伏見宮〔世襲親王家系図〕-公卿類別譜（公家の歴史）

伏見宮

北朝第３代崇光天皇の皇子栄仁親王を祖とする。
諸家々業記によると、家業は、琵琶。
雲上明覧大全によると、家領千二十二石二斗余、今出川北御門外、菩提所は、相国寺中　心華院。

伏見宮系図

栄仁親王

貞成親王

王女（住惣得菴〔皇親系〕）

性恵女王（母庭田経有女幸子〔敷政門院〕。三時知恩寺。

応永23年11月19日（ユリウス暦:1416年12月8日）生〔皇親系〕。

嘉吉元年5月28日（ユリウス暦:1441年6月17日）卒〔皇親系〕）

後花園天皇

王女（母敷政門院。応永28年9月5日（ユリウス暦:1421年10月1日）生〔皇親系〕。

入天王寺妙厳院。永享5(1433)年落飾為尼）

理延女王（母同。応永30年12月14日（ユリウス暦:1424年1月15日）生〔皇親系〕。

入真乗寺。永享7(1435)年落飾為尼）

貞常親王

邦高親王

貞敦親王

⇒

海覚法親王

等勝（相国寺。萬松院。号文山）

惟翁（号長松院〔系図纂要長松軒〕）

女王（一条房冬室）

堯胤法親王（母同。後花園帝猶子。二品。

天台座主。梶井。

享禄3年3月26日（ユリウス暦:1530年4月23日）薨

〔系図纂要〕。

号後寿量院〔系図纂要〕）

道永法親王（母同。後土御門帝猶子。俗名高平〔

皇親系此同。諸門跡譜は堯胤の俗名〕。

無品。仁和寺。上乗院。法名道什、

後改道永。号蓮華院〔系図纂要〕）

常信法親王（改常弘〔系図纂要〕。改覚円。母同。

後土御門帝猶子。仁和寺。勧修寺。

安祥寺寺務。寛正2(1461)年生。

永正10年8月28日（ユリウス暦:1513年9月27日）薨。号染王院）

（※以下、等貴との間に系図纂要は８人

記載されているが、誤入の恐れあり）

等貴（相国寺。萬松院。号宗仙〔万年山聯芳録作宗山〕。

号松径〔万年山聯芳録〕。寛正5(1464)年生〔系図纂要〕。

大永6年2月15日（ユリウス暦:1526年3月27日）寂〔系図纂要〕。

号仏眼天祐禅師〔万年山聯芳録・系図纂要〕）

覚胤法親王（母同邦高。後土御門帝猶子。

二品〔新撰座主伝作無品〕。延暦寺。

天台座主。妙法院。日厳院。

天文10年正月26日（ユリウス暦:1541年2月21日）薨

〔系図纂要〕）

慈運（本名良厳。母同。延暦寺。二品、贈一品。

曼殊院。天文6年6月29日（ユリウス暦:1537年8月4日）寂。

号長寿院〔皇親系〕。※皇親系・

系図纂要によれば、後土御門帝猶子）

道応法親王（本名興誉。母同。後土御門帝猶子。

聖護院。三井長吏。三山並新熊

野別当。４３才卒。号大吉祥院）

王女（※皇親系による。正長元(1428)年生。

永享2年8月9日（ユリウス暦:1430年8月27日）卒）

王女（※皇親系による。母南御方。

永享2年11月15日（ユリウス暦:1430年11月30日）生。

入岡殿〔大慈光院〕）

成煕王（※皇親系による。実五辻宮富明王子）

王女（※皇親系による。母南御方。

永享6年10月5日（ユリウス暦:1434年11月5日）生。

為通玄寺附弟）

邦康親王（※皇親系による。猶子。実木寺宮世平王子）

恒弘親王（※皇親系による。猶子。実常磐井宮真仁〔一作直明〕親王子）

全明親王（※皇親系による。猶子。実常磐井宮真仁〔一作直明〕親王子）

雲岳聖朝（曇華院。母同貞常。

文明14年6月9日（ユリウス暦:1482年6月24日）卒49才。

*歴史のなかの皇女たち所収の尼門跡表による。）

治仁王

女子（※系図纂要。皇親系によれば、智観。母上臈〔

皇親系作母藤原氏〕。号十地院、又萩原殿。

応永19(1412)年生。応永31年5月28日（ユリウス暦:1424年6月24日）寂）

真栄（※系図纂要・皇親系による。母同。応永21(1414)年生。

応永31(1424)年落飾為尼住岡殿〔皇親系〕）

女子（※系図纂要・皇親系による。母同。

三時知恩寺〔皇親系〕。応永24年2月17日（ユリウス暦:1417年3月5日）生）

⇒

邦輔親王

貞康親王（母西園寺公朝女〔西園寺家譜実宣女〕。正親町天皇猶子。二品。

式部卿。天文16(1547)年生。

永禄11年4月15日（ユリウス暦:1568年5月11日）薨。

号後葆光院）

邦房親王

貞清親王

邦尚親王（母豊臣秀吉女〔実

宇喜多秀家女〕。

後水尾天皇猶子。

前田利家外孫。

無品。慶長18(1613)年

生〔系図綜覧。系図纂

要作元和元(1615)年〕。

承応2年11月29日（1654年1月17日）

薨。号乾徳院）

女子（泰岳聖崇。浅宮〔系図纂要〕。曇華院。

寛文9年11月21日（1670年1月12日）卒〔

秘書類纂皇統御系譜作22日〕）

女子（照子女王。安宮。徳川光貞室。

寛永2(1625)年生。

宝永4年2月26日（1707年3月29日）

卒。号天真院）

女子（梅子女王〔系図纂要〕。七宮。兵部卿宮〔

