〜公家の歴史〜

徳川〔御三卿-田安家・一橋家・清水家〕 Tokugawa clan 〔Gosankyō〕

田安 (Tayasu)

十万石。華族類別録第二十五類。
八代将軍吉宗の二男宗武を祖とする。
葬地は、華族名鑑によると、上野　凌雲院。
明治17(1884)年7月7日達孝が伯爵を授爵〔現代華族譜要〕。

田安家系図

宗武	女子（誠。母近衛家久女通子〔近衛家譜作久子。知姫。改森姫。法蓮院殿〕。
		寛保元年7月21日（1741年8月31日）生。許婚伊達重村。
		宝暦9年5月12日（1759年6月6日）卒。恵覚院。葬于小石川伝通院）
	女子（裕。母同。寛保3年9月20日（1743年11月5日）生。11月16日卒。
		随縁院。葬于凌雲院）
	女子（淑。号円諦院。生母山村氏。鍋島重茂室。延享元年6月29日（1744年8月7日）生。
		文化12年9月26日（1815年10月28日）卒。葬于麻布賢宗寺）
	男子（小次郎。母近衛家久女通子。延享2年10月1日（1745年10月25日）生。立為世子。
		称穂川氏。宝暦3年12月8日（1754年1月1日）卒。孝慈院。葬于凌雲院）
	男子（銕之助。後改英菊。母同。延享4年8月24日（1747年9月28日）生。
		宝暦2年8月12日（1752年9月19日）卒。瑞光院。葬于凌雲院）
	男子（友菊。生母山村氏。延享4年7月11日（1747年8月16日）生。
		宝暦3年4月7日（1753年5月9日）卒。本寂院。葬于凌雲院）
	女子（仲。初称貞。雅姫〔系図纂要〕。母近衛家久女通子。池田重寛室。
		寛延4年6月13日（1751年7月5日）生。安永8年5月21日（1779年7月4日）卒〔系図纂要6月2日〕。
		聖諦院。葬于本所弘福寺）
	男子（乙菊。生母毛利氏。宝暦2年8月2日（1752年9月9日）生。
		宝暦3年4月17日（1753年5月19日）卒〔系図纂要7日〕。瓊樹院。葬于凌雲院）
	治察		斉匡	男子（剛之丞。称松平氏。生母筧氏。
					寛政11年3月8日（1799年4月12日）生。
					寛政12年6月27日（1800年8月17日）卒。
					倫脱院。葬于凌雲院）
				女子（近。母貞子女王〔裕宮。閑院宮美仁親王姫宮〕。
					徳川斉礼室。寛政12年5月21日（1800年7月12日）生。
					文政13年4月22日（1830年6月12日）卒。
					観光院。葬于凌雲院）
				女子（包。生母筧氏。寛政12年8月26日（1800年10月14日）生。
					享和元年7月16日（1801年8月24日）卒。
					瑶温院。葬于凌雲院）
				女子（静。母貞子女王。享和3年正月8日（1803年1月30日）生。
					6月23日卒。宝光院。葬于凌雲院）
				匡時（益千代。右兵衛。生母斉藤氏。
					文化2年閏8月13日（1805年10月5日）生。
					天保10年10月12日（1839年11月17日）卒。
					霊明院。葬于凌雲院）
				女子（鑅。号貞寿院。生母八木氏。久松定通室。
					文化2年9月19日（1805年11月9日）生。
					万延元年8月11日（1860年9月25日）卒。
					葬于三田済海寺）
				女子（生母河合氏。文化4年10月10日（1807年11月9日）生。
					即日夭折。理照院。葬于凌雲院）
				女子（鋭。母斉藤氏。許婚津軽信順。
					文化4年10月7日（1807年11月6日）生。
					文政3年12月17日（1821年1月20日）。
					縁理院。葬于凌雲院）
				女子（猶。号貞慎院。母貞子女王。徳川斉荘室。
					文化4年12月21日（1808年1月18日）生。
					明治5年2月22日（1872年3月30日）卒。
					葬于尾州名古屋建中寺）
				女子（鐐。生母八木氏。酒井忠発室。
					文化5年閏6月6日（1808年7月28日）生。
					明治23(1890)年12月31日没〔華族家系大成〕）
				女子（欽。後更益。母斉藤氏。津軽信順室。
					文化6年5月16日（1809年6月28日）生。
					嘉永4年9月14日（1851年10月8日）卒。仙桜院。
					葬于東叡山中津梁院）
				斉荘		女子（勝。母笹本氏。天保3(1832)年
							4月22日生。天保4年7月18日（1833年9月1日）卒。
							瑶理院。葬于凌雲院）
						女子（利。母宮田氏。
							天保7年6月28日(1836年8月10日)生。
							徳川斉彊養女。浅野慶熾室）
				女子（猗。母篠崎氏。許婚久松定和。
					文化8年3月13日（1811年5月5日）生。
					文化14年5月29日（1817年7月13日）卒。
					浄潭院。葬于凌雲院）
				男子（謙三郎。生母河合氏。文化11年4月16日（1814年6月4日）生。
					文化14年11月8日（1817年12月15日）夭。明智院。
					葬于凌雲院）
				女子（恒。生母高月氏。文化12年4月19日（1815年5月27日）生。
					文政2年12月22日（1820年2月6日）夭。麗容院。
					葬于凌雲院）
				女子（歳。生母高月氏。文化13年12月16日（1817年2月1日）生。
					文化15年3月8日（1818年4月13日）夭。善知院。
					葬于凌雲院）
				女子（三千。生母篠崎氏。文化15年3月17日（1818年4月22日）生。
					文政3年正月8日（1820年2月21日）夭。耀光院。
					葬于凌雲院）
