承和10(843)年生。延長5年12月11日（ユリウス暦:928年1月6日）入滅〔諸門跡譜。園城寺長吏次第同年11月11日〕。

園城寺長吏。

園城寺長吏。

園城寺長吏。千光院。

智弁。園城寺長吏。観音院僧正。 延喜19(919)年生。正暦2年閏2月18日（ユリウス暦:991年4月5日）寂〔諸門跡譜〕。

智静。園城寺長吏。浄妙寺。姓紀氏。号木幡大僧正。 寛弘5年7月8日（ユリウス暦:1008年8月11日）寂〔諸門跡譜〕。

藤原重輔男。顕忠公孫。園城寺長吏。天慶4(941)年生。長元2年8月12日（ユリウス暦:1029年9月22日）寂。

光孝天皇五世孫。正四位下但馬守源国挙男〔系図纂要は国基の子。国基と国挙は同人の可能性もある〕。本名国輔〔系図纂要〕。 寛和2(986)年生。永承2年正月8日（ユリウス暦:1047年2月5日）寂。

伊賀守藤原有家男。

敦貞親王息。号唐房。良意僧正弟子。園城寺。

藤原惟職男。号実治房。

顕康親王息〔白川家譜作康資王男。又或顕広王子〕。母藤原基忠女。南瀧院元祖。園城寺長吏。 天台座主。大僧正法務。牛車。護持僧。

源仲経男。園城寺長吏。号青龍院。又安芸僧正。

鷹司兼基男。実相院元祖。一身阿闍梨。

近衛家実男。母藤原忠行女〔鷹司兼平母の妹〕。園城寺長吏。天福元(1233)年生。永仁6年正月24日（ユリウス暦:1298年3月8日）寂。

鷹司兼平男。園城寺長吏。号北白川僧正。

鷹司基忠男。園城寺長吏。号後実相院。護持僧。弘安5(1282)年生。観応3/正平7年7月21日（ユリウス暦:1352年8月31日）寂。

鷹司基忠男。

一条内家男。洞院実泰養子。岡崎殿。護持僧。天台座主。

近衛兼教息。近衛家基猶子。号大雲寺。園城寺長吏。

鷹司基忠男。実鷹司冬経男。増基僧正入室。号後実昭院。大僧正。法務。園城寺長吏。 一身阿闍梨。護持。応安元/正平23年6月11日（ユリウス暦:1368年6月26日）入滅。南瀧院。如意寺。

或静浄。近衛経平男。一身阿闍梨。園城寺長吏。

二条兼基男。本名静助。准三宮。牛車。大僧正法務。護持。衆僧一座。園城寺長吏。三山検校。平等院執印。 応永4年8月21日（ユリウス暦:1397年9月12日）入滅。

二条〔今小路〕良冬男。二条良基猶子。本名道淳。園城寺長吏。

改義運。足利満詮男。足利義満養子。准三后。園城寺長吏。

園城寺長吏。

近衛房嗣男。尊卑分脈作増連。一身阿闍梨。

或義祖。全明親王〔亀山源氏〕息。

或義運。大炊御門経頼男。近衛前久猶子。

高山男。足利義昭孫。慶長6(1601)年生。万治4年正月14日（1661年2月13日）寂。
※諸門跡譜ここまで。

後西帝皇子。母東三条局（清閑寺共綱女共子）。二品。五宮。俗名幸嘉。園城寺長吏。 寛文2年6月29日（1662年8月13日）生。宝永3年10月19日（1706年11月23日）薨。号十如院宮。

伏見宮邦永親王息。母家女房（滋野井公澄養女）。霊元天皇猶子。受宮。俗名邦光。 正徳2年2月2日（1712年3月8日）生。元文5年5月20日（1740年6月13日）薨。

有栖川宮職仁親王息。母家女房。桜町天皇猶子。聡宮、改節宮。二品。牛車。聖護院。 享保19年4月13日（1734年5月15日）生。明和7年閏6月25日（1770年8月16日）薨。

安永7年8月19日（1778年10月9日）相続。閑院宮典仁親王息。安永7年7月6日（1778年7月29日）生。安永9年3月27日（1780年5月1日）薨。号普門示現院。

近衛師久息。天明8(1788)年生。天保3年3月11日（1832年4月11日）入。号観真明院。〔系図纂要による〕

二条斉信息。母家女房。棟宮。 文政11年7月3日（1828年8月13日）生。安政5年7月29日（1858年9月6日）薨。号法自在院。

空海。父田公。母阿刀氏。宝亀5(774)年生。承和2年3月21日（ユリウス暦:835年4月22日）入定。

弘法の弟。貞観僧正。延暦24(805)年生〔諸門跡譜の没年齢７５歳から計算したもの 。異説有〕。元慶3年正月3日（ユリウス暦:879年1月28日）寂。

南池院僧正。弘仁9(818)年生。仁和3年11月22日（ユリウス暦:887年12月10日）寂。

葛野王男。大友皇子孫。醍醐寺開基。東南院草創。東寺一長者。 天長9(832)年生。延喜9年7月6日（ユリウス暦:909年7月25日）寂。

秦氏。讃岐国人。般若寺僧正。斉衡元(854)年生。延長3年6月11日（ユリウス暦:925年7月4日）入滅。

源激男。嵯峨天皇曾孫。或説右中弁淳茂男、菅丞相〔道真〕孫云々。普賢院。 寛平2(890)年生。天暦7年7月2日（ユリウス暦:953年8月13日）寂。

藤原晨省男。延命院。 延喜11(911)年生〔諸門跡譜の没年齢85歳から逆算〕。長徳元年2月27日（ユリウス暦:995年3月30日）寂。

宮道惟平子。小野僧正。雨僧正。天暦9(955)年生〔諸門跡譜の没年齢92歳から逆算〕。永承元年5月16日（ユリウス暦:1046年6月22日）寂。

仁海僧正僕隷之子。小野僧都。天喜4(1056)年生。永久6年正月7日（ユリウス暦:1118年1月30日）寂。

大威儀師仁勢男。鳥羽僧正。長暦2(1038)年生。天永3年4月24日（ユリウス暦:1112年5月21日）入滅。

源基平男。天喜4(1056)年生。保安2年閏5月8日（ユリウス暦:1121年6月24日）入寂。

諸門跡譜には中納言国俊卿男とある。厳覚僧正資。随心院初祖。

諸門跡譜には中原広忠男、博士従四位下広宗孫とあるが、押小路家譜に記載無し。 牛車。東大寺別当。東寺長者。護持僧。

中原親光男〔尊卑分脈によれば、親光は大江維光の子〕。中原広季為子。号越後僧正。号広橋僧正云々〔諸門跡譜〕。 法務。東寺一長者。牛車。嘉禎2年10月2日（ユリウス暦:1236年11月2日）寂〔10月は諸門跡譜による。系図纂要作12月〕。