久我家譜〕。久我広通室。通誠母。

寛永5(1628)年生〔系図綜覧。

系図纂要・秘書類纂皇統御系譜作寛永2(1625)年〕。

延宝8年10月29日（1680年12月19日）卒。

号本光院）

貞致親王

⇒

女子（顕子。徳川家綱室。浅宮〔

徳川幕府家譜。幕府祚胤伝作安宮。

系図纂要作姫宮〕。

寛永16(1639)年生〔徳川幕府家譜・系図綜覧。

系図纂要・秘書類纂皇統御系譜作同年11月10日。

幕府祚胤伝作寛永17(1640)年生、

一説2月13日〕。

延宝4年8月5日（1676年9月12日）卒。

号高厳院贈正二位月潤

〔澗〕円真大姉。贈従一位）

邦道親王（邦尚嗣。母家女房。

後水尾天皇猶子。三品

〔系図纂要。系図綜覧無品〕。

寛永18(1641)年生。

承応3年7月20日（1654年9月1日）薨。

号後桂昌院）

女子（仙岳聖竺。曇華院。初高島禅智院。

寛永11(1634)年生。

寛文10年6月4日（1670年7月20日）卒。

号豊安聖隆）

女子（※秘書類纂皇統御系譜による。

寛文10年6月4日（1670年7月20日）薨）

女子（良嶽聖久。曇華院。寛永8年2月7日（1631年3月9日）卒）

女子（高秀尊覚。佐智宮。中宮寺。号慈照院。元和元

(1615)年生。元禄6年6月15日（1693年7月17日）卒）

常胤法親王（母家女房。正親町天皇猶子。性胤。妙法院。

天台座主。元和7年6月11日（1621年7月29日）薨。

一字名・心〔類聚名伝抄〕）

尊朝法親王（母家女房。正親町天皇猶子。二品。青蓮院。天台座主。

四天王寺別当。

天文21年8月20日（ユリウス暦:1552年9月8日）生〔系図纂要〕。

慶長2年2月13日（1597年3月30日）薨〔青蓮院門跡系譜〕。号龍池院〔

系図纂要〕。号大聖院〔詰所系図〕。一字名・車〔類聚名伝抄〕）

守理法親王（母家女房。仁和寺。号一老）

最胤法親王（母同邦房。正親町帝猶子。二品。天台座主。

永禄6(1563)年生。寛永16年正月16日（1639年2月18日）薨。

号円明院）

邦茂

智暁（※系図纂要による。阿闍梨）

女子（※系図纂要による。梧中彭公。正親町帝猶子。

入江殿兼安禅寺。天正6年3月10日（ユリウス暦:1578年4月16日）薨）

寛欽法親王（後奈良院猶子。母同。勧修寺。号後染王院。

永正11(1514)年生。

永禄6年11月10日（ユリウス暦:1563年11月25日）薨）

堯尊法親王（後奈良院猶子。母同。妙法院。一身阿闍梨。天台座主。

永禄2年9月2日（ユリウス暦:1559年10月2日）薨）

女子（位子女王。母同。二条晴良室）

任助入道親王（熈明。母同。後奈良帝猶子。仁和寺。牛車。二品。

大永5年7月22日（ユリウス暦:1525年8月10日）生。

天正12年11月29日（1584年12月30日）薨。

号厳嶋御室）

女子（※系図纂要による。恵彭尼。安禅寺）

女子（高祐尊智。中宮寺。号慈覚院。慶長7年3月18日（1602年5月9日）卒）

応胤入道親王

尊純法親王（青蓮院。母福正院〔系図纂要〕。後陽成帝猶子。

邦輔親王養子。尊朝法親王資〔系図綜覧〕。

号円智院。二品。天台座主。

天正19年10月26日（1591年12月11日）生〔系図

纂要〕。承応2年5月26日（1653年6月21日）寂。）

⇒

男子（母家女房。寛文6(1666)年生。

寛文8年5月16日（1668年6月25日）卒。号美厳院〔系図纂要作徽巖院〕）

女子（常子。致子。母近衛尚嗣女〔近衛家譜作信尋女〕。実母家女房〔系図纂要〕。茂宮、繁宮。

寛文13年7月23日（1673年9月3日）生〔系図纂要10月8日。秘書類纂皇統御系譜7月27日〕。

享保13年9月4日（1728年10月6日）薨。号常照院）

邦永親王

道承法親王（直宮、改俊宮。俗名良貞。母家女房。東山院猶子。二品。聖護院。

元禄9年正月16日（1696年2月18日）生〔秘書類纂皇統御系譜13日〕。

正徳4年6月9日（1714年7月20日）寂〔秘書類纂皇統御系譜8日〕。号深妙光寺）

女子（明宮、改治宮。母同。元禄10年7月25日（1697年9月10日）生。

元禄12年7月18日（1699年8月13日）早世。号明真院）

尊祐法親王（寛宮。俗名庶康。母同。霊元天皇養子。准母帥局。

一品。牛車。青蓮院。天台座主。

元禄10年7月25日（1697年9月10日）生〔秘書類纂皇統御系譜9月25日〕。

元禄12年2月29日（1699年3月30日）青蓮院相続。

宝永6年12月13日（1710年1月12日）為養子。

宝永7年4月27日（1710年5月25日）為親王。同年5月11日入室得度。

戒師梶井道仁法親王。正徳4年5月4日（1714年6月15日）灌頂〔詰所系図〕。

同年10月8日任天台座主。享保5年8月23日（1720年9月25日）叙二品。

元文元年12月25日（1737年1月25日）叙一品。