				斉位（幼名郁之助。生母高月氏。一橋斉礼嗣。
					従三位。参議。文政元年6月13日（1818年7月15日）生。
					天保8年5月7日（1837年6月9日）卒。崇雲院。葬于凌雲院）
				女子（愛。生母八木氏。徳川斉温室。
					文政元年12月21日（1819年1月16日）生。天保3年12月7日（1833年1月27日）卒。
					琮樹院。葬于西久保天徳寺）
				女子（千重。号永寿院。生母篠崎氏。松平武成室。
					文政4年3月14日（1821年4月16日）生。安政7年正月7日（1860年1月29日）卒。
					葬于谷中善性寺）
				女子（純。生母高月氏。立花鑑寛室。
					文政4年4月17日（1821年5月18日）生）
				慶寿（幼名房之助。生母八木氏。一橋慶昌嗣。
					従三位。参議。文政6年3月4日（1823年4月14日）生。
					弘化4年5月7日（1847年6月19日）卒。承休院。葬于凌雲院）
				女子（弥。生母高月氏。文政6年4月16日（1823年5月26日）生。
					文政9年正月12日（1826年2月18日）夭。円證院。葬于凌雲院）
				男子（聡之助。生母八木氏。文政7年閏8月27日（1824年10月19日）生。
					文政8年5月24日（1825年7月9日）夭。諦境院。葬于凌雲院）
				女子（至。生母木村氏。文政7年11月3日（1824年12月22日）生。
					文政9年8月16日（1826年9月17日）夭。寂照院。葬于凌雲院）
				男子（郁之助。生母高月氏。文政8年12月18日（1826年1月25日）生。
					文政9年2月7日（1826年3月15日）夭。本量院。葬于凌雲院）
				慶永（幼名錦之丞。号春嶽。生母木村政辰女。松平〔福井藩〕斉善養子）
				慶頼		女子（喜久。生母高井氏。安政3年9月12日（1856年10月10日）生。
							元治2年正月17日（1865年2月12日）卒。玉操院。葬于凌雲院）
						男子（寿千代。生母高井氏。安政7年3月11日（1860年4月1日）生。
							元治2年2月4日（1865年3月1日）卒。英樹院。葬于凌雲院）
						女子（生母高井氏。文久2年2月21日（1862年3月21日）生。
							即日夭折。紫雲院。葬于凌雲院）
						男子（降麿。生母沢井氏。文久2年9月18日（1862年11月9日）生。
							11月12日夭折。理光院。葬于凌雲院）
						家達（亀之助。生母高井氏。文久3年7月11日（1863年8月24日）生。
							慶応4年閏4月29日（1868年6月19日）継宗家）
						達孝（幼名群之助。生母高井氏。
							慶応元年5月25日（1865年6月18日）生。
							夫人徳川慶喜長女鏡子。
							夫人島津忠義四女知子）
						女子（鎮。生母沢井氏。慶応2年5月14日（1866年6月26日）生。
							華族家系大成によれば、酒井忠篤室。
							大正元(1912)年11月16日没）
						女子（鏡。生母沢井氏。慶応3年11月25日（1867年12月20日）生。
							慶応4年正月6日（1868年1月30日）卒。空閑院。
							葬于凌雲院）
						女子（春。生母高井氏。
							慶応4年2月21日（1868年3月14日）生。10月10日卒。
							芳春院。葬于凌雲院）
						男子（興丸。生母高井氏。
							明治4年正月5日（1871年2月23日）生。3月25日卒。
							整信院。葬于凌雲院）
						頼倫（藤之助。。生母沢井氏。
							明治5年6月23日（1872年7月28日）生）
				女子（筆。生母木村氏。鍋島斉正〔直正〕継室。
					文政13年7月23日（1830年9月9日）生）
				慶臧（生母木村氏。尾張大納言斉荘養子。天保7年6月15日（1836年7月28日）生。
					嘉永2年5月7日（1849年6月26日）薨。源欽。葬于尾張名古屋建中寺）
	女子（節。母近衛家久女通子。毛利治元室。宝暦6年6月18日（1756年7月14日）生。
		文化12年6月4日（1815年7月10日）卒。邦媛院〔系図纂要作邦媛院寿山展興〕。葬于芝青松寺）
	女子（脩。生母林氏。酒井忠徳室。宝暦6年10月18日（1756年11月10日）生。
		文政3年正月8日（1820年2月21日）卒。仙寿院〔系図纂要作仙寿院照誉珠光智静〕。
		葬于三縁山清光寺）
	定国（幼名豊麻呂。辰丸〔系図纂要〕。生母山村氏。久松定静養子。
		従四位下。隠岐守。宝暦7年6月13日（1757年7月28日）生。
		文化元年6月16日（1804年7月22日）卒。瑞龍院。葬于三田済海寺）
	定信（幼名賢麻呂。生母山村氏。久松定賢養子。従四位下。越中守。
		号楽翁〔系図纂要〕。宝暦8年12月27日（1759年1月25日）生。
		文政12年5月13日（1829年6月14日）卒。守国院。葬于深川霊巖寺）
	女子（種。生母山村氏。将軍家治養女。紀伊中納言治宝室。
		明和2年7月15日（1765年8月31日）生。寛政6年正月8日（1794年2月7日）卒。
		貞恭院〔系図纂要作貞恭院芳蘭慈芳〕。葬于紀州浜中長保寺）
	女子（定。生母山村氏。松平治好室。明和4年3月5日（1767年4月3日）生〔系図纂要15日〕。
		文化10年正月8日（1813年2月8日）卒〔系図纂要4日〕。
		麗照院〔系図纂要作麗照院貞観因順〕。葬于天徳寺）

