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羽林家 〔壬生〕

羽林家家系別分類表
壬生【みぶ】
本姓：藤原氏。華族類別録第五十八類。 新家 内々 一条家門流
藤原北家中御門流。園家庶流。元称葉川。
江戸期に葉川基章の子俊平が葉川から壬生に改号する。
家紋 杜若。
家業  
江戸期石高 130石。明治2(1869)年6月、基修が永世禄二百石を賜る （戦功鳥羽伏見及奥羽役賞典表）。
明治期爵位 伯爵。明治17(1884)年7月8日基修子爵授爵〔※現代華族譜要の授爵年表は
伯爵とあるが、同書陞爵年表に従う〕。
明治24(1891)年4月23日基修伯爵陞爵〔現代華族譜要〕。
菩提所 松林院〔華族名鑑此同〕。
居所 梨木町東側。

壬生家系図

俊平までの系図は、葉川家系図を参照。
俊平 ━ 基貫 ⇒
⇒ ┳ 師基 （本名元胤。母興正寺大僧正寂永女。 ⇒
  ┃   宝暦7年8月20日（1757年10月2日）生。
  ┃   正四位下。左権少将。
  ┃   寛政9年10月3日（1797年11月20日）落飾。
  ┃   法名静観〔知譜拙記・系図纂要〕。
  ┃   文政5年9月10日（1822年10月24日）卒
  ┃   〔家譜による。知譜拙記・系図纂要作
  ┃   文政9年9月10日（1826年10月11日）〕）
  ┣ 篤熈 （石山基陳嗣）
  ┣ 家尹 （師基嗣）
  ┣ 女子 （日野資矩室）
  ┣ 女子 （光格天皇掌侍従五位下章子）
  ┣ 専賀 （※太秦家譜による。慈尊院。法印。大僧都。
  ┃   延享3(1746)年生。
  ┃   文化14年9月29日（1817年11月8日）寂）
  ┗ 専慶 （※桜井家譜によるが専賀同人か。桜井氏敦為実子。興福寺慈尊院）
⇒ 家尹 ┳ ━ 基修（実庭田重基三男〔家譜〕。
  ┃  
天保6年3月7日（1835年4月4日）
  ┃  
生〔家譜・華族名鑑〕。
  ┃  
弘化3年12月17日（1847年2月2日）叙爵。
  ┃  
嘉永2年12月19日（1850年1月31日）元服聴昇殿。
  ┃  
嘉永3年12月19日（1851年1月20日）叙従五位上。
  ┃  
嘉永7年正月22日（1854年2月19日）叙正五位下。
  ┃  
安政4年11月20日（1858年1月4日）任修理権大夫。
  ┃  
安政5年正月5日（1858年2月18日）叙従四位下。
  ┃  
万延2年正月5日（1861年2月14日）叙従四位上。
  ┃  
同年増禄140石。
  ┃  
文久3年8月18日（1863年9月30日）長州下行。
  ┃  
同24日被止官位。
  ┃  
慶応3年12月9日（1868年1月3日）復位。
  ┃  
同27日帰洛。
  ┃  
慶応4年閏4月22日（1868年6月12日）任左衛門権佐。
  ┃  
同年同日叙正四位下。
  ┃  
明治元年5月家禄奉還。
  ┃  
明治元[慶応4]年5月11日（1868年6月30日）任
  ┃  
三等陸軍将。
  ┃  
明治2年正月11日（1869年2月21日）任右近衛少将。
  ┃  
明治2年2月10日（1869年3月22日）任越後府知事。
  ┃  
同年6月依軍功賜賞典禄200石。
  ┃  
同年7月任水原県知事。
  ┃  
10月8日任東京府知事。
  ┃  