延享2年閏12月24日（1746年2月14日）聴牛車。

延享4年後9月18日（1747年10月21日）寂〔秘書類纂皇統御系譜延享4年9月16日〕。

葬于粟田山。号蓮華寿院）

女子（光子、系図纂要作充子。岩宮。母霊元院皇女福子内親王。

松平宣澄〔改宣維。松江藩〕室。元禄12年9月14日（1699年10月6日）生。

元文2年10月3日（1737年10月26日）薨〔系図纂要。※今世四親王家畧系図作

元文3年10月3日（1738年11月14日）〕。天岳院〔系図纂要係正誉妙智香林〕）

貞建親王

女子（猷子〔系図纂要〕。五百宮。母東山院皇女秋子内親王。

享保5年6月24日（1720年7月29日）生。

享保20年6月29日（1735年8月17日）薨〔系図纂要28日〕）

女子（康宮。宴宮〔系図纂要〕。豊子〔秘書類纂皇統御系譜〕。

母同。号浄明鏡院。

享保7年5月27日（1722年7月10日）生。

享保12年12月22日（1728年2月1日）卒

〔系図纂要・秘書類纂皇統御系譜19日〕）

女子（憲子〔菊亭家譜。系図纂要作徳子〕。実今出川公詮女。

紀伊宰相徳川宗将室。享保12年8月18日（1727年10月2日）

生〔系図纂要〕。宝暦7年5月24日（1757年7月10日）卒

〔系図纂要〕。号浄眼院〔系図纂要〕）

女子（祺子〔系図纂要〕。章宮。母家女房。号円真院〔系図纂要〕。

享保14年12月11日（1730年1月29日）生〔系図纂要・

秘書類纂皇統御系譜9日〕。

享保18年8月17日（1733年9月24日）早世〔系図纂要・

秘書類纂皇統御系譜6月17日〕）

邦忠親王

貞行親王（実桃園天皇第二皇子。

母恭礼門院富子〔一条兼香女〕。

二宮。二品。

宝暦10年2月24日（1760年4月9日）生。

同年6月18日相続。

宝暦13年10月8日（1763年11月12日）為親王。

明和9年6月17日（1772年7月17日）叙二品。

同年6月20日薨。葬于相国寺。

号真浄明院宮）

邦頼親王

貞敬親王

⇒

（寛宝）

公澄法親王（佳宮。弘道。母同〔纂輯御系図〕。

後桃園天皇養子。准母盛化門院。

一品。牛車。円満院。毘沙門堂。

天台座主。一身阿闍梨。

安永5年10月30日（1776年12月10日）生。

文政11年8月7日（1828年9月15日）薨。

号歓喜心院）

※以下、華族家系大成に従う。

女子（利宮。母御息所、実家女〔系図纂要〕。

安永6年7月6日（1777年8月8日）生。

安永8年2月17日（1779年4月3日）薨。

号妙観院〔系図纂要〕）

女子（鉉宮。母家女〔系図纂要〕。

安永6年9月11日（1777年10月11日）生。

安永7年閏7月16日（1778年9月6日）薨。

※系図纂要によれば、王子で、

没日は15日、号は心鏡院）

女子（艶宮。母家女〔系図纂要〕。

安永7年7月21日（1778年8月13日）生。

天明3年12月21日（1784年1月13日）薨。

号蓮華光院〔系図纂要〕）

女子（章宮。母同〔系図纂要〕。

天明3年9月2日（1783年9月27日）生。

天明8年8月16日（1788年9月15日）薨〔

系図纂要作17日〕。

号無量知院〔系図纂要〕）

女子（薫子女王。多哉宮〔系図纂要〕。

母御息所、実家女〔系図纂要〕。

錦織寺〔木辺〕宅慈室。

系図纂要によれば、

天明4年3月9日（1784年4月28日）生。

天保11年12月24日（1841年1月16日）薨。

号無量光院）

男子（佐保宮。母家女〔系図纂要〕。

天明6年4月24日（1786年5月21日）生〔

系図纂要作17日〕。

天明7年12月3日（1788年1月10日）薨。

号最昌明院〔系図纂要〕）

女子（好宮。母家女於千尾〔系図纂要〕。

寛政3年6月8日（1791年7月8日）生。

寛政4年6月20日（1792年8月7日）薨。

号真教院〔系図纂要〕）

女子（百宮。母御息所〔系図纂要〕。

寛政4年5月25日（1792年7月13日）生。

寛政4年6月27日（1792年8月14日）薨〔

系図纂要作25日〕。

号浄珠光院〔系図纂要〕）

女子（繁宮。母鷹司輔平女達君〔

系図綜覧詰所系図による。

系図纂要作母家女〕。

寛政5年11月6日（1793年12月8日）生。

寛政7年2月18日（1795年4月7日）卒。

号最正覚院〔系図纂要〕）

尊英法親王（称修宮。俗名庶盛。母家女房通泉院岡本氏

〔系図纂要〕。桜町天皇養子。青蓮院。

元文2年12月27日（1738年2月15日）生。

宝暦2年7月10日（1752年8月19日）薨〔

秘書類纂皇統御系譜作2日〕。号広修院。）

女子（寿子〔系図纂要〕。千代宮。母同。東本願寺光遍室。

寛保2年8月6日（1742年9月4日）生。

寛政2年8月2日（1790年9月10日）卒〔系図纂要。

秘書類纂皇統御系譜作寛政2年7月29日〕。