*1宗武　幼名小次郎。生母於古牟之方〔竹本茂兵衛正長女。本徳院殿〕。従三位。権中納言。正徳5年11月27日（1715年12月22日）生。明和8年6月4日（1771年7月15日）薨。悠然院〔系図纂要作悠然院寛山円休〕。葬于東叡山中凌雲院。
*2治察　幼名寿麻呂。母近衛家久女通子。従三位行大蔵卿兼左近衛権中将。宝暦3年10月6日（1753年10月31日）生。安永3年9月8日（1774年10月12日）薨。高尚院〔系図纂要作高尚院心月覚嶺〕。葬于凌雲院。天明3年6月4日（1783年7月3日）贈参議。
*3斉匡　実一橋大納言治済五男。生母丸山氏。幼名慶之丞。従一位。権大納言。安永8年4月15日（1779年5月30日）生。天明7(1787)年6月為田安嗣。嘉永元年5月晦日（1848年6月30日）薨。惇宗院。葬于凌雲院。
*4斉荘　実将軍家斉男。生母曽根弥三郎重辰女於蝶之方。要之丞。尾張大納言。従二位。権大納言。文化6年6月13日（1809年7月25日）生〔徳川幕府家譜作文化7年6月13日（1810年7月14日）生〕。弘化2年7月21日（1845年8月23日）薨〔系図纂要作22日。徳川幕府家譜作実5日〕。法名大覚院性誉惟徳源懿。葬于尾州名古屋建中寺。
*5慶頼　幼名群之助。生母篠崎氏。文政11年10月13日（1828年11月19日）生。権大納言。正二位。文久3年正月18日（1863年3月7日）降官爵一等遷従二位中納言。