明治3年12月新賜家禄現米262石8斗。
  ┃  
為東京府貫属。
  ┃  
明治4年7月23日（1871年9月7日）免東京府知事。
  ┃  
12月5日任山形県権令。
  ┃  
明治6年1月9日依願免本官。
  ┃  
明治8年7月2日任元老院議官。
  ┃  
※以上、家譜による。
  ┃  
明治39(1906)年3月没〔
  ┃  
現代華族譜要・華族家系大成〕。
  ┃  
室四辻公績四女重子〔華族家系大成〕）
  ┣ 為定（五条為貴嗣）
  ┣ 長熈（五条為徳為子。清岡長材嗣）
  ┗ 基修（実庭田重基三男。道吉嗣）
■色の名前は公卿。
壬生　俊平（本名家房）
［ 元禄7年11月4日（1694年12月20日） 〜 享保14年5月26日（1729年6月22日） ］
左少将葉川基章朝臣男。母家女房。
享保12年4月7日（1727年5月27日）叙従三位。
従三位・非参議。
公卿補任尻付
元禄14年5月13日（1701年6月18日）叙爵（8歳）。
元禄15年11月16日（1703年1月3日）元服昇殿侍従（9歳）。
宝永2年正月23日（1705年2月16日）従五位上（去五分。12歳）。
宝永6年3月16日（1709年4月25日）正五位下（16歳）。
宝永7年12月21日（宝永7年12月21日）以葉川号改壬生。
正徳元[宝永8]年3月6日（1711年4月23日）改俊平（元家房）。
正徳元年12月21日（1712年1月28日）左少将（18歳）。
正徳3年2月18日（1713年3月14日）従四位下（去正六分。20歳）。
正徳4年正月15日（1714年3月1日）左中将（21歳）。
享保2年4月3日（1717年5月13日）従四位上（24歳）。
享保6年12月24日（1722年2月9日）正四位下（28歳）。
壬生　基貫
［ 享保10年7月27日（1725年9月3日） 〜 寛政3年7月26日（1791年8月25日） ］
俊平男(実園基香次男)。母家女房(実母兵部大輔高倉永重朝臣女)。
宝暦4年9月20日（1754年11月4日）叙従三位。
正二位・権中納言。
※系図纂要によれば、実は五条為範男、園基香養子。
壬生　家尹
［ 安永5年6月15日（1776年7月30日） 〜 天保5年正月10日（1834年2月18日） ］
師基朝臣男(実壬生基貫末子)。母家女房(実母家女房)。
文政5年6月12日（1822年7月29日）叙従三位。
正三位・参議。
公卿補任尻付
天明6年12月19日（1787年2月6日）叙従五位下（11歳）。
寛政9年9月21日（1797年11月9日）為師基朝臣養子。
寛政10年6月5日（1798年7月18日）元服聴昇殿（23歳）。
同日任叙尾張権介従五位上。
文化元年12月28日（1805年1月28日）叙正五位下（29歳。去正月11日分）。
文化5年正月5日（1808年2月1日）叙従四位下（33歳）。
文化8年4月25日（1811年6月15日）服解（実母）。
同年6月17日除服出仕復任。
文化9年正月20日（1812年3月3日）叙従四位上（37歳）。
文化13年正月5日（1816年2月2日）叙正四位下（41歳）。
文政2年後4月7日（1819年5月30日）任右近衛権少将（44歳）。
同年6月1日拝賀。
文政4年4月26日（1821年5月27日）着本陣。
文政5年3月22日（1822年5月13日）転左権中将。
同年5月15日拝賀。
※家譜によれば、母は、興正寺大僧正寂永女。