号頓乗院如鏡〔系図纂要〕）

尊真法親王（秘書類纂皇統御系譜作尊信。

母同〔系図纂要作家女通泉院岡本氏〕。

桜町天皇養子。喜久宮。成輔。一品。

准后。牛車。一乗院。青蓮院。天台座主。

一身阿闍梨。寛保4年正月19日（1744年3月3日）生〔

本朝皇胤紹運録・詰所系図。系図纂要20日〕。

文政7年3月18日（1824年4月17日）寂〔

秘書類纂皇統御系譜17日〕）

王子（※系図纂要・秘書類纂皇統御系譜による。雄香宮。号恵香院。

寛保4年正月20日（1744年3月4日）生〔秘書類纂皇統御系譜作

19日〕。2月14日卒。）

女子（賢子〔系図纂要〕。母同。広幡前豊室。号安津宮。

延享2年12月24日（1746年1月15日）生〔

秘書類纂皇統御系譜作25日。系図纂要作

延享元年6月1日（1744年7月10日）〕。

寛政元年11月6日（1789年12月22日）卒〔系図纂要〕。

号解脱香院〔系図纂要〕）

王子（※系図纂要による。母同。万数宮。

延享5年2月2日（1748年2月29日）生。

寛延4年3月26日（1751年4月21日）卒〔秘書類纂皇統御系譜25日〕。

号覚円院）

女子（貞子〔系図纂要〕。母同。清水中納言徳川重好室。

号田鶴宮。延享5年2月2日（1748年2月29日）生〔系図纂要・

秘書類纂皇統御系譜・

幕府祚胤伝作寛延3年2月27日（1750年4月3日）〕。

文政3年8月22日（1820年9月28日）卒〔系図纂要・幕府祚胤伝〕。

号貞章院妙観心月〔系図纂要・幕府祚胤伝〕。

9月5日清水邸出棺葬送上野凌雲院〔幕府祚胤伝〕）

女子（※系図纂要・秘書類纂皇統御系譜による。益子女王。幸宮。母同。

号観照院。宝暦3年正月25日（1753年2月27日）生。4月11日卒）

女子（実専修寺円超女。専修寺円遵室。賀伝宮〔系図纂要〕。

近子女王〔常磐井家譜〕。

寛延4年正月元日（1751年1月27日）生〔常磐井家譜。

系図纂要作宝暦3(1753)年〕。

文政13年10月12日（1830年11月26日）卒。号清浄鏡院）

尊孝法親王（数宮、始静宮。俗名栄懐。母家女房。霊元院猶子。勧修寺。

二品。元禄14年12月29日（1702年1月26日）生。

延享5年2月18日（1748年3月16日）薨〔秘書類纂皇統御系譜正月27日〕。）

女子（輔子〔系図纂要〕。基宮〔柳営婦女伝系〕。母同。今出川公詮室。

号宝寿〔法樹〕院。宝永7(1710)年生〔今世四親王家畧系図。

秘書類纂皇統御系譜作宝永7年10月18日（1710年12月8日）〕。

宝暦9年9月24日（1759年11月13日）薨〔今世四親王家畧系図〕）

女子（培子〔系図纂要・幕府祚胤伝〕。比宮〔幕府祚胤伝〕。

母同〔今世四親王家畧系図〕。徳川家重室〔幕府祚胤伝〕。

正徳元(1711)年11月生〔系図纂要作同年10月18日（1711年11月27日）。

秘書類纂皇統御系譜・幕府祚胤伝作同年10月19日〕。

享保18年10月3日（1733年11月9日）卒。

号証明院〔幕府祚胤伝作証明院智岸真恵大姉〕。

13日御出棺東叡山江御葬送〔幕府祚胤伝〕。

贈従三位〔徳川幕府家譜作贈従二位。幕府祚胤伝作25日贈従二位〕）

義周法親王（受宮。俗名邦光。母同。霊元天皇猶子。

実相院。正徳2年2月2日（1712年3月8日）生〔秘書類纂皇統御系譜正徳3年2月2日〕。

元文5年5月20日（1740年6月13日）薨〔秘書類纂皇統御系譜27日〕）

女子（宗真〔今世四親王家畧系図作祥山宗真〕。興宮〔系図纂要作奥宮〕。

薫子〔系図纂要・秘書類纂皇統御系譜〕。母同。霊元院猶子。霊鑑寺。禅智院兼帯。

正徳5(1715)年生〔系図纂要・秘書類纂皇統御系譜9月4日〕。

明和元年11月19日（1764年12月11日）卒〔系図纂要〕）

女子（正宮。貞享4(1687)年生〔系図纂要・秘書類纂皇統御系譜作貞享3年11月21日（1687年1月4日）〕。

元禄2年正月3日（1689年1月23日）早世〔秘書類纂皇統御系譜作閏正月3日〕。号正受院）

道仁法親王（母家女房。俗名盛永。房宮。後改富宮。霊元天皇養子。一品。

梶井。天台座主。元禄2年7月29日（1689年9月12日）生。

享保18年5月19日（1733年6月30日）薨〔秘書類纂皇統御系譜18日〕。号悉智心院。）

理子（真宮。母同〔系図纂要作母同邦永〕。元禄4(1691)年生〔系図纂要・幕府祚胤伝作8月18日。

秘書類纂皇統御系譜8月17日〕。徳川吉宗室。宝永7年6月4日（1710年6月30日）薨。

号寛徳院〔系図纂要・幕府祚胤伝係玄真日中〕。葬池上本門寺〔幕府祚胤伝〕）

男子（英宮。母同〔養母大宮局〕。霊元天皇猶子。青蓮院。元禄5年7月20日（1692年8月31日）生。

元禄11年10月6日（1698年11月8日）薨。号知冥院〔系図纂要作智冥院〕）

円猷（勝宮。母同。専修寺堯円嗣。近衛基熈猶子〔系図纂要〕。元禄7年正月22日（1694年2月15日）生。

