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源（みなもと）

後醍醐源氏

源氏インデックス

第９６代

後醍醐天皇

生年

正応元年11月2日（ユリウス暦:1288年11月26日）

没年

暦応2/延元4年8月16日（ユリウス暦:1339年9月19日）

異称

尊治。

父

後宇多天皇。

母

藤原〔五辻〕忠継女忠子（談天門院）。

配偶者

皇后	藤原禧子	西園寺実兼三女。母従二位藤原孝子〔一作隆子〕。元応元年8月7日(ユリウス暦：1319年9月21日)立為中宮。元弘2年落飾。是年光厳院天皇上号礼成門院。元弘3年6月7日(ユリウス暦：1333年7月19日)〔一作5月17日〕詔復飾為中宮尋日皇太后。元弘3年10月12日(ユリウス暦：1333年11月19日)崩御。後京極院。
皇后	珣子内親王	後伏見院天皇第一女。母広義門院藤原寧子。直叙一品。元弘3年12月7日(ユリウス暦：1334年1月13日)立為中宮。延元2年光明院天皇上号新室町院。延元2年5月12日(ユリウス暦：1337年6月11日)崩御。
	藤原廉子	阿野公廉女。洞院公賢養女。
女御	藤原栄子	二条道平女。
典侍	藤原為子	二条為世女。
	藤原親子	五辻宗親女。称中納言典侍。
	藤原実子	洞院実雄女。
	藤原守子	洞院実泰女。
	源親子	北畠師親女。
	藤原氏	二条為道女。称権大納言三位局。
	藤原氏	四条隆資女。称少納言内侍。
	菅原氏	菅原在仲女。称少将内侍。
	藤原氏	洞院公敏女。称大納言局。
	藤原氏	洞院公泰女。称権大納言局。
	藤原氏	橋本実俊女。遊義門院侍女称一条局。
	藤原氏	二条為忠女。遊義門院侍女称左衛門督局。
	源氏	堀川基時女。
	某氏	父不詳〔坊門清忠女か〕。称坊門局。
	某氏	父不詳。昭訓門院侍女称近衛局。
	某氏	父不詳〔或堀口貞義女〕。

