閑院宮〔世襲親王家〕-公卿類別譜（公家の歴史）

第113代東山天皇の皇子直仁親王を祖とする。
雲上明覧大全によると、家領千石、下立売御門内南、菩提所は、蘆山寺。

閑院宮系図

直仁親王

治子女王（始宮。母近衛基熈女八百君。西本願寺光啓室。

享保5年7月13日（1720年8月16日）生。

延享4年2月25日（1747年4月4日）逝去。号光暁院）

男子（※系図纂要による。母家女。

享保8年正月30日（1723年3月6日）生。即日薨。号梅芳院））

女子（※系図纂要による。母御息所。

享保12年6月22日（1727年8月9日）生。

即日薨。蓮香院）

公啓法親王（元良啓〔系図纂要〕。俊宮。俗名寛義。母家女房〔系図纂要作家女左衛門佐〕。

中御門天皇養子。准母錦小路頼庸女町局〔実小森頼季女。見性院〕。

一品。牛車。曼殊院。毘沙門堂。天台座主。輪王寺。

享保17年3月18日（1732年4月12日）生

〔系図纂要作享保18年3月18日（1733年5月1日）〕。

明和9年7月16日（1772年8月14日）薨。号最上乗院宮）

典仁親王

美仁親王

女子（裕宮。貞子〔系図纂要〕。母近衞内前女因子〔文君〕。

実母家女房〔系図纂要〕。

天明2年3月26日（1782年5月8日）生。徳川斉匡室。

文政8年9月29日（1825年11月9日）薨〔系図纂要〕。

号無量院真寿妙阿〔系図纂要〕）

女子（鎭宮〔系図纂要〕。母同〔系図纂要作母家女

小左京隨願院〕。寛政3年7月9日（1791年8月8日）生。

寛政6年正月17日（1794年2月16日）薨。号衆宝院）

女子（苞宮。母同〔系図纂要作母家女さた〕。

寛政3年10月2日（1791年10月28日）生。

寛政4年6月30日（1792年8月17日）薨。号法城院）

孝仁親王

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女子（敬宮。母同〔系図纂要作母家女むめ〕。

寛政5年8月9日（1793年9月13日）生。寛政5(1793)年

9月12日薨〔系図纂要13日〕。号開善院）

男子（厚宮。改喜久宮。母同〔系図纂要作母むめ〕。仁和寺。

寛政9年5月11日（1797年6月5日）生〔系図纂要12日〕。

享和元年10月18日（1801年11月23日）薨。号歓喜光院）

男子（富宮。母同〔系図纂要作母家女少将信楽院〕。

曼殊院。寛政10年11月29日（1799年1月4日）生。

享和2年8月8日（1802年9月4日）薨〔系図纂要作9日〕。

号真無漏院）

女子（祥宮。改嘉宮。宣子〔系図纂要・皇親系〕。

母同〔系図纂要作母信楽院〕。光格天皇猶子。

改実枝宮。有栖川宮韶仁親王御息所。

寛政12年12月10日（1801年1月24日）生。）

深仁法親王（俗名守典。俊宮。母同〔系図纂要作母家女りて〕。

桃園天皇養子。准母一条兼香女富子〔恭礼門院〕。

一品。仁和寺。宝暦9年正月14日（1759年2月11日）生。

宝暦10年8月28日（1760年10月6日）為桃園天皇養子。

9月26日相続仁和寺。

宝暦13年10月4日（1763年11月8日）為親王。

明和5年3月9日（1768年4月25日）入寺得度。

戒師真乗院僧正宥證。

明和6年2月27日（1769年4月3日）叙二品。

安永元年12月18日（1773年1月10日）叙一品。

文化4年7月21日（1807年8月24日）薨。号後喜多院）

公顕法親王（改公璋。俗名保和。方宮。母同〔系図纂要作母家女りて〕。

桃園天皇養子。准母一条兼香女富子〔恭礼門院〕。