一橋 (Hitotsubashi)

徳川将軍家系図

十万石。華族類別録第二十五類。
八代将軍吉宗の四男宗尹を祖とする。
葬地は、華族名鑑によると、上野　凌雲院。
明治17(1884)年7月7日が達道伯爵を授爵〔現代華族譜要〕。

一橋家系図

宗尹	重昌（小五郎。於義丸〔越前福井松平家譜〕。寛保3年8月22日（1743年10月9日）生〔
		越前福井松平家譜〕。松平兵部大輔宗矩養子）
	女子（松平〔島津〕薩摩守重豪室）
	男子（仙之助。小五郎。早世）
	重富（仙之助。寛延元年11月16日（1749年1月4日）生〔越前福井松平家譜〕。
		出嗣越前家〔兄重昌嗣〕）
	治済		家斉（豊千代。安永2年10月5日（1773年11月18日）生。将軍家治養子）
			女子（早世）
			治国		斉朝（愷千代。母二条治孝女彰。
						寛政5年8月23日（1793年9月27日）生。尾張大納言宗睦養子）
			斉隆（雅之助。初名長暠〔黒田家譜〕。母丸山氏〔黒田家譜〕。
				松平〔黒田〕筑前守治高養子。
				安永6年9月21日（1777年10月21日）生〔黒田家譜〕）
			男子（雄之助。早世）
			斉匡（慶之丞。母丸山氏。安永8年4月15日（1779年5月30日）生。
				天明7(1787)年6月出嗣田安家）
			斉敦		女子（早世）
					女子（有馬玄蕃頭頼徳室）
					男子（備千代。早世）
					斉礼		斉位	慶昌	⇒
							女子（早世）
					女子（松平〔島津〕修理大夫斉彬室）
					女子（早世）
					女子（奥平大膳大夫昌暢室）
					男子（信之助。早世）
			女子（早世）
			女子（早世）
			義居（亀之助。母丸山氏。天明5年10月15日（1785年11月16日）生。
				松平弾正大弼勝当養子）
			女子（細川越中守斉樹室）
			男子（久之助。早世）
			男子（本之丞。松平越前守治好養子）
	治之（隼之助。初名高満〔黒田家譜〕。母細田氏〔黒田家譜〕。
		黒田継高養子。宝暦2年12月1日（1753年1月4日）生〔黒田家譜〕）
	男子（鎌三郎。宝暦7(1757)年生。安永2年5月24日（1773年7月13日）卒。信相院）
	男子（金次郎。早世）