藤原〔難波〕頼経男。頼輔卿孫。東寺一長者。 承安3(1173)年生。建長3年4月25日（ユリウス暦:1251年5月17日）卒。

左大弁藤原宣房男。光長卿孫。

藤原俊経男。建長6年11月29日（ユリウス暦:1255年1月9日）卒。

九条高実男

一条実経男。東寺一長者。永仁7年正月7日（ユリウス暦:1299年2月8日）卒。

一条家経男。東寺一長者。建治元(1275)年生。延慶元年11月3日（ユリウス暦:1308年12月15日）卒。

厳家舎弟。

一条経通男。

通厳舎弟。

二条師良息。

一条経嗣男。東寺一長者。

一条兼良男。醍醐寺。東大寺別当。東寺一長者。

二条持通猶子。実今小路師冬男

九条政忠男

諸門跡譜・諸門跡相承伝記によれば源雅重男。尊卑分脈等によれば、雅重舎弟有通の孫

藤原定長男。

九条兼孝男。母高倉永家女従三位熈子。東寺一長者。寛永21年7月21日（1644年8月23日）寂。

九条幸家男。母豊臣秀勝女。

天和2年5月26日（1682年7月1日）寂。

還俗尚実。 九条家相続。

九条尚実猶子。実二条治孝男。法務。 東大寺別当。明治8(1875)年11月12日寂。

明治9(1876)年2月19日寂。

明治24(1891)年1月31日寂。

明治24(1891)年10月30日寂。

 

源俊房息。母陸奥守藤原朝元女。天喜5(1057)年生〔諸門跡譜による。東寺長者補任によれば 没年齢は72歳で康平元(1058)年生〕。 東寺一長者。東大寺別当。大治4年4月1日（ユリウス暦:1129年4月21日）寂。

源顕房息。真言宗。醍醐寺座主。東寺一長者。東大寺別当。承保2(1075)年生〔東寺長者補任の没年齢75歳から逆算。諸門跡譜は没年齢76歳で承保元(1074)年生〕。 久安5年4月12日（ユリウス暦:1149年5月20日）卒。

源雅俊息。大僧都。寛治7(1093)年生〔諸門跡譜・三宝院列祖次第・系図纂要〕。 保元元年8月18日（ユリウス暦:1156年9月4日）寂〔諸門跡譜・系図纂要〕。

勝覚舎弟。母肥後守藤原重房女。本名明海。号勝倶眤(昵)院僧都〔三宝院伝法血脈〕。 長治元(1104)年生。已講。権少僧都。永暦元年2月24日（ユリウス暦:1160年4月2日）寂。号廟僧正。

本名勝憲。少納言藤原通憲息。東大寺別当。東南院。 保延4年2月18日（ユリウス暦:1138年3月30日）生。建久7年6月22日（ユリウス暦:1196年7月19日）寂。

雲上明覧大全无。藤原公保男。久寿元(1154)年生。法眼。権大僧都。

藤原成範息。醍醐寺座主。応保2(1162)年生。寛喜3年9月19日（ユリウス暦:1231年10月16日）入滅。

雲上明覧大全无。九条兼実息。

 雲上明覧大全无。惟明親王男。高倉院孫。東大寺。大僧都。法名聖真。

 雲上明覧大全无。松殿師家男。僧正。醍醐座主。金剛王院。号法性寺。

侍従藤原〔南家〕通成男。成範卿孫。権僧正。醍醐座主。号極楽房。建久3(1192)年生。弘長3年9月6日（ユリウス暦:1263年10月9日）寂。

土御門定通男。承久2(1220)年生。醍醐座主。東寺一長者。大僧正。号宝池院。弘安5年10月3日（ユリウス暦:1282年11月4日）卒。

山科実雄男。寛元3(1245)年生。醍醐座主。法印。権大僧都。

亀山院皇子。醍醐座主。僧正。閼伽井。母准后藤原貞子侍女督局〔纂輯御系図による〕。

 雲上明覧大全作聖賢。聖憲。近衛家実男。醍醐座主。東大寺別当。東南院。永仁元年9月11日（ユリウス暦:1293年10月11日）寂。没年齢は諸門跡譜５１歳、尊卑分脈５３歳。

亀山院皇子。無品。母藤原実平女。

中御門経任男。醍醐寺座主。弘長2(1262)年生。

洞院公守男。東寺一長者。醍醐寺座主。弘安3(1280)年生。

後二条院皇子。母三条公泰女権大納言局。無品。遍智院。醍醐寺座主。嘉元元(1303)年生。応安3/建徳元年9月27日（ユリウス暦:1370年10月17日）薨。

鷹司基忠男。醍醐座主。法務。大僧正。東大寺別当。東寺一長者。

日野俊光男。東寺一長者。醍醐座主。

柳原資明男。醍醐座主。東寺一長者。系図纂要によれば、母は源康世女。

伏見院皇子。母法印深源女広義門院西御方。無品。

日野時光男。

今小路師冬男。足利義満猶子。号法身院。永和4/天授4(1378)年2月生〔諸門跡譜による。系図纂要の没年齢から逆算すると康暦元/天授5(1379)年生〕。永享7年6月13日（ユリウス暦:1435年7月8日）寂。 准三后。法印。大僧正。東寺一長者。※雲上明覧大全は満済の前に実済が入る。

本名持満。足利満詮男。号後遍智院。准三后。法務。大僧正。東寺一長者。醍醐寺座主。 応永6(1399)年生。応仁2(1468)年閏12月寂。

近衛房嗣男。足利義教猶子。号宝池院。権僧正。法印。醍醐寺。

足利義政男。母日野重政女富子。号後法身院。応仁2年3月21日（ユリウス暦:1468年4月13日）生。文明15年9月17日（ユリウス暦:1483年10月18日）寂。権僧正。醍醐寺。*生没年は系図纂要による。

九条成家（政忠）男。足利義教猶子。号後普門院。文明元(1469)年生。延徳3年12月27日（ユリウス暦:1492年1月26日）入滅。権僧正。*生没年は系図纂要による。

二条[今小路]師冬男。二条持通猶子。号西南院。永正7年12月28日（ユリウス暦:1511年1月27日）入滅。法務。大僧正。醍醐寺。東寺一長者。随心院。

九条政基男。足利義稙猶子。号荘厳院。永正2年3月23日（ユリウス暦:1505年4月27日）生。永禄7年2月15日（ユリウス暦:1564年3月27日）入滅。法印。大僧正。東寺一長者。

二条晴良男。足利義昭猶子。永禄元年8月20日（ユリウス暦:1558年10月1日）生。寛永3年閏4月21日（1626年6月15日）入滅。号灌頂院。准三后。大僧正。三宝院。醍醐寺座主。東寺長者。