二品。贈一品。曼殊院。輪王寺。毘沙門堂。

宝暦10年2月14日（1760年3月30日）生。

宝暦12年12月25日（1763年2月7日）為曼殊院継跡。

明和9年7月23日（1772年8月21日）改為輪王寺

公啓親王附弟。同年11月27日為桃園天皇養子。

安永2年8月26日（1773年10月12日）更為公遵親王附弟。

10月25日入于毘沙門堂得度。

安永3年12月27日（1775年1月28日）

叙二品。安永5年7月10日（1776年8月23日）於東叡山薨。

号清浄心院〔系図綜覧作清浄信院〕。明年7月贈一品）

公延法親王（俗名保業。良宮。母同〔系図纂要作家女小左近紫雲院〕。

桃園天皇養子。准母一条兼香女富子〔恭礼門院〕。

一品。牛車。天台座主。輪王寺。大覚寺。毘沙門堂。

宝暦12年11月29日（1763年1月12日）生〔本朝皇胤紹運録。

系図綜覧11月4日。系図纂要10月4日〕。

明和4年7月11日（1767年8月5日）為大覚寺附弟。

安永6年2月16日（1777年3月25日）

改為輪王寺公遵親王附弟。

同年2月19日為桃園天皇養子。

同年8月22日為親王。

安永7年3月18日（1778年4月15日）得度。

同年10月29日叙二品。

安永9年3月20日（1780年4月24日）受職。

天明3年2月30日（1783年4月1日）叙一品。

天明6年5月8日（1786年6月4日）任天台座主。

同年6月15日聴牛車。

寛政3年7月3日（1791年8月2日）辞職。

享和3年5月27日（1803年7月15日）薨。

号安楽心院）

女子（弥数宮。母同〔系図纂要作家女小左近紫雲院〕。

明和2年12月22日（1766年2月1日）生。

明和4年3月3日（1767年4月1日）薨。号香雲院）

真仁法親王（俗名周翰。時宮。母同〔系図纂要作母家女おさ〕。

桃園天皇養子。准母一条兼香女富子〔恭礼門院〕。

一品。牛車。妙法院。天台座主。

明和5年6月7日（1768年7月20日）生。

明和6年4月16日（1769年5月21日）

相続妙法院。

安永7年7月22日（1778年8月14日）為桃園天皇養子。

同年8月16日為親王。同年10月26日入寺得度。

戒師尊真親王。

天明5年12月16日（1786年1月15日）叙二品。

天明6年8月20日（1786年9月12日）任天台座主。

寛政6年2月17日（1794年3月18日）聴牛車。

寛政7年2月25日（1795年4月14日）叙一品。

文化2年8月9日（1805年9月1日）薨〔系図纂要8日〕。

葬于法住寺。号那羅延院宮）

宗恭（孝宮。母同〔系図纂要作母家女紫雲院〕。後桃園天皇養子。

准母近衛内前女維子〔盛化門院〕。霊鑑寺。

明和6年12月18日（1770年1月14日）生〔系図纂要6日〕。

文政4年11月19日（1821年12月13日）薨。

号成等覚院〔系図纂要〕）

孝格天皇

盈仁法親王（寛宮。俗名嘉種。母家女房[岩室]磐代〔纂輯御系図・

系図纂要。蓮上院[系図纂要]〕。後桃園天皇養子。

准母近衛内前女維子〔盛化門院〕。一品。

牛車。聖護院。梶井。准后。

明和元年10月8日（1764年11月1日）生

〔本朝皇胤紹運録。系図綜覧・系図纂要作

明和9年10月8日（1772年11月2日）生〕。

文政13年11月23日（1831年1月6日）遷化。

号光明照寺〔系図纂要〕）

男子（精宮。母同〔纂輯御系図作家女加久。系図纂要作家女かく〕。

曼殊院。安永3年3月15日（1774年4月25日）生。