*1宗尹　将軍吉宗第四子。小五郎。享保6(1721)年生。享保20年9月23日（1735年11月7日）叙従三位任左中将兼刑部卿。延享2年11月2日（1745年11月24日）任参議。明和元年12月22日（1765年1月13日）薨。覚了院。明和7年10月14日（1770年11月30日）贈権中納言。室一条兼香女顕子〔俊姫。寛延2年7月12日（1749年8月24日）卒。深達院〕。
*2治済　豊之助。宝暦元(1751)年生。明和元年11月11日（1764年12月3日）叙従三位任左中将。天明元年12月5日（1782年1月18日）任参議。寛政3年3月5日（1791年4月7日）任権中納言。寛政11年正月27日（1799年3月3日）叙従二位任権大納言。文政3年4月21日（1820年6月1日）叙従一位。文政8年3月7日（1825年4月24日）任准大臣。文政10年2月20日（1827年3月17日）薨。最樹院。文政11年正月29日（1828年3月14日）贈内大臣。文政12年2月8日（1829年3月12日）贈太政大臣。室京極上総太守公仁親王女在子〔万種宮、改寿賀宮。明和7年7月12日（1770年9月1日）卒。桂芳院〕。
*3治国　力之助。安永5(1776)年生。天明7年3月9日（1787年4月26日）叙従三位任左中将。寛政5年4月8日（1793年5月17日）薨。敬宗院。室二条治孝女隆子〔彰君。天保13年正月13日（1842年2月22日）卒。乗蓮院〕。
*4斉敦　好之助。安永9(1780)年生。寛政5年6月6日（1793年7月13日）叙従三位任左中将兼民部卿。享和5年12月1日任参議〔※家譜によるが、享和は4年まで〕。文化13年9月4日（1816年10月24日）薨。厳恭院。文政5年8月9日（1822年9月23日）贈権中納言。室二条治孝女保子〔脩君。享和3年4月26日（1803年6月15日）卒(二条家譜3月26日)。靖安院〕。
*5斉礼　松之助。享和3(1803)年生。文化12年8月5日（1815年9月7日）叙従三位任左中将。文政10年閏6月1日（1827年7月24日）任参議。文政13年6月19日（1830年8月7日）薨。憲徳院。天保7年6月2日（1836年7月15日）贈権中納言。室田安斉匡女〔文政13年4月22日（1830年6月12日）卒。観光院〕。
*6斉位　郁之助。豊之助。実田安斉匡男。生母高月氏。文政元年6月13日（1818年7月15日）生。文政10年閏6月26日（1827年8月18日）叙従三位任左中将兼民部卿。天保7年12月1日（1837年1月7日）任参議。天保8年5月7日（1837年6月9日）薨。崇雲院。葬于凌雲院。天保14年4月2日（1843年5月1日）贈権中納言。室将軍家斉女賢子〔永姫。文政2年正月14日（1819年2月8日）生。明治8(1875)年9月23日卒。誠順院〕。
*7慶昌　初之丞。将軍家慶男。文政8(1825)年生。天保8年8月19日（1837年9月18日）叙従三位任左中将兼刑部卿。天保9年5月14日（1838年7月5日）薨。英徳院。弘化元(天保15)年5月4日（1844年6月19日）贈参議。

⇒	慶壽	（幼名房之助。実徳川斉匡第五子。	⇒
		従三位。左近衛権中将。民部卿。参議。
		弘化4年5月7日(1847年6月19日)薨〔
		華族家系大成作弘化4年4月13日(1847年5月27日)〕。
		法名承休院。
		嘉永6年2月10日(1853年3月19日)贈権中納言。
		室伏見宮貞敬親王女徳信院）

⇒	昌丸	（実徳川斉荘男。	⇒
		弘化3年正月8日(1846年2月3日)生〔華族家系大成〕。
		弘化4年8月20日(1847年9月29日)薨2歳〔
		華族家系大成作弘化4年7月26日(1847年9月5日)〕。
		法名馨明院。
		嘉永元年4月10日(1848年5月12日)贈従三位左近衛権中将）