鷹司信房男。母佐々成政女。号後荘厳院。慶長12年3月23日（1607年4月19日）生。寛文元年5月13日（1661年6月9日）入滅。大僧正。醍醐寺。*母名・没年は系図纂要による。

鷹司教平息。母上冷泉為満女満子。大僧正。 寛永16(1639)年生。宝永4年11月5日（1707年11月28日）入滅。号後宝池院〔系図纂要。鷹司家譜作宝池院〕。

鷹司房輔息。母家女房。大僧正。 寛文10(1670)年生。元文元年12月9日（1737年1月9日）入滅六十七歳〔系図纂要〕。号審安院〔鷹司家譜。系図纂要作後金剛輪院〕。

近衛家熈息。権僧正。正徳4(1714)年生〔系図纂要〕。 享保18年9月7日（1733年10月14日）入滅〔系図纂要〕。号後三宝院。

一条兼香息。母家女房。延享3年8月11日（1746年9月25日）生〔一条家譜〕。 宝暦10年8月8日（1760年9月16日）寂〔系図纂要〕。 ※雲上明覧大全による。日本仏家人名辞書无。 又一条家譜によれば良演の甥（道香の子）も三宝院相続とある。

鷹司輔平息。母家女房。理君。法務。大僧正。准三宮。東寺一長者。安永2年9月5日（1773年10月20日）生。 弘化5年正月16日（1848年2月20日）寂。号得自在院。

鷹司政熈息。母侍従源〔蜂須賀〕重喜朝臣女。大僧都。法印。寛政5年8月4日（1793年9月8日）生。 文化7年3月10日（1810年4月13日）寂。号法界心院。

鷹司政熈息。母家女房。長君。法務。大僧正。 文化5年11月16日（1809年1月1日）生。安政3年5月27日（1856年6月29日）寂。自足心院。

藤原政兼男。母源済政女。法印。大安寺別当。長谷寺別当。興福寺権別当。長暦2(1038)年生。康和2年7月14日（ユリウス暦:1100年8月21日）寂。

源頼成男。満仲曾孫。長谷寺別当。永承5(1050)年生。康治元年10月10日（ユリウス暦:1142年10月30日）入滅〔生年月日は松園家譜による〕。

藤原師実男。母源師房女従一位麗子。号内山僧正。法務〔松園家譜によれば、法眼権少僧都〕。興福寺別当。長谷寺別当。金峯山検校。 康和3(1101)年生。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。藤原季仲男。母源公房女。少僧都。 承保2(1075)年生。天養2年正月元日（ユリウス暦:1145年1月25日）寂。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。従四位上右馬頭藤原師行男。西大寺別当〔僧綱補任〕。 承暦4(1080)年生。久安元年11月1日（ユリウス暦:1145年12月16日）寂。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

藤原忠通男。母源国信女。法務。菩提山。内山本願。興福寺別当。長谷寺別当。金勝寺別当。金峯山検校。一乗院兼帯。仁平3(1153)年生。貞応3年11月19日（ユリウス暦:1224年12月30日）寂。

松殿基房男。信円資。禅定院号中僧正。法務。興福寺別当。長谷寺別当。金峯山検校。 治承4(1180)年10月生。嘉禎2年2月19日（ユリウス暦:1236年3月27日）寂。

九条道家息。母西園寺公経女。法務。興福寺別当。長谷寺別当。金峯山検校。橘寺別当。 建保2(1214)年生。文永9年11月26日（ユリウス暦:1272年12月17日）寂。

近衛基通男。信円僧正資。法務。興福寺別当。一乗院兼帯。大覚寺。 正治元(1199)年生。康元元年10月17日（ユリウス暦:1256年11月5日）寂。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

九条教実男。法務。興福寺別当。長谷寺別当。橘寺別当。金峯山検校。薬師寺別当。菩提山別当。 安貞2(1228)年生。弘安6年7月13日（ユリウス暦:1283年8月7日）寂。

一条実経男。母良性法印女。法務。興福寺別当。長谷寺別当。橘寺別当。薬師寺別当。 金峯山検校。正嘉元(1257)年生。正中元(1324)年寂。

＊松園家譜による。諸門跡譜等无。九条忠家男。弘安8年3月14日（ユリウス暦:1285年4月20日）寂。

一条家経男。法務。興福寺別当。長谷寺別当。橘寺別当。薬師寺別当。 金峯山検校。弘安5(1282)年生。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

九条師教男。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

一条内実男。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

九条房実男。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

松園家譜作教尊。九条道教男。

九条経教男。＊松園家譜は、教信で鷹司冬通男とある。 長谷寺別当。権少僧都。応永11年11月11日（ユリウス暦:1404年12月13日）寂〔松園家譜〕。号讃岐禅師〔系図纂要〕。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

九条経教男。延文4/正平14(1359)年生〔松園家譜〕。康暦2/天授6年12月3日（ユリウス暦:1380年12月30日）隠居〔松園家譜〕。 応永35年4月18日（ユリウス暦:1428年6月1日）寂〔松園家譜・系図纂要〕。号後已心寺〔系図纂要〕。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

九条経教男。大僧正。長谷寺別当。橘寺別当。薬師寺別当。永和4/天授4(1378)年生〔松園家譜〕。 応永17年3月26日（ユリウス暦:1410年4月30日）入〔松園家譜・系図纂要〕。号後室峯院〔系図纂要〕。

松園家譜・諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。九条経教男。

松園家譜・諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。九条満教男〔松園家譜作九条経教男〕。

松園家譜・諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。一条兼良男。興福寺別当。長谷寺別当。橘寺別当。 薬師寺別当。法務。 永享2年8月7日（ユリウス暦:1430年8月25日）生。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

松園家譜・諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。二条持通男

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

諸門跡相承伝記による、諸門跡譜无。一条冬良男。

九条尚経男〔尊卑分脈・諸門跡相承伝記による。諸門跡譜作九条政基男〕。 興福寺別当。薬師寺別当。明応7(1498)年生〔松園家譜〕。 大永6年7月28日（ユリウス暦:1526年9月4日）入〔松園家譜・系図纂要〕。号後大喜院〔系図纂要〕

九条尚経男。興福寺別当。

二条尹房男。薬師寺別当。大安寺別当。法隆寺別当。興福寺別当。天文8(1539)年生。 天正13年11月20日（1586年1月9日）寂。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。二条昭実男。