宝暦3年正月2日（1753年2月4日）寂。号歓喜心院。

室京極宮文仁親王女常子女王（美目宮・紫雲院。*常磐井家譜））

⇒

邦家親王

晃親王〔山階宮〕

嘉言親王（母家女房上野寿野〔系図纂要作春野〕。光格天皇養子。巍宮、後改多嘉宮。

法名雄仁。聖護院。二品。

文政4年正月26日（1821年2月28日）生。三井長吏〔皇族明鑑〕。

新熊野検校。慶応4年8月11日（1868年9月26日）薨。号普賢心寺。

※本朝皇胤紹運録・詰所系図・系図纂要作貞敬親王男。皇族明鑑作為貞敬親王子）

譲仁親王（母同。彦宮、後改慥宮。閑院宮孝仁親王為実子。光格天皇養子。持勝親王。

二品。曼殊院。文政7年正月9日（1824年2月8日）生。

天保13年6月29日（1842年8月5日）薨。

号遠寿成院。※系図纂要作貞敬親王男。皇族明鑑作為貞敬親王子）

朝彦親王〔久邇宮〕

恒子女王（岡宮。母同嘉言。為祖父貞敬子、後復。二条斉敬室。

文政9年正月20日（1826年2月26日）生。大正5(1916)年9月没〔現代華族譜要〕）

順子女王（萬津宮。母家女房中村杣。為祖父貞敬子。一条忠兼室。

文政10年2月4日（1827年3月1日）生。明治41(1908)年1月25日卒〔

華族家系大成一条家項作24日〕）

久我誓円（萬喜宮。母同。久我通明為実子。善光寺大本願住職

文政11年正月7日（1828年2月21日）生。明治43(1910)年12月16日卒。

※系図纂要作貞敬親王女）

和子女王（嘉枝宮。母家女房古山千恵。東本願寺大谷光勝室。

文政12年12月25日（1830年1月19日）生。明治17(1884)年6月4日卒）

王子（母家女房近藤加寿尾。天保6年12月3日（1836年1月20日）生。即日夭。号微妙院。

※系図纂要作貞敬親王子）

貞教親王

貞愛親王

邦家親王（文久4年2月7日（1864年3月14日）再承）

王女（見喜宮。母鷹司政通女積子。安政3年正月24日（1856年2月29日）生。

安政5年3月2日（1858年4月15日）卒。号浄明珠院）

王子（徳宮。母同。安政5年8月15日（1858年9月21日）生。

安政5年9月2日（1858年10月8日）卒。号集功徳院）

王女（理宮。母同。安政7年2月24日（1860年3月16日）生。

文久元年6月27日（1861年8月3日）卒〔華族家系大成18日〕。

号法界性院）

録子女王（光宮。母鷹司政熈女景子。天保10年正月13日（1839年2月26日）生。

嘉永6年2月9日（1853年3月18日）薨〔華族家系大成11日〕。号微妙光院）

王子（寿天宮〔華族家系大成による。系図纂要作捨宮〕。後改喜久宮。母同。

仁孝天皇養子。青蓮院。後、輪王寺。

天保11年5月22日（1840年6月21日）生〔詰所系図・系図纂要による。

華族家系大成作天保13年5月21日（1842年6月29日）〕。

天保14年9月24日（1843年10月17日）為仁孝天皇養子〔本朝皇胤紹運録による。

系図纂要作29日〕。嘉永4年5月25日（1851年6月24日）薨〔華族家系大成による。

系図纂要作26日〕。号無量光院〔系図纂要〕。27日葬山科〔系図纂要〕）

菩提院（※系図纂要作女王。母家女房堀内信子〔系図纂要作家女磐瀬〕。

天保14年正月7日（1843年2月5日）生。同日薨。号菩提院。葬本能寺〔系図纂要〕）

文秀女王（福喜宮。仁孝天皇養子〔本朝皇胤紹運録・系図纂要による。

詰所系図・華族家系大成作孝明天皇養子〕。母家女房〔皇族明鑑〕。円照寺。

号大知文秀〔系図纂要〕。天保15年正月29日（1844年3月17日）生。

大正15(1926)年2月15日薨〔華族家系大成〕）

彰仁親王〔小松宮〕

能久親王（北白川宮智成親王嗣）

王子（誠宮。威宮。母家女房〔詰所系図〕。仁孝天皇養子〔詰所系図〕。梶井。

後、輪王寺。弘化5年2月4日（1848年3月8日）生〔詰所系図・華族家系大成による。

系図纂要作弘化4年正月4日（1847年2月18日）〕。

嘉永6年3月27日（1853年5月4日）薨〔系図纂要作1日。詰所系図作実1日〕。

号平等心院〔詰所系図・系図纂要〕。29日葬山科毘沙門堂境内）

王子（慶宮〔系図纂要〕。愛宮。母家女〔系図纂要〕。

嘉永2年6月23日（1849年8月11日）生。

嘉永4年5月6日（1851年6月5日）薨。号紫雲光院〔系図纂要〕）

則子女王（倫宮。母御息所〔系図纂要〕。徳川茂承夫人。

嘉永3年4月5日（1850年5月16日）生。

明治7(1874)年11月没〔現代華族譜要・華族家系大成〕）

博経親王〔華頂宮〕

王女（嘉世宮。母御息所〔系図纂要〕。嘉永5年正月30日（1852年2月19日）生。

嘉永6年2月23日（1853年4月1日）薨。号無上心院〔系図纂要〕）

村雲日栄（万佐宮。母家女八重崎〔系図纂要〕。九条尚忠猶子。瑞龍寺日尊附弟。