在位

文保2年2月26日（ユリウス暦:1318年3月29日）〜暦応2/延元4年8月15日（ユリウス暦:1339年9月18日）

皇居

吉野行宮。

陵名

塔尾陵。

宗良親王の後裔の大橋重長の室は、織田信長の姉。

後醍醐天皇		尊良親王		女子（今林尼衆〔系図纂要〕。母藤原為世女大納言典侍、為子妹）
				守永親王（一品。上野太守。号宇津峯宮、又西応寺宮。母西園寺公顕女〔
					系図纂要作公顕女後京極院御匣殿〕。後醍醐天皇猶子〔纂輯御系図〕）
				良玄（母同〔系図纂要。纂輯御系図作母不詳〕。二条良基猶子。准三后〔諸門跡譜〕。
					一乗院。法務〔諸門跡譜〕。大僧正。実玄僧正資）
				良慧（※纂輯御系図による）
		世良親王		女王
				女王（京都大学電子図書館公開の本朝皇胤紹運録による）
		恒良親王（前坊。母阿野公廉女廉子〔新待賢門院〕。正中元(1324)年生〔系図纂要〕。
			建武5/延元3年7月12日（ユリウス暦:1338年7月29日）薨〔系図纂要。皇親系4月〕）
		成良親王（母同。前坊。上野太守。征夷大将軍。
			建武5/延元3年7月21日（ユリウス暦:1338年8月7日）薨〔系図纂要・皇親系〕）
		後村上天皇
		護良親王		陸良親王（一云隆良〔纂輯御系図〕。母北畠親房女〔纂輯御系図。
					系図纂要作親房妹〕。後醍醐天皇猶子〔纂輯御系図〕）
				女王（母竹原八郎宗規女。※纂輯御系図による）
		静尊法親王（改恵尊、又改尊珍。園城寺。聖護院。母同世良）
		宗良親王		興良親王（※纂輯御系図による。母狩野介藤原貞長女）
				尹良親王		源朝臣尹重（幼名良王。母源世良田右馬助政義女）⇒〔大橋〕
						氷室良新
						桜姫（桜樫。桜子女王〔井伊家譜〕。三河守平定省室。
						※井伊家譜・系図纂要作宗良親王女）
		尊真（醍醐宮。母四条隆資女少納言内侍）
		聖助法親王（延暦寺。聖護院。母菅原在仲女少将内侍）
		法仁法親王（仁和寺。二品〔仁和寺御室系譜〕。母藤原為道朝臣女権大納言三位局。
			正中2(1325)年生。文和元/正平7年10月25日（ユリウス暦:1352年12月2日）入滅）
		玄円法親王（興福寺一乗院。早世。母洞院実泰女従二位守子）
		満良親王（母花山院宗親女中納言典侍親子）
		恒性（大覚寺。越中宮。母亀山院皇女）
		皇子（母同護良）
		懐良親王〔懐良親王孫〕
		知良王（母昭訓門院近衛）
		懽子内親王（斎宮。光厳上皇妃。宣政門院。母西園寺実兼女禧子〔後京極院〕。
		女院小伝によれば、元応元年6月26日（ユリウス暦:1319年7月14日）為内親王。
		同年10月28日叙一品。
		元徳2年12月19日（ユリウス暦:1331年1月27日）卜定。
		元徳3年正月12日（ユリウス暦:1331年2月19日）准三宮。
		元徳3/元弘元(1331)年退下。建武2年2月2日（ユリウス暦:1335年2月25日）院号）
		祥子内親王（斎宮。母阿野公廉女廉子〔新待賢門院〕）
		妣子内親王（今林尼衆。母同護良）
		惟子内親王（今林尼衆。鷲尾。母阿野公廉女廉子〔新待賢門院〕）
		皇女（今林尼衆。母同世良）
		皇女（今林尼衆。母藤原為忠女遊義門院左衛督局）
		瓊子内親王（母藤原為世女贈従三位為子）
		皇女（母後宇多院権中納言局〔纂輯御系図云藤原公泰女歟〕）
		皇女（鎌倉松岡東慶寺五世用堂和尚。母藤原基時朝臣女。
			応永3年8月8日（ユリウス暦:1396年9月10日）寂。※纂輯御系図作用堂別人）
		皇女（関白近衛基嗣室、後離縁。母民部卿局）
		皇女（母山階実雄女一品実子）
		皇女（母大納言局。実雄公女〔纂輯御系図云藤原公敏女歟〕）
		皇女（母坊門局）
		皇女（母後室町院）
		皇女（母同法仁）
		〔果尊法親王〕（※纂輯御系図による。僧尊真同人歟）
		〔尊性法親王〕（※纂輯御系図による。上文所載之皇子中之一人歟）
		最恵法親王（※纂輯御系図による）
		僧元選（※纂輯御系図による）
		〔瑜子内親王〕（※纂輯御系図による。上文所載之皇女中之一人歟）
		〔欣子内親王〕（※纂輯御系図による）
		〔幸子内親王〕（※纂輯御系図による）
		〔貞子内親王〕（※纂輯御系図による）
		〔皇女〕（※纂輯御系図による。用堂）
		皇女（※纂輯御系図による。母源氏、左馬権頭堀口貞義女）

*1尊良親王　母藤原為世女贈従三位為子。中務卿。兵杖。応長元(1311)年生〔系図纂要〕。配流土佐国。於金崎城自害〔系図纂要作建武4/延元2年3月6日（ユリウス暦:1337年4月7日）〕。
*2世良親王　母藤原〔橋本〕実俊女遊義門院一条局。太宰帥。上野太守。元徳2年9月18日（ユリウス暦:1330年10月30日）薨。
*3護良親王　尊雲法親王。天台座主。号大塔宮。還俗。征夷大将軍。母北畠師親女従三位親子。建武2(1335)年為源[足利]直義被殺給〔諸門跡譜〕。
*4宗良親王　尊澄法親王。母藤原為世女贈従三位為子。二品。天台座主。妙法院
*5尹良親王　母井伊介藤原道政女。以下、纂輯御系図による。
*6氷室良新　母同。津嶋社務。永享七年初補神職。