将軍義昭男。

鷹司信房男。母侍従源[佐々]成政女。号後理趣院。興福寺別当。 慶長2(1597)年生。延宝4年4月3日（1676年5月15日）卒〔松園家譜〕。

或信雅。鷹司教平男。

鷹司房輔男。興福寺別当。薬師寺別当。 延宝2年7月19日（1674年8月20日）生。元禄14年5月2日（1701年6月7日）卒。号円光院〔鷹司家譜〕。

鷹司房輔男。興福寺別当。元禄4(1691)年生〔松園家譜。系図纂要作元禄2(1689)年〕。宝暦14年4月18日（1764年5月18日）卒。 号仰高院〔鷹司家譜〕。

二条吉忠男。祖父綱平為子〔二条家譜〕。興福寺別当。 享保6年正月28日（1721年2月24日）生。安永6年5月8日（1777年6月13日）寂。号後龍華樹院。

鷹司輔平男。興福寺別当。 安永2年5月12日（1773年7月1日）生。文政12年9月20日（1829年10月17日）卒〔鷹司家譜21日〕。

＊松園家譜作昭尋。鷹司政熈男。母侍従源〔蜂須賀〕重喜朝臣女。 周君。大乗院。大僧正。号隨応心院。 寛政3年12月10日（1792年1月3日）生。天保3年12月21日（1833年2月10日）化。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

＊松園家譜による、諸門跡譜无。再任。

二条治孝男。二条斉信養子。松園家祖。興福寺別当。薬師寺別当。 文化8年正月1日（1811年1月25日）生。明治8(1875)年3月16日卒。

尚嘉。九条尚忠男。興福寺別当。薬師寺別当。丹生川上神社宮司。夫人石野基佑長長女満子。 天保11年4月7日（1840年5月8日）生。

以仁王息。後白河院孫。母高階盛章女。号西院。承安4(1174)年生〔諸門跡譜の没年齢55歳から逆算、本朝皇胤紹運録頭書によれば没年齢は54歳〕。安貞2年8月5日（ユリウス暦:1228年9月4日）寂。法務。大僧正。仁和寺。東寺一長者。東大寺別当。

日本仏家人名辞書による。諸門跡譜・仁和寺諸院家記无。

土御門院皇子。母治部卿局。無品。仁和寺。 元仁元(1224)年生。弘安4年閏7月15日（ユリウス暦:1281年8月30日）。

仁和寺諸院家記による。西院。大僧正。

仁和寺諸院家記による。西院。法印。

亀山院皇子。母准后藤原貞子侍女督局〔纂輯御系図による〕。醍醐座主。西院〔仁和寺諸院家記〕。 三宝院。

亀山院皇子。母左少将久我通能女。無品。仁和寺。僧正。西院〔仁和寺諸院家記〕。

仁和寺諸院家記による。宮僧正。後一品親王云々。又申大覚寺宮。西院。 永徳2/弘和2年10月26日（ユリウス暦:1382年12月1日）入滅。

仁和寺諸院家記による。大僧正。西院。

仁和寺諸院家記による。

恒明親王息。亀山院孫。

康仁親王息。後二条院曾孫。母公泰女。僧正。仁和寺。

康仁親王息。号西院。

※日本仏家人名辞書による。恒明親王息。亀山院孫。

※日本仏家人名辞書による。伏見宮貞常親王息。後土御門院猶子。

※日本仏家人名辞書による。後光厳院皇子。

※日本仏家人名辞書による。後円融院皇子。

※日本仏家人名辞書による。

西園寺公益息。慶長15(1610)年生。大僧正。東寺一長者。大覚寺宮性真親王資。延宝2年11月27日（1674年12月24日）寂。後光明乗院。

久我広通息。母貞清親王息女。寛文8(1668)年生。大僧正。法務。東寺一長者。享保18年11月15日（1733年12月20日）寂。号後法界身院。※系図纂要による。

鷹司政熈息。東大寺。権僧正。法印。文政4年4月20日（1821年5月21日）寂（系図纂要による。日本仏家人名辞書によれば正月23日）。号自性観院。

藤原有範長男。母対馬守源義親女称吉光。 承安3年4月1日（ユリウス暦:1173年5月14日）生。弘長2年11月28日（ユリウス暦:1263年1月9日）寂。室藤原兼実女玉日。

鎮守府将軍平国香の裔下野国司国春長男。称椎尾弥三郎春時。 承元3年2月10日（ユリウス暦:1209年3月17日）生。正嘉2年3月8日（ユリウス暦:1258年4月13日）寂。

越後国井東人。法印大僧都。

鎮守府将軍平国香の裔下野国真岡城主大内国行三男。称大内冠者行弘。 建暦元年5月5日（ユリウス暦:1211年6月17日）生。康永2/興国4年12月18日（ユリウス暦:1344年1月4日）寂。

専空次男。文保元(1317)年8月生。応安2/正平24年7月11日（ユリウス暦:1369年8月13日）寂。

専空長男。正和3(1314)年6月生。康暦2/天授6年4月14日（ユリウス暦:1380年5月18日）寂。

専空兄証西子。元徳3/元弘元(1331)年生。明徳元/元中7年6月16日（ユリウス暦:1390年7月28日）寂。

順証男。康応元/元中6(1389)年生。康正3年正月28日（ユリウス暦:1457年2月22日）寂。

定順男。応永23(1416)年生。寛正5年5月24日（ユリウス暦:1464年6月28日）寂。

定顕男。室加賀守護職富樫介政親女。永享6(1434)年生。永正9年10月22日（ユリウス暦:1512年11月30日）寂。

※常磐井家譜では歴代に数えていない。後土御門天皇第三皇子〔本朝皇胤紹運録に記載无〕。 諱尊平。天正9年7月4日（ユリウス暦:1581年8月3日）薨。号喜雲院宮。

真慧男。母加賀守護職富樫介政親女。贈権僧正。延徳2(1490)年生。

足利義晴男。母近衛尚通女。実飛鳥井雅綱男。大永7(1527)年生。慶長14年正月21日（1609年2月25日）寂。 室乙部藤政女常照院。

堯慧男。初名堯応。近衛前久猶子。天文18(1549)年生〔没年齢70歳から計算すると天文19(1550)年〕。元和5年9月20日（1619年10月27日）寂。号超光院。 室織田信清女大信院。

堯真長男。母織田氏。近衛信基猶子。室伊勢国松坂城主古田重勝女智光院。 天正10(1582)年生。号祥雲院。法印。大僧正。寛文6年12月19日（1667年1月13日）入。

堯秀長男。母古田氏。近衛信尋猶子。法印。権僧正。号教授院。室藤堂高虎女高松院。

花山院定好男。母鷹司信尚女。近衛尚嗣猶子。室藤堂高次女大空院。

伏見宮貞致親王息。称勝宮。母家女房。系図纂要によれば近衛基熈猶子。元禄7年正月22日（1694年2月15日）生。 宝暦3年正月2日（1753年2月4日）寂。号歓喜心院。室京極宮文仁親王女常子女王（紫雲院）。