安政2年2月17日（1855年4月3日）生。）

王女（利宮。安政3年6月7日（1856年7月8日）生。安政5年正月21日（1858年3月6日）薨）

智成親王〔北白川宮〕

貴子女王（節宮〔華族家系大成〕。松平直応夫人。離縁後、松平忠敬夫人。

現代華族譜要・華族家系大成によれば、

安政4(1857)年11月生。大正8(1919)年4月没）

貞愛親王（敦宮。貞教親王嗣）

王女（歓楽院。安政6年7月4日（1859年8月2日）生。同年7月9日薨）

王女（多明宮。万延元年7月9日（1860年8月25日）生。

元治元年3月13日（1864年4月18日）薨）

清棲家教（六十宮。仏光寺〔渋谷〕教応養子、後離縁。伯爵。

文久2(1862)年5月生〔渋谷家譜による。現代華族譜要作6月〕。

従五位〔渋谷家譜〕。宮中顧問官〔現代華族譜要〕。

大正12(1923)年7月薨〔現代華族譜要〕。

夫人倉橋泰顕長女満子〔現代華族譜要〕）

載仁親王（易宮。母同智成親王〔皇族明鑑〕。孝明天皇養子。三宝院。閑院宮相続。

慶応元年9月21日（1865年11月9日）生〔皇族明鑑〕）

依仁親王（定宮。定麿王〔皇族明鑑〕。山階宮晃親王養子。円満院。〔東伏見宮〕

慶応3年9月19日（1867年10月16日）生〔皇族明鑑〕）

王女（万千宮。明治2年9月5日（1869年10月9日）生。明治5年2月5日（1872年3月13日）薨）

尊宝法親王（聡宮。俗名有道。母家女房。光格天皇養子。准母民部卿典侍頼子。

青蓮院。天台座主。文化元年6月19日（1804年7月25日）生〔坂本辰之助編「皇室及皇族」に

よると、6月6日〕。天保3年9月16日（1832年10月9日）薨）

女子（美目宮〔華族家系大成〕。充宮。幸宮〔華族家系大成〕。師子〔華族家系大成〕。母同。

文化2年12月25日（1806年2月13日）生。天保4年7月4日（1833年8月18日）薨〔華族家系大成〕）

女子（順宮〔系図纂要〕。幸宮。韶子〔華族家系大成〕。母同〔系図纂要作家女真珠院〕。

松平忠堯室。文化3年8月6日（1806年9月17日）生〔系図纂要作文化4年8月6日（1807年9月7日）〕。）

普照院（※華族家系大成による。系図纂要作王子。母家女〔系図纂要〕。

文化3年7月7日（1806年8月20日）生。文化3年7月10日（1806年8月23日）薨）

尊誠法親王（潔宮。母同。一乗院。文化3年8月12日（1806年9月23日）生。

文政5年5月8日（1822年6月26日）遷化〔詰所系図8月24日〕。平等心院）

日尊（為宮。母同。九条輔嗣猶子。瑞龍寺。文化4年10月13日（1807年11月12日）生。

明治元年11月12日（1868年12月25日）薨〔華族家系大成〕）

清観院（※系図纂要作王子。母家女真珠院〔系図纂要〕。

文化5年4月4日（1808年4月29日）生。6日薨）

女子（英子女王〔華族家系大成・系図纂要〕。教宮。母同〔系図纂要作母家女仲小路〕。

徳川斉明室。文化5年6月19日（1808年7月12日）生〔系図纂要〕。

安政4年4月10日（1857年5月3日）薨〔系図纂要〕。号恭真院）

女子（喜之宮。母家女瀧川〔系図纂要〕。文化7年正月4日（1810年2月7日）生。

文化8年10月29日（1811年12月14日）薨〔華族家系大成作30日〕。号普明院）

女子（種子女王〔華族家系大成・系図纂要〕。潤屋宮。錦織寺歓慈室。

薙髪号正覚院〔系図纂要〕。文化7年5月25日（1810年6月26日）生〔系図纂要作24日〕）

女子（陳宮。母家女花浦〔系図纂要〕。文化8年9月19日（1811年11月4日）生。

文化10年2月28日（1813年3月30日）薨。号妙解院〔系図纂要〕）

男子（※系図纂要作女王。千嘉宮。母御息所〔系図纂要〕。文化11年2月24日（1814年4月14日）生。

文化12年8月19日（1815年9月21日）薨。号光明照院〔系図纂要〕）

女子（増子〔華族家系大成・系図纂要〕。捨宮〔系図纂要〕。幾代宮〔系図纂要〕。寿賀宮。

母御息所〔系図纂要〕。近衛基前養女〔系図纂要〕。

文化12年9月15日（1815年10月17日）生。大谷光浄夫人〔華族家系大成〕。号真心院〔系図纂要〕）

男子（苞宮。母家女梅操院〔系図纂要〕。文化13年3月12日（1816年4月9日）生。

文化13年4月7日（1816年5月3日）薨）

済範法親王（※華族家系大成无。詰所系図・本朝皇胤紹運録・系図纂要による。

静宮〔本朝皇胤紹運録〕。志津宮。諱清保。母家女房。光格天皇養子。

勧修寺。東南院。文化13年2月2日（1816年2月29日）生。逐電。

後、復籍。晃親王〔邦家親王第一皇子〕）

宗諄（万志宮。母御息所。光格天皇養子。霊鑑寺。

文化13年11月27日（1817年1月14日）生。明治24(1891)年1月24日薨〔華族家系大成〕）

女子（政子。錦織寺〔木辺〕宅慈実子）