壬生

村上源氏。 鎌倉時代に源雅言の子頼言と雅言の次男権中納言源雅憲の子雅康・その子雅顕が壬生姓を 称している。

壬生家略系図

※詳細な系図は、村上源氏を参照。
村上天皇 ━ 具平親王 ━ 師房 ━ 顕房 ┳ 雅実〔⇒久我〕
  ┗ 雅兼 ━ 雅頼 ━ 兼忠 ━ 雅具 ⇒
⇒ ┳ 雅言 ┳ 雅憲 ┳ 雅康*C1 ┳ 兼親（或兼頼。本名雅重。左少将。従四位下）
  ┃   ┃   ┃   ┣ 雅顕 ━ ━ 雅秀 ━ 雅豊
  ┃   ┃   ┃   ┗ 雅綱
  ┃   ┃   ┣ 雅英（大膳大夫）
  ┃   ┃   ┗ 具憲（左中将。正四位下）
  ┃   ┣ ━ ━ ━ 雅方
  ┃   ┣ 頼言（号壬生。*尊卑分脈によれば、雅憲男）
  ┃   ┣ 実俊（園城寺。法印権大僧都）
  ┃   ┗ 女子
  ┗ ┳ 忠具（本名雅忠）
  ┣ 時俊
  ┗ 行厳 ━ 厳信（法印。為慶信子）
■色の名前は公卿。
壬生　雅康
［ 弘安9(1286)年 〜 貞和3/正平2年2月22日（ユリウス暦:1347年4月3日） ］
雅憲男。法名・蓮覚。
延慶3年3月9日（ユリウス暦:1310年4月9日）叙従三位。
貞和3/正平2年2月11日（ユリウス暦:1347年3月23日）出家。
正二位・権中納言。
壬生　頼言
［ 生没年不明 ］
雅言男。
正和2年4月10日（ユリウス暦:1313年5月6日）叙従三位。
嘉暦元年8月15日（ユリウス暦:1326年9月11日）出家。
従三位・非参議。
※尊卑分脈によれば、雅憲の子。
壬生　雅顕
［ 徳治元(1306)年 〜 貞和5/正平4年5月12日（ユリウス暦:1349年5月29日） ］
雅康男。
康永2/興国4年12月22日（ユリウス暦:1344年1月8日）叙従三位。
従三位・参議。
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※最終更新日　2015.10.26

羽林家家系別分類表

藤
原
氏
閑院家
20家
姉小路、
阿野、
梅園、
裏辻、
正親町、
大宮、
小倉、
押小路、
風早、
河鰭、

滋野井、
清水谷、
園池、
高松、
西四辻、
橋本、
花園、
武者小路、
山本、
四辻
南家高倉（藪）流
3家
高丘、
中園、
藪
※南家高倉流は、閑院家に従属。
中御門家
9家
石山、
石野、
持明院、
園、
高野、
東園、
松木、
壬生、
六角
花山院家
5家
飛鳥井、
今城、
中山、
難波、
野宮
四条家
7家
油小路、
櫛笥、
四条、
西大路、
八条、
山科、
鷲尾
（園池⇒櫛笥庶流だが公屋が正親町三条実昭の猶子となった為、以降、閑院家となる。）
　四条家庶流大綱略系図
御子左家
4家
入江、
藤谷、
(上)冷泉、
下冷泉、
水無瀬家
5家
桜井、
七条、
町尻、
水無瀬、
山井
高倉家
2家
樋口、 堀河
源
氏
村上源氏
8家
岩倉、
植松、
梅溪、
愛宕、
久世、
千種、
東久世、
六条
宇多源氏
3家
綾小路、 大原、 庭田
太宰府紀行
平安神宮に行こう
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三条実美: 孤独の宰相とその一族
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    を基本として、その他諸史料で補完して作成しました。 知譜拙記と系図纂要からの出典には、その旨を注記してあります。
  • 菩提寺・居所に関しては、
    雲上明覧大全〔慶応4(1868)年版〕と
    公卿諸家系図　土橋定代　（続群書類従完成会）のデータ〔※この２冊は同内容〕
    を基本としました。 家譜その他の系図史料等の葬地との異同は併記してありますが、
    実地調査はおこなっておりません。
  • 家業に関しては、諸家々業記、有職袖中鈔を基本とし、その他諸本で補完しました。
  • 家紋に関しては、
    雲上明覧大全〔慶応4(1868)年版〕を基本として、
    日本家紋総鑑　千鹿野茂（角川文庫）他、上述の事典などで補完・比較検討しました。
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    西暦への変換に関しては、和暦の各月の大小の値を 「日本暦日原典」内田正男/著に従って、算出したものです。
  • 父母名などを表記する場合、公卿に関しては、官位官職、卿・公の尊称は省略しました。
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