安永8年6月9日（1779年7月22日）薨〔系図纂要29日〕。

号速證心院）

男子（鏗宮。母同〔纂輯御系図・系図纂要作母家女交野〕。

仁和寺。安永5年7月5日（1776年8月18日）生。

安永6年4月2日（1777年5月8日）薨〔系図纂要4日〕。

号薩婆若院）

男子（健宮。母同〔纂輯御系図・系図纂要作母磐代〕。実相院。

安永7年7月6日（1778年7月29日）生。

安永9年3月27日（1780年5月1日）薨。号普門示現院）

尊信（元尊真。栄宮。母同。三時智恩寺。近衛家久猶子。

享保19年10月9日（1734年11月4日）生。

享和元年9月26日（1801年11月2日）薨。）

室子（格宮。母同〔系図纂要〕。京極上総太守公仁親王室。

元文元年6月25日（1736年8月2日）生。

宝暦6年6月20日（1756年7月16日）薨。

号格心院。浄室智清〔系図纂要〕）

真如高覚（幾宮。母同。法華寺。元文2年8月21日（1737年9月15日）生。

明和元年11月23日（1764年12月15日）薨。号遍照律院）

倫子（五十宮。母同。徳川家治室。従三位。贈従一位。

元文3年正月20日（1738年3月10日）生〔幕府祚胤伝此同〕。

明和8年8月20日（1771年9月28日）薨〔幕府祚胤伝此同〕。

号心観院。浄地蓮生〔系図纂要。幕府祚胤伝作浄池蓮生大姉〕。

9月10日御出棺御葬送東叡山〔幕府祚胤伝〕。

9月23日贈従二位〔幕府祚胤伝〕。

天明3年8月3日（1783年8月30日）贈従一位〔幕府祚胤伝〕）

輔平（淳宮。母同。鷹司基輝嗣）

博山元敞（八千宮。母同。桃園天皇猶子。

准母一条兼香女富子〔恭礼門院〕。林丘寺。

寛延3年7月12日（1750年8月13日）生。

宝暦2年9月18日（1752年10月24日）相続林丘寺。

宝暦12年3月18日（1762年4月12日）入寺得度。

寛政元(1789)年閏6月為桃園天皇養子。

寛政9年12月15日（1798年1月31日）称音羽御所。

寛政9年12月15日（1798年1月31日）薨〔系図綜覧26日〕。

号普門院。葬于一乗寺山）

⇒

愛仁親王

載仁親王（易宮。実伏見宮邦家親王第十六男子。

母家女房伊丹吉子。

孝明天皇養子。

慶応元年9月22日（1865年11月10日）生。

三宝院相続。　

元帥陸軍大将。

妃三条実美二女智恵子）

女子（茂宮。母同。

文化8年正月1日（1811年1月25日）生。

6月9日薨。

号無量光院〔系図纂要〕）

男子（致宮。母同。文化9年6月20日（1812年7月28日）。

文化10年8月6日（1813年8月31日）薨。

号大光明院〔系図纂要〕）

女子（永宮。母同。文化12年2月21日（1815年3月31日）生。

文化13年4月7日（1816年5月3日）薨。

号永照光院〔系図纂要〕）

教仁法親王（健宮。諱弘保。母同。光格天皇養子。

文政2年後4月27日（1819年5月20日）生。

二品。牛車。妙法院。天台座主。

嘉永5年12月9日（1853年1月18日）薨〔

実嘉永4年6月9日（1851年7月7日）〕。

号宝荘厳院）

光子女王（※現代華族譜要による。徳川慶頼夫人。

文政5(1822)年9月生。

明治39(1906)年10月逝）

譲仁法親王（慥宮。母同。実邦家親王男。光格天皇養子。

文政7年正月11日（1824年2月10日）生。

曼殊院。二品。牛車。

天保13年6月29日（1842年8月5日）薨。

遠寿成院宮）

※最終更新日　2015.10.03