初名円智。有栖川宮職仁親王息〔系図纂要・系図綜覧によれば実は音仁親王の子で祖父職仁の養子〕。称季宮。 延享3年11月23日（1747年1月3日）生〔系図纂要作延享5年3月18日（1748年4月15日）〕。文政2年10月23日（1819年12月10日）薨。号無上々院宮。 室伏見宮貞建親王養女（実専修寺円超女）近子女王（賀伝宮。清浄鏡院）。

有栖川宮織仁親王息。実鷹司輔平男。母播磨守山形宗弟女。章宮。 天明8年7月10日（1788年8月11日）生。天保8年12月3日（1837年12月29日）寂。号真無量院宮。 室藤堂高嶷女彩子（霜信院）。

有栖川宮韶仁親王息。実円祥三男。母藤堂氏。称学宮。幼名松若。号清浄楽院宮。 文化14(1817)年生。文久元年5月16日（1861年6月23日）寂。室鷹司政通女介子（授光院）。

有栖川宮幟仁親王息。実近衛忠熈男。規宮。

善鸞男。法印権大僧都。

宗昭。宗恵法印（覚恵）男。広橋兼仲猶子。法印権大僧都。

光玄。覚如男。母教仏女播磨局。日野俊光猶子。法印権大僧都。 正応3年6月4日（ユリウス暦:1290年7月11日）生。応安6/文中2年2月28日（ユリウス暦:1373年3月22日）入。

綱厳。在覚男。広橋兼綱猶子。法印権大僧都。号素竹房。小字光威。 明徳元/元中7年7月20日（ユリウス暦:1390年8月30日）入。

慈観男。広橋仲光猶子。法印権大僧都。 貞治4/正平20(1365)年生。永享3年5月7日（ユリウス暦:1431年6月16日）入。功徳院。瑞応院。

慈達男。広橋兼宣猶子。法印権大僧都〔木辺家譜〕。 応永2(1395)年生。寛正4年6月30日（ユリウス暦:1463年7月16日）入。安楽院〔系図纂要〕。

伏見宮邦高親王男。徳池宮。文安3(1446)年生。享徳4年6月10日（ユリウス暦:1455年7月24日）入。平等心院。

慈賢男。法印権大僧都。文安3(1446)年生。延徳元年11月2日（ユリウス暦:1489年11月24日）入。楽寿院。

広橋兼秀男。実高倉範久男。母冷泉為広女。法印権大僧都。御寿丸。究竟院。

慈澄男。広橋国光猶子。正覚院。

慈養男。広橋兼勝猶子。頓乗院。

広橋兼賢男。速得院。

広幡豊忠三男。京極宮家仁親王猶子。不可説院。

桂宮家仁親王猶子。功徳清浄光院。

一条輝良男。無量寿院。

一条忠良猶子。成正覚院。

歓慈男。一条忠香猶子。母伏見宮貞敬親王女潤屋宮。 天保12年10月11日（1841年11月23日）生。 夫人大谷達智長女皋子[弘化4(1847)年5月 〜 大正元年10月]〔現代華族譜要〕。

広幡忠礼四男。現代華族譜要によれば、明治4年2月生〔華族名鑑作明治4年2月6日（1871年3月26日）〕。明治27年12月卒。

藤原有範男。母対馬守源義親女。承安2年4月1日（ユリウス暦:1172年4月25日）生〔渋谷家譜作承安3(1173)年4月〕。

承元3(1209)年2月生〔渋谷家譜〕。

光信。

願明。

願念。法仙院。

了円。平等院。

空性。光山院。

了英。

唯了。

堯経。真解脱院。

経実。二条持基男。応永34(1427)年9月生〔9月は渋谷家譜による〕。 文明元年5月17日（ユリウス暦:1469年6月26日）入〔17日は系図纂要による〕。無礙光院。

経豪。

経照。

経堯。

佐超。経堯養子。実本願寺光佐男。永禄7年正月22日（ユリウス暦:1564年3月5日）生。

昭玄。佐超男。権僧正。法印。天正13年壬10月7日（1585年11月28日）生。

昭超。昭玄男。僧正。法印。慶長12年閏4月8日（1607年6月2日）生。

円超。昭超男。僧正。法印。寛永8年8月6日（1631年9月2日）生。

由常。円超男。法眼。大僧都。寛文12年10月13日（1672年12月2日）生。

常勤。昭超孫。大僧正。法眼。寛文11年2月28日（1671年4月7日）生。

常順。常勤男。大僧正。法眼。元禄15年8月9日（1702年8月31日）生。

闡揚。常順男。権僧正。法眼。元文2年8月3日（1737年8月28日）生。

堯揚。常順孫。無位官。寛政3年10月15日（1791年11月10日）生。

摂生。本願寺光雄男。権僧正。法眼。安永5年10月21日（1776年12月1日）生。

堯揚男。文化5年2月16日（1808年3月12日）生。

摂信男。嘉永5年6月8日（1852年7月24日）生。

藤原有範男。母対馬守源義親女。承安3(1173)年4月生〔華園家譜作承安2年4月1日（ユリウス暦:1172年4月25日）〕。

承元3(1209)年2月〔系図纂要係10日〕生。

光信。

願明。

願念。法仙院。文永3(1266)年5月生〔5月は渋谷家譜による〕。正和5(1316)年5月〔系図纂要係26日〕寂。

了円。平等院。弘安9(1286)年6月生。文和2/正平8(1353)年5月〔系図纂要係16日〕寂。

空性。光山院。少僧都。永仁3(1295)年5月生。建武3(1336)年正月〔系図纂要係8日〕寂。

了英。

尼。了源室。無上々院。永和2/天授2(1376)年正月〔系図纂要係23日〕寂。

源讃。即成就院。

堯経。真解脱院。

経実。二条持基男。応永34(1427)年9月生〔9月は渋谷家譜による〕。文明元年5月17日（ユリウス暦:1469年6月26日）入〔17日は系図纂要による〕。無礙光院。

堯仁。二条持基男。性善実弟。大僧都。法印。永享2(1430)年正月生。文亀3年5月6日（ユリウス暦:1503年5月31日）入。無量寿院。

堯守。光教男。少僧都。法眼。康正元(1455)年10月生。永正9年9月14日（ユリウス暦:1512年10月23日）入。歓喜心院。 ※系図纂要によれば二条持通猶子。

堯賢。経誉男。権少僧都。法眼。文亀3(1503)年6月生。永禄12年8月24日（ユリウス暦:1569年10月4日）入。真実明院。 ※系図纂要によれば二条尹房猶子。

経光男。法印。永禄2(1559)年9月生〔渋谷家譜。系図纂要作永禄2年3月5日（ユリウス暦:1559年4月12日）〕。 天正19年11月9日（1591年12月24日）入。功徳聚院。※系図纂要によれば二条尹房猶子。