女子（隆子〔華族家系大成〕。幾佐宮。母同。文化15年4月5日（1818年5月9日）生。

剃髪被預瑞龍寺室〔系図纂要〕。万延元年6月25日（1860年8月11日）薨〔華族家系大成〕）

尊常法親王（欽宮。改能布宮。母御息所。光格天皇養子。一乗院。

文化13年6月14日（1816年7月8日）生。天保7年6月26日（1836年8月8日）薨）

女子（※華族家系大成无。鏞宮。母家女房〔系図纂要作家女梅操院〕。

文化14年4月10日（1817年5月25日）生〔系図纂要〕。

天保6年11月25日（1836年1月13日）為錦織寺実子〔系図纂要〕）

男子（※華族家系大成・系図纂要による。和宮。母御息所。文政2年7月29日（1819年9月18日）生。

11月26日薨。号和光心院）

守脩〔梨本宮〕

男子（懐宮〔系図纂要〕。万寿宮。母同鏞宮。光格天皇養子。聖護院。

文政3年12月10日（1821年1月13日）生〔系図纂要作7日〕。

天保2年5月4日（1831年6月13日）薨〔実2月17日〕。

2月24日葬于白河山。号清浄厳院）

〔雄仁法親王〕（※本朝皇胤紹運録・詰所系図・系図纂要による。※華族家系大成作邦家親王男。

皇族明鑑作実邦家親王子。多嘉宮〔皇族明鑑〕）

男子（※華族家系大成・系図纂要による。煥宮〔系図纂要作燠宮〕。母御息所。

文政4年2月25日（1821年3月28日）生。7月16日薨。号大智徳院）

男子（※華族家系大成・系図纂要による。佐那宮。母御息所。文政5年6月22日（1822年8月8日）生。

文政6年正月18日（1823年2月28日）薨。号妙功徳院）

戒珠院（※華族家系大成・系図纂要による。系図纂要作女王。母家女。

文政5年9月5日（1822年10月19日）生。同日薨）

女子（※系図纂要作男子。正宮。母御息所。文政6年5月5日（1823年6月13日）生。

8月4日薨。号無礙心院）

証妙楽院（文政7年5月27日（1824年6月23日）生〔※華族家系大成による。

系図纂要作文化7年5月27日（1810年6月28日）生〕。

文政7年6月2日（1824年6月28日）薨〔※華族家系大成による。

系図纂要作文化7年5月30日（1810年7月1日）薨〕）

女子（泰宮。母御息所〔系図纂要〕。文政7年閏8月27日（1824年10月19日）生。12月28日薨。

号智勝院〔系図纂要〕）

女子（福宮〔系図纂要作好宮〕。母家女梅操院〔系図纂要〕。文政8年5月28日（1825年7月13日）生。

文政9年12月12日（1827年1月9日）薨。号顕孝院〔系図纂要〕）

恒子女王（実邦家親王女）

順子女王（実邦家親王女）

〔誓円上人〕（※系図纂要によるが、華族家系大成作邦家親王女）

女子（※華族家系大成・系図纂要による。登久宮。母家女梅操院〔系図纂要〕。

文政11年正月17日（1828年3月2日）生。2月2日薨。号瑞光院〔系図纂要〕）

盧遮那院（※系図纂要作女王。母御息所〔系図纂要〕。文政11年8月1日（1828年9月9日）生〔

系図纂要作3日〕。同日薨。葬本能寺〔系図纂要〕）

漸学院（※系図纂要作王子。母家女梅操院〔系図纂要〕。文政12年10月3日（1829年10月30日）生。

同日薨〔系図纂要作5日〕）

女子（直子。東明宮〔系図纂要〕。母同〔系図纂要〕。徳川慶寿室。

薙髪号徳信院〔系図纂要〕。文政13年9月17日（1830年11月2日）生〔系図纂要〕。

明治26(1893)年1月3日没〔華族家系大成〕）

〔和子女王〕（※系図纂要による。実邦家親王女）

女子（芳宮。母家女〔系図纂要〕。天保2年2月18日（1831年3月31日）薨〔系図纂要作6月18日〕。

号格誠心院〔系図纂要〕）

女子（成淳。有慶宮。号尊澄〔皇族明鑑〕。孝明天皇養子。中宮寺。有栖川宮韶仁親王養女。

天保5年4月11日（1834年5月19日）生。元治2年2月18日（1865年3月15日）薨〔華族家系大成作19日〕）

守脩親王

菊麿王

守正王

⇒〔略〕

彰仁親王に実子がいなかった為、実弟の依仁親王を継嗣としたが、依仁親王は、東伏見宮を創立する。

彰仁親王（邦家親王子。母家女房堀内信子。弘化3年3月16日（1846年4月11日）生。称豊宮。

弘化5年正月27日（1848年3月2日）相続仁和寺。同年4月5日為仁孝天皇養子。

安政5年3月23日（1858年5月6日）賜名彰仁。同月27日為親王。9月25日入仁和寺落飾、法名純仁。

安政6年12月17日（1860年1月9日）直叙一品。慶応3年12月9日（1868年1月3日）復飾〔華族家系大成作16日〕、

辞一品更叙二品。賜隨身兵仗。16日復名嘉彰。慶応4年3月17日（1868年4月9日）元服、任兵部卿、勅授帯劔。

明治3年2月1日（1870年3月2日）称東伏見宮。明治15(1882)年12月28日改称小松宮、改名彰仁。

明治36(1903)年2月18日薨。妃有馬頼咸女頼子〔華族家系大成〕）