⇒	慶喜	（七郎麻呂。実徳川斉昭第7子。
		慶応2年8月20日(1866年9月28日)入嗣宗家）
	茂栄	（鎮三郎。実松平義建第3子。義比。茂徳。	⇒
		従二位。権大納言。
		慶応2年12月27日(1867年2月1日)嗣一橋家。
		室丹羽長富女）

清水 (Shimizu)

徳川将軍家系図

九代将軍家重の二男重好を祖とする。
十万石。華族類別録第二十五類。
葬地は、華族名鑑によると、上野　凌雲院。
明治17(1884)年7月7日篤守が伯爵を授爵〔現代華族譜要〕。
明治32(1899)年4月爵位返上〔現代華族譜要〕。

清水家系図

重好

敦之助

斉順

⇒

*1重好　家重二男。母松平又八郎親春養女於遊喜之方〔実浪人三浦五郎左衛門娘。安祥院殿〕。松平万次郎。徳川宮内卿。清水中納言。従三位。権中納言。延享2年2月15日（1745年3月17日）生。寛政7年7月8日（1795年8月22日）薨。号俊徳院殿体空遊心大居士。葬于東叡山凌雲院。室伏見宮貞建親王姫宮貞子女王〔田鶴宮。貞章院殿〕。
*2敦之助　実将軍家斉男。母近衛経熈養女寔子〔初篤姫君。後茂姫君。実島津重豪女。広大院殿〕。寛政8年3月19日（1796年4月26日）生。寛政11年5月7日（1799年6月10日）逝去。法名体門院殿真際彰善大童子。
*3斉順　実将軍家斉男。菊千代。式部卿。母小普請組滝川利雍支配梶久三郎源勝俊女於登勢之方〔初以登。妙操院。系図纂要作梶吉三郎正貞女〕。享和元年9月9日（1801年10月16日）生。天保8年8月23日（1837年9月22日）叙正二位。弘化3年閏5月8日（1846年7月1日）卒顕龍院恭譲円禅〔幕府祚胤伝・系図纂要〕。室徳川治宝女豊姫。

⇒	斉明	（実将軍家斉男。保之丞。式部卿。	⇒
		母小普請組石川右近将監忠房支配土屋忠兵衛
		平知光女於屋衛之方〔幕府祚胤伝作於八重。
		於辺牟。於美尾。幕府祚胤伝作実清水殿家来牧野多門忠克女。
		皆春院殿〕。
		文化6年12月4日（1810年1月9日）生〔幕府祚胤伝作5日〕。
		文政10年6月10日（1827年7月3日）薨〔幕府祚胤伝作実7日〕。
		法名寛量院殿従三位左近衛権中将正善映岳大居士。
		室伏見宮貞敬親王姫宮教宮〔英子。恭真院〕）

⇒	斉彊	（実将軍家斉男。恒之丞。	⇒
		母小十人角南内国之組与頭吉江左門
		藤原政福女於袖之方。
		文政3年4月28日（1820年6月8日）生。
		嘉永2年3月27日（1849年4月19日）薨。
		憲章院至徳道光。
		室広幡基豊女豊子〔近衛忠熈養女〕、従夫離籍）

⇒	昭武	（実徳川〔水戸〕斉昭男。初名昭徳。余八麻呂。	⇒
		後、水戸家相続。
		嘉永6年9月24日（1853年10月26日）生。
		明治43(1910)年7月3日卒。
		室中院通富女瑛子）

⇒	篤守	（実徳川〔水戸〕慶篤男。常三郎。	⇒
		安政3年10月14日（1856年11月11日）生。
		明治3年2月24日(1870年3月25日)従五位〔清水家譜〕。
		明治3年11月10日(1870年12月31日)次侍従〔清水家譜〕。
		明治20年7月徳川復姓〔現代華族譜要〕。
		大正13年10月19日卒〔華族家系大成〕。
		夫人小笠原忠幹二女登代子〔華族家系大成〕）

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