経範男。権僧正。法印。天正5(1577)年3月生。元和4年8月5日（1618年9月23日）入。大悲心院。 ※系図纂要によれば二条晴良猶子。

存海男。権僧正〔系図纂要作僧正〕。法印。慶長11(1606)年2月生〔渋谷家譜。系図纂要作慶長11年5月3日（1606年6月8日）〕。 明暦2年7月28日（1656年9月16日）入。龍光院。 ※系図纂要によれば二条昭実猶子。

隨庸。良正院。妻山内忠豊女。

隨如。興正寺昭超男。龍秀院。妻吉川監物女。

寛如。興正寺常勤男。無量覚院。

順如。清浄楽院。妻有栖川宮職仁親王女経子女王（実音仁親王女。知足院）。

隨応。清浄勲院。妻藤堂高崧女。

隨念。文化2年6月19日（1805年7月15日）生。弘化2年正月23日（1845年3月1日）入。功徳蔵院。妻二条治孝女近子。

鷹司政通男。天保15(1844)年正月生。妻松平斉韶女。

伏見宮邦家親王男。六十宮。清棲伯爵。文久2(1862)年5月生。

上野守〔尊卑分脈作上野介〕藤原季安男。或云近江守藤原有佐男〔菩提院門跡列祖次第此れに同じ〕。号近江大僧都。

元行宴。号少輔法眼。総在庁行俊息。

※仁和寺諸院家記による。

尊隆法眼息。号三位僧都、又号相応院。

任尊法橋〔尊卑分脈作法眼〕真弟子。東寺一長者。

隆寛法眼息〔藤原良門裔〕。号亮法印。

藤原実有息。号大納言僧正。東寺一長者。東大寺別当。

※仁和寺諸院家記による。中院通成息。東寺一長者。大僧正法務。牛車。護持。真光院。

徳大寺公孝息。号太政大臣僧正。東寺一長者。弘安元(1278)年生。 正中元年5月3日（正中元年5月3日）〔或2日〕入滅。

堀川基具男〔仁和寺諸院家記による。尊卑分脈によれば、具守男〕。本号大金剛院。 永仁5(1297)年生。建武4/延元2年7月19日（ユリウス暦:1337年8月15日）入滅。

中院通重男。本号教王院。 乾元元(1302)年生。康永2/興国4年2月22日（ユリウス暦:1343年3月18日）入滅。

※仁和寺諸院家記による。真光院。

中院通時男〔系図纂要によれば通頼男。通時舎弟〕。中院通顕猶子。東寺二長者。

堀川具親男。東寺一長者二度。

菩提院門跡列祖次第・仁和寺諸院家記によれば、中院内大臣顕成公息とある。 南方北畠准后〔親房〕舎弟云々。文明4年3月6日（ユリウス暦:1472年4月14日）入滅。

久我通宣息。

久我通尚息。

中院通世息。

広橋国光息。

上冷泉為満息*１。広橋兼勝猶子。 慶長11年11月6日（1606年12月5日）生〔仁和寺御伝〕。

勝宝院阿闍梨。又号仏頂房。

勝宝院已講。又号定法房。

源俊隆男。母藤原為隆女。藤原能保為子。号勝宝院法印・弥勒寺。

源頼朝男。母伊達蔵人藤原頼宗女。若宮別当。号勝宝院法印・鎌倉法印・高野法印。

西園寺実氏男。法務。大僧正。東寺一長者。護持僧。貞応元(1222)年生。文永10年7月13日（ユリウス暦:1273年8月26日）卒。

西園寺実氏男。法務。大僧正。東寺一長者。護持僧。嘉元2年12月2日（ユリウス暦:1304年12月29日）卒。

西園寺実兼男。法務。大僧正。東寺一長者。

勝宝院門跡列祖次第・系図纂要によれば、大宮季衡男〔尊卑分脈无〕。号右大臣法印〔系図纂要〕。

勝宝院門跡列祖次第・系図纂要によれば、西園寺実俊男〔尊卑分脈・西園寺家譜无〕。

滋野井季吉男。広橋兼賢猶子。法印。大僧都。

本名賢仁。俗性高野〔理性院院務次第〕。賢円威儀師少別当息。号金剛王院阿闍梨・三密房・西光院。大元別当。 法林寺大安寺東安寺別当。

藤原輔明息。

源雅兼息。号金剛王院大僧都・蓮華院。

藤原俊盛息。醍醐寺座主。

藤原基輔息。牛車。醍醐寺座主。護持僧。

松殿師家息。醍醐寺座主。

九条道家息。本名道賢。殿法師。

中山兼季息。護持僧。牛車。醍醐寺座主。

金剛王院大僧都。

北畠師重息。二条師忠猶子。東寺二長者。

号大慈院。東寺二長者。

東寺二長者。

本名頼俊。東寺二長者。

藤原家尹息。二条師嗣猶子。号大慈院・神光院。 護持僧。東寺二長者。

護持僧。

二条満基猶子。号中性院。護持僧。牛車。

或隆快。鷲尾隆遠息。二条持基猶子。

甘露寺元長息。二条持通猶子。

甘露寺伊長息。二条政嗣猶子。或持詔。※尊卑分脈は 伊長弟。

滋野井季国息。二条尹房猶子。

五辻為仲息。

冷泉為親息。中山親綱孫。

延暦14(795)年生。貞観15年7月7日（ユリウス暦:873年8月3日）寂。

池上氏。平安城人。或説真紹甥。号禅林寺僧正、又円覚寺僧正。

藤原師輔男。母醍醐院皇女康子内親王。号禅林院。天暦9(955)年生。長久4年9月16日（ユリウス暦:1043年10月21日）入滅〔没日は或14日〕。牛車。法務大僧正。仁和寺。東寺一長者。東大寺別当。

花山院皇子。深覚資。号禅林寺・号坐禅院・石山僧都。長保5(1003)年生。永承5年6月15日（ユリウス暦:1050年7月6日）寂。法務。権大僧都。仁和寺。東大寺別当。石山座主。東寺一長者。

昭登親王息。花山院孫。深覚僧正入室。冷泉天皇為子。号石山僧都。法務。権大僧都。東寺一長者・石山座主・東大寺別当。

八幡別当元命三男。実源〔光孝源氏〕国経男(尊卑分脈)。号禅林寺律師。長元5(1032)年〔或長元6(1033)年〕生。天永2年11月2日（ユリウス暦:1111年12月4日）寂。