依仁親王（邦家親王子。母家女房伊丹吉子。慶応3年9月19日（1867年10月16日）生。称定宮。

明治2年2月22日（1869年4月3日）名定麿。

同月24日為山階宮晃親王養子。明治18(1885)年12月2日更為小松宮彰仁親王継嗣。

明治19(1886)年5月1日為明治天皇養子。賜名依仁。為親王。明治36(1903)年1月31日止小松宮継嗣、

称東伏見宮。大正11(1922)年6月27日薨〔華族家系大成〕。妃山内豊信女八重子。離縁。

妃岩倉具定長女周子）

智成親王

邦家親王第十三王子。母家女房伊丹吉子。安政3年6月21日（1856年7月22日）誕生。称泰宮。万延元年8月28日（1860年10月12日）為孝明天皇養子。為聖護院雄仁親王附弟。慶応2年2月9日（1866年3月25日）為親王。同月24日入聖護院落飾。法名信仁。慶応4年正月8日（1868年2月1日）称照高院宮。同年閏4月15日復飾。名智成。継承聖護院宮。明治2年11月28日（1869年12月30日）元服。叙三品。明治3年11月30日（1871年1月20日）改称北白川宮。明治5年正月2日（1872年2月10日）薨。

能久親王

邦家親王第九王子。母家女房堀内信子〔系図纂要作家女磐瀬〕。弘化4年2月16日（1847年4月1日）誕生。称満宮。嘉永元年8月3日（1848年8月31日）為青蓮院宮附弟。同日為仁孝天皇養子。嘉永5年3月12日（1852年4月30日）依勅命更為梶井門室附弟。安政5年9月27日（1858年11月2日）為輪王寺慈性親王附弟。同年10月25日為親王。名能久。同年11月23日入輪王寺落飾。法名公現。万延元年10月15日（1860年11月27日）叙二品。元治元年12月5日（1865年1月2日）進一品。明治2年9月28日（1869年11月1日）被止仁孝天皇養子、親王、位記。復帰伏見宮。明治3年11月2日（1870年12月23日）復名能久。号伏見満宮。明治5年正月6日（1872年2月14日）叙三品。 3月22日継北白川宮智成親王後。明治28(1895)年11月5日薨〔華族家系大成作10月28日戦病死〕
妃山内豊信長女光子。妃島津久光養女富子。

博経親王

邦家親王第十二王子。母家女房堀内信子〔系図纂要作家女磐瀬〕。嘉永4年3月18日（1851年4月19日）誕生〔系図纂要作26日〕。称隆宮。
妃南部利剛長女郁子。

朝彦親王

邦家親王第四王子〔系図綜覧等による。皇親系作貞敬親王第18子。坂本辰之助編「皇室及皇族」によると、貞敬親王末子〕。
母家女房鳥居小路氏〔坂本辰之助編「皇室及皇族」。系図綜覧作母鳥居小路信子〕。
文政7年正月28日（1824年2月27日）生〔系図綜覧・坂本辰之助編「皇室及皇族」〕。
富宮〔皇親系・系図綜覧・坂本辰之助編「皇室及皇族」〕。
一乗院附弟〔皇親系。系図綜覧作天保7年6月20日（1836年8月2日）〕。
仁孝天皇養子〔皇親系作天保7年8月28日（1836年10月8日）為養子。系図綜覧作天保7年6月20日〕。
天保8年為親王〔皇親系・坂本辰之助編「皇室及皇族」。系図綜覧作同年12月10日（1838年1月5日）〕。
名成憲〔皇親系・系図綜覧・坂本辰之助編「皇室及皇族」〕。
天保9年落飾〔皇親系・坂本辰之助編「皇室及皇族」。系図綜覧作同年閏4月23日（1838年6月15日）〕。
改尊応〔皇親系・系図綜覧・坂本辰之助編「皇室及皇族」〕。叙二品〔皇親系。系図綜覧作嘉永元(弘化5)年2月18日（1848年3月22日）〕。
継青蓮院〔皇親系。系図綜覧作嘉永5年3月12日（1852年4月30日）依勅命〕。改尊融〔皇親系。系図綜覧作嘉永5年3月23日〕。
安政6年有故蟄于桂芳軒（相国寺中）号獅子王院〔皇親系〕。
再住青蓮院〔皇親系〕。文久3年復職〔系図綜覧作文久3年正月28日（1863年3月17日）〕。
文久3年8月27日（1863年10月9日）元服〔系図綜覧〕。任弾正尹〔皇親系・系図綜覧〕。賜名朝彦〔系図綜覧〕。
文久3年12月9日（1864年1月17日）聴随身兵杖勅授帯剣〔系図綜覧〕。家号中川宮〔系図綜覧作文久3年2月17日（1863年4月4日）〕。
改賀陽宮〔皇親系。系図綜覧作元治元年10月10日（1864年11月9日）〕。
慶応4年有故止養子親王官位謫于安芸国広島〔皇親系。系図綜覧作明治元年8月16日〕。
明治3年復伏見宮籍〔皇親系。系図綜覧作明治3年閏10月20日（1870年12月12日）〕。叙三品〔皇親系。系図綜覧作明治5年正月6日（1872年2月14日）〕。
明治8(1875)年5月8日復仁孝天皇養子〔系図綜覧〕。
明治8年家号久邇宮〔皇親系。系図綜覧作明治8年5月20日〕。
明治8年7月12日任神宮祭主〔系図綜覧〕。明治8年12月31日叙勲一等〔系図綜覧〕。
明治10(1877)年12月12日再任神宮祭主〔系図綜覧〕。明治13(1880)年5月18日叙二品〔系図綜覧〕。
明治19(1886)年12月29日叙大勲位〔系図綜覧〕。明治24(1891)年10月28日薨〔系図綜覧〕。

※最終更新日　2015.10.03