懐良親王孫〔後醍院〕

懐良親王

良宗

良忠

宗親

良春

宗能

⇒

良明

宗寅（新左衛門）

女子（東氏妻）

喜六

女子

*1懐良親王　阿蘇宮〔系図纂要作又、藐西宮、又、高田宮〕。一品。式部卿。征西将軍。母藤原為道朝臣女権大納言三位局。元徳元(1329)年生〔系図纂要〕。永徳3/弘和3年2月27日（ユリウス暦:1383年3月31日）薨〔皇親系による。系図纂要作嘉慶2/元中5年3月16日（ユリウス暦:1388年4月22日）〕。葬于悟真寺。
*2良宗　本名雅良王〔系図纂要〕。爵松丸〔系図纂要作巖松丸〕。越後守。号後醍院。母菊池肥後守武重女。武光妹。貞治2/正平18(1363)年生。
*3良忠　伊豆守。
*4宗親　八郎。越後守。
*5良春　越後守。
*6宗能　越後守。文明12(1480)年生。天正4年5月17日（ユリウス暦:1576年6月13日）卒。
*7良明　内蔵允。

⇒

宗利

良高

宗貞（助六．為武者。修行赴関東）

女子

良任

宗重

頼次（高橋勝三郎。半右衛門。母愛甲氏女。

天正元(1573)年生於肥後八代）

義信

宗恒

良乙

良政（八郎。喜兵衛）

良紀（新三郎）

女子

良以（於萬。新左衛門。半左衛門）

頼演（主税助）

*1宗利　主馬允。
*2良高　主殿助。
*3良任　備後。大永4(1524)年生於肥後八代。慶長2年10月11日（1597年11月20日）卒於薩州入来院。道号白峰来雲。
*4宗重　松寿丸。八郎。図書。喜兵衛。淡路入道。号淡斉。天文20(1551)年生於肥後八代。寛永元年4月16日（1624年6月1日）卒。道号香雲道淳。天正初属相良修理大夫義陽之旗下。高橋氏許与。復本姓称後醍院。
*5義信　熊太郎。母同。木工允。内蔵介。天正13(1585)年生於肥後八代。寛永6年7月28日（1629年9月15日）卒。法号文安宗章。
*6宗恒　於熊。喜兵衛。慶長14年6月27日（1609年7月28日）生。母東一郎右衛門女。寛文6年12月18日（1667年1月12日）卒。法号天山道雪。
*7良乙　松熊。八介。喜左衛門。

護良親王が幽閉された土牢跡

鎌倉宮

神奈川県鎌倉市二階堂１５４
ＪＲ横須賀線鎌倉駅から京急バス（鎌２０）で大塔宮下車、徒歩１分。
拝殿までは拝観無料。宝物殿・土牢などの拝観は有料。
駐車場あり。

鎌倉宮公式ページ
http://kamakuraguu.jp/index2.htm

本サイトの公卿に関するデータは、
東京大学史料編纂所公開用データベースに公開されている家譜、
公卿補任（新訂増補国史大系53-57吉川弘文館。国史大系第9-11経済雑誌社）、
尊卑分脈（新訂増補国史大系58-60下吉川弘文館。
新編纂図本朝尊卑分脈系譜雑類要集1-12吉川弘文館）、
公卿諸家系図（土橋定代。続群書類従完成会。※知譜拙記）、
系図纂要（名著出版）
を基本として、その他諸史料で補完して作成しました。知譜拙記と系図纂要からの出典には、その旨を注記してあります。
菩提寺・居所に関しては、
雲上明覧大全〔慶応4(1868)年版〕と
公卿諸家系図　土橋定代　（続群書類従完成会）のデータ〔※この２冊は同内容〕
を基本としました。家譜その他の系図史料等の葬地との異同は併記してありますが、
実地調査はおこなっておりません。
家業に関しては、諸家々業記、有職袖中鈔を基本とし、その他諸本で補完しました。
家紋に関しては、
雲上明覧大全〔慶応4(1868)年版〕を基本として、
日本家紋総鑑　千鹿野茂（角川文庫）他、上述の事典などで補完・比較検討しました。
年数の表記に関しては、ユリウス暦1582年10月4日までをユリウス暦に換算し、
その翌日からをグレゴリオ暦に換算してあります。
ユリウス暦の場合は、西暦の頭にユリウス暦であることを表記してあります。ユリウス暦の表記がないものは、グレゴリオ暦であることを示します。
和暦の改元の表記に関しては、改元した年の改元日から新元号の元年としました。
西暦への変換に関しては、和暦の各月の大小の値を「日本暦日原典」内田正男/著に従って、算出したものです。
父母名などを表記する場合、公卿に関しては、官位官職、卿・公の尊称は省略しました。
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