藤原〔松殿〕基房男。法印。権僧都。園城寺。

後鳥羽院皇子。母舞女姫法師。大僧都。園城寺。

九条道家男。号禅林寺・狛僧正・常喜院。僧正。園城寺。三井長吏。

洛陽人。東寺実恵之徒。延暦17(798)年生。貞観13年9月23日（ユリウス暦:871年11月9日）寂。

藤原遠度男。寛朝僧正入室。

藤原遠度男。源覚僧都弟子。朝寿律師入室。

春宮大夫宮道季実男。厳覚僧都資。

洞院実夏息。母家女房藤原光久朝臣女（実夏母妹）。宗意律師資。

大僧正。

広橋兼郷息。宣助法印資。仁和寺。大僧正。直叙法眼

藤原通氏息。法印。光誉僧正資。

日野光国息。或実浄。仁和寺。法務僧正。東寺長者。

本名光海。日野俊光息。小野。大僧都。大元別当。

権僧正。

久我通宣息。或久我具通子。興福寺別当。大僧正。

三条（正親町三条）実博男。左中将公為孫。三条（正親町三条）実治曾孫。法印。

四条隆衡息。仁和寺。香隆院。

明応8年9月10日（ユリウス暦:1499年10月14日）寂。

有明親王男。醍醐天皇孫。母藤原仲平女。天台座主。天慶9(946)年生。寛仁4年7月5日（ユリウス暦:1020年7月27日）寂。

藤原基通男。母法印最舜女。金剛寿院。法務。大僧正。天台座主。文治2(1186)年生。嘉禎4年8月23日（ユリウス暦:1238年10月2日）入滅53歳。

近衛基平男。

近衛家基男。母家女房。天台座主。金剛寿院。

近衛経平男。母仲高入道女。

近衛家平男。慈勝僧正資。

近衛道嗣男。天台座主。一身阿闍梨。僧正。

近衛房嗣男。大僧正。

近衛家実男。母藤原忠行女。法務。大僧正。護持。天台座主。青蓮院。金剛寿院。円基僧正資。 寛喜3(1231)年生〔尊卑分脈・諸門跡譜。系図纂要作寛喜2(1230)年〕。建治2年8月7日（ユリウス暦:1276年9月16日）入滅。

鷹司兼平男。慈禅僧正資。

鷹司房平男。

鷹司基忠男。

鷹司基忠男。

藤原忠経男。金剛寿院。定心房座主。法勝寺供養導師。

藤原資仲男。金剛寿院。

輔仁親王息。後三条院孫。無品。延暦寺。少僧都。号〔諸門跡譜作本名〕応仁。

足利満詮男。義持猶子。准三后。天台座主。大僧正。

源顕雅男。僧正。天台座主。日吉別当。保延元(1135)年生。建仁元年2月17日（ユリウス暦:1201年3月23日）寂。

還俗義視。足利義教男。永享11年閏正月18日（ユリウス暦:1439年3月3日）生〔月日は系図纂要による〕。延徳3年正月7日（ユリウス暦:1491年2月15日）薨。以下、系図纂要による。母小宰相局。大智院久山道存。贈太政大臣従一位。号今出川。

近衛兼経男。母家女房〔隆慶法眼女大進局〕。金剛寿院。権僧正。

藤原兼実男。母修理大夫藤原頼輔女。号大御堂。法務大僧正。一身阿闍梨。天台座主。青蓮院。 法性寺座主。法成寺検校。天王寺別当。 仁治2年12月17日（ユリウス暦:1242年1月19日）入滅〔諸門跡譜による。尊卑分脈仁治3年12月17日（ユリウス暦:1243年1月9日）〕。

藤原良平男。権僧正。一身阿闍梨。延暦寺。日吉別当。

藤原良平男。母左京大夫兼教女。良禅資。僧正。延暦寺。天台座主。

二条良実男。母藤原隆忠女、或藤原基忠女隆忠孫。号中西。法印。大僧都。延暦寺。

藤原頼経男。最源資僧正、又尊豪〔尊卑分脈作尊家〕法印資。牛車。法務。大僧正。延暦寺。天台座主。

二条良実男。源恵資。大僧正。延暦寺。天台座主。

源顕広王男。花山源氏。行舜僧正資。法印。大僧都。園城寺。

白川仲資王男。大僧都。園城寺。

白川資基王。僧正。園城寺。

後光厳院皇子。母藤原氏法印長快〔内麿公孫常住院坊官〕女左京大夫局。守恵僧正入室。延暦寺。

惟康親王息。後嵯峨院曾孫。源恵大僧正資。天台座主。日光別当。

惟康親王息。或久明親王〔後深草院皇子〕子。親源僧正資。天台座主。

藤原為光男。園城寺〔尊卑分脈作延暦寺〕。僧正。

土御門院皇子。母高階仲資女美作掌侍。園城寺。無品。長吏。弘長3年正月14日（ユリウス暦:1263年2月23日）入滅〔要記〕。

土御門院皇子。母源通宗女通子。〔纂輯御系図による。諸門跡譜作母治部卿局〕。園城寺。無品。覚仁資。熊野検校。

後嵯峨院皇子。母藤原兼房女（一説九条兼良女）、実法眼証円女。無品。双林寺。号新熊野。静仁資。

二条良実息。隆弁資。

惟康親王息。後嵯峨院曾孫。園城寺。道瑜僧正資。

惟康親王息。園城寺。大僧正。

藤原俊忠息。号尾坂僧正。妙法院。本覚院。歴代天台。 承安7年6月12日寂〔※諸門跡譜・尊卑分脈・系図纂要によるが、承安は5年まで。系図纂要の没年齢は78歳〕。

今出川教季男。

伏見宮貞常親王息。母庭田重有女盈子。後柏原帝猶子〔新撰座主伝作後土御門帝猶子〕。二品〔新撰座主伝作無品〕。天台座主。妙法院。 天文10年正月26日（ユリウス暦:1541年2月21日）薨〔系図纂要〕。

高倉永敦男。

堯棟？

八条隆英男。母三条実治女。寛保元年7月1日（1741年8月11日）生。大僧都。

勧修寺顕道男。

勧修寺経則男。

藤原師輔男。母延喜帝[醍醐天皇]皇女雅子内親王。慈恵大僧正資。号飯室和尚。謚号慈忍。 天慶6(943)年生〔没年齢４８歳から逆算。没年齢は或３８歳〕。 永祚2年2月17日（ユリウス暦:990年3月16日）入滅。権僧正。一身阿闍梨。天台座主。

播磨守藤原遠度男。長元8年7月29日（ユリウス暦:1035年9月3日）寂。少僧都。延暦寺。

藤原忠通男。母源盛経女。号慈徳寺。相命法印入室。俊堯僧正資。権僧正。延暦寺。

九条道家男。母少納言源重房女。暦仁元(1238)年生。正安2年5月9日（ユリウス暦:1300年5月28日）寂。慈源資。法務。大僧正。天台座主。天王寺別当。

粟田口忠良男。母俊経女。法印。延暦寺。西塔院主。

一条内実男。本名慈仙。慈深入室。大僧正。延暦寺。

一条経通男。尊道法親王資。大僧正。護持。天台座主。

藤原〔中御門[松木]〕宗俊男。母源俊房女。法印。権大僧都。延暦寺。

 

藤原〔九条〕良経男。母宜秋門院女房左馬助政綱女。号大吉祥院。法務。大僧正。園城寺。三井長吏。三山検校。新熊野検校。

藤原〔九条〕良経男。母大膳大夫信成〔或業〕女。号御室戸僧正。大僧正。園城寺。三井長吏。三山検校。

九条道家男。良尊資。乾元2年正月5日（ユリウス暦:1303年1月23日）寂〔没年齢は尊卑分脈７２歳[貞永元(1232)年生]、諸門跡譜７３歳[寛喜3(1231)年生]〕。法務。大僧正。牛車。園城寺。三井長吏。新熊野検校。三山検校。

一条実経男。母良性法印女。行昭資。文応元(1260)年生。正応5年7月5日（ユリウス暦:1292年8月18日）入滅。大僧正。園城寺。

一条家経男。行昭弟子。准三宮。大僧正。園城寺。三井長吏。三山検校。新熊野検校。

一条家経男。道昭資。正応4(1291)年生。延文5/正平15年8月12日（ユリウス暦:1360年9月22日）入滅。大僧正。園城寺。三井長吏。三山検校。新熊野検校。

二条兼基男。道瑜僧正資。法務。大僧正。園城寺。三井長吏。三山検校。新熊野検校。実相院。 平等院執印。 元徳2(1330)年生〔系図纂要〕。応安3/正平25年正月30日（ユリウス暦:1370年2月26日）牛車。 明徳元/元中7年10月2日（ユリウス暦:1390年11月9日）准三后。 応永4年8月21日（ユリウス暦:1397年9月12日）入滅〔系図纂要〕。

九条経教男。良瑜資。大僧正。園城寺。三井長吏。

大学頭藤原邦行男。弾正少弼邦俊孫。法印。

藤原隆房息。文永2年10月18日（ユリウス暦:1265年11月27日）任大僧正。弘安6年8月15日（ユリウス暦:1283年9月7日）寂。三井長吏。

鷹司基忠息。法務。大僧正。静珍道瑜資。三井長吏。 号堀川僧正、又号南瀧院〔鶴岡八幡宮寺社務職次第〕。

二条良実息。准三后。大僧正。康元元(1256)年生。延慶2年7月2日（ユリウス暦:1309年8月7日）入滅。三井長吏。三山検校。新熊野検校。法住寺。諸僧一座。隆弁資。

二条良基息。改道意。良瑜資。衆僧一座。牛車。三井長吏。実相院。南滝寺。

二条良基息。准后。聖護院兼帯。

二条兼基息。僧正。園城寺。住関東。

源頼家次男。母源重長女（吾妻鏡。尊卑分脈作比企判官藤原能員女）。号悪禅師。建保7年正月29日（ユリウス暦:1219年2月15日）〔吾妻鏡作27日〕卒。園城寺。若宮別当。

源頼家男。母昌実法橋女。童名千手丸。承久元年10月6日（ユリウス暦:1219年11月14日）〔吾妻鏡作建保2年11月13日（ユリウス暦:1214年12月15日）〕自害。若宮別当。

源〔仁木〕師義男。義継孫。大僧正。若宮別当。

兵部大輔葛野王息。天智天皇曾孫。東南院開基。法務。僧正。醍醐寺。随心院。天長9(832)年生。延喜9年7月6日（ユリウス暦:909年7月25日）入寂。

近衛家実息。母宇佐大宮司公通女。

近衛家実息。母藤原忠行女〔鷹司兼平母の妹〕。聖賢僧正資。東大寺別当。醍醐座主。

或仁証。藤原師実息。母源顕房女。園城寺。法印。

近衛道経息。

恒明親王息。亀山院孫。早世。

邦世親王息。後二条院曾孫。

藤原公成息。母淡路守藤原定佐女。東大寺別当。

藤原実俊息。公源法印資。快雅僧正受法。延暦寺。大僧正。

或豪円。元公全。藤原実国息。慈鎮僧正資。無動寺検校。法印権大僧都。 承安2(1172)年生〔僧官補任〕。元仁2年3月14日（ユリウス暦:1225年4月23日）寂〔僧官補任〕。

西園寺公衡息。慈厳僧正資。大僧正。護持。

丹波守藤原貞嗣息。東大寺別当次第によれば、有国男。大僧都。東大寺別当。

丹波守藤原貞嗣息。東大寺別当次第によれば、有国男。大僧都。東大寺別当。

藤原通憲男。本名勝憲。醍醐寺。座主。東大寺別当。権僧正。

源[村上源氏]師行男。東大寺別当。得業。

源[村上源氏]顕房男。金葉作者。

鷹司基忠息。大僧正法務。東大寺別当。東寺一長者。醍醐座主。

源顕国[村上源氏]息。母藤原宗忠女。東大寺別当。大安寺別当。少僧都。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。九条兼実男。東寺一長者。東大寺別当。 建久3(1192)年生。文永5年11月24日（ユリウス暦:1268年12月29日）入滅。

頼仁親王息。後鳥羽院孫。大僧正。東寺一長者。 建保3(1215)年生。文永10年12月11日（ユリウス暦:1274年1月20日）入滅。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

忠成王息。順徳院孫。母藤原範茂女。大僧正。慈雲寺。

亀山天皇皇子。二品。

仁和寺諸院家記による。

仁和寺諸院家記による。

恒明親王息。亀山院孫。号下川原。

伏見宮貞常親王息。後土御門院猶子。母庭田重有女従二位盈子。俗名高平。法名道什、後改道永。号蓮華院。無品。 ※仁和寺諸院家記作道朝次。

後光厳天皇皇子。乗朝親王資。応永8(1401)年入滅。

後円融院皇子。母四条隆郷女今子。文安3年2月22日（ユリウス暦:1446年3月19日）入滅69歳。

後柏原天皇皇子。母高倉永継女継子。

藤原知房男。号美濃僧正。権僧正。

九条兼実息。東寺一長者。東大寺別当。法務大僧正。牛車。

藤原〔日野〕資業息。慶命座主資。

万里小路秀房息。法眼。

万里小路賢房息。公済僧正資。権僧正。

三条公茂息。園城寺。法印。

三条公親息。園城寺。大僧正。

正親町三条公雅息。延暦寺。

正親町三条公治息。延暦寺。権僧正。

西園寺公藤息。延暦寺。権僧正。

正親町忠季息。延暦寺。権僧正。

改存意。斯波義雄男。大僧正。

藤原実明息。園城寺。

聖勝男。藤原盛季孫。園城寺。