越智松平

徳川綱重〔第三代将軍徳川家光男〕の次男清武を祖とする。
美作　鶴田藩　家門　大広間　六万千石。華族類別録第二十五類。
葬地は、華族名鑑によると、谷中　善性寺。
明治17(1884)年7月8日武修が子爵を授爵〔官報1884年07月09日〕。

越智松平家系図

清武	清方（母牧野氏〔系図纂要作母隨心院牧野氏〕。従五位下。内蔵頭。
		元禄10年正月9日（1697年1月31日）生。享保9年正月24日（1724年2月18日）卒。
		勇心院向猛日用〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。
		室酒井左衛門尉忠真女）
	女子（母同。早世）
	女子（母同。早世）
	武雅		男子（万橋。母木村氏。享保13年2月3日（1728年3月13日）夭〔系図纂要〕。
				東雲院〔系図纂要〕）
			武元		男子（熊之助。母松平下総守忠雅女〔系図纂要に
						よれば、寛保2年10月16日（1742年11月12日）卒。順善院〕。
						元文5年11月17日（1741年1月4日）生〔系図纂要〕。
						延享2年6月15日（1745年7月14日）卒〔系図纂要〕。
						祥麟院〔系図纂要〕）
					男子（孝次郎。母佐分利氏。
						元文3年8月26日（1738年10月9日）〔系図纂要〕。
						延享元年4月28日（1744年6月8日）夭〔系図纂要〕。
						桓淑院〔系図纂要〕）
					女子（母中山氏。松平〔奥平〕豊後守忠泰室）
					女子（母同。早世）
					女子（母藤田氏。松平和泉守乗完室）
					女子（母同。安藤対馬守信成室）
					男子（母石井氏。早世）
					武寛		斉厚	⇒
							女子（母坂本氏。井上河内守正甫室）
							女子（母同。松平兵庫頭乗友室〔
								系図纂要作未婚卒〕）
					氏教（初名元起。母種村氏。栄之進〔系図纂要〕。
						采女正。為戸田采女正氏英養子）
					女子（母正木氏。松平伊賀守忠済室）
					女子（母同武寛。森山城守忠興室）
					女子（母同氏教。久世隠岐守広敦室）
					女子（母同武寛。溝口伯耆守直堅〔直信〕室）

*1清武　徳川綱重二男。母於保良之方〔町人田中治兵衛女。将軍秀忠の女の侍女松坂の局の部屋子(家譜)。寛文4年2月28日（1664年3月25日）病没。長昌院。葬善性寺、改葬寛永寺。贈従一位〕。始田中氏。宝永4年正月11日（1707年2月13日）復姓松平氏。初名吉忠。改清宣。初称越智下総守。越智熊之助・平四郎・玄蕃・民部〔幕府祚胤伝〕。出羽守。兵部大輔。右近将監。従四位下。侍従。寛文3年10月20日（1663年11月19日）生。享保9年9月16日（1724年11月1日）卒。本賢院泰慧日学〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。室牧野氏。
*2武雅　初名行高。新之助。多宮。内記。肥前守。実松平摂津守義行男。嫡母榊原式部大輔忠次女。生母上月氏。元禄16年8月14日（1703年9月24日）生〔家譜〕。享保9年4月3日（1724年4月25日）為清武養子。享保13年7月28日（1728年9月2日）卒。顕徳院恭斉〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。
*3武元　丹下。源之進。実松平播磨守頼明男。嫡母今出川公規女。生母久野氏。右近将監。主計。侍従。従五位下。享保元年12月28日（1717年2月9日）生。享保13年7月29日（1728年9月3日）〔或28日〕為武雅養子。安永8年7月25日（1779年9月5日）卒。天超院勇山〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。室松平下総守忠雅女。
*4武寛　嫡母松平下総守忠雅女。生母石井氏。久五郎。従五位下。主計頭。右近将監。宝暦4年10月7日（1754年11月20日）生。天明4年3月26日（1784年5月15日）卒。大隆院恒山〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。室松平讃岐守頼恭女〔系図纂要によれば、斐子。光寿院。文化2年6月16日（1805年7月12日）卒〕。
*5斉厚　初名武厚。久五郎。母松平讃岐守頼恭女。従四位上。少将。右近将監。天明3年9月26日（1783年10月21日）生〔或29日〕。天保10年11月25日（1839年12月30日）卒〔系図纂要作22日〕。大功院昇山〔系図纂要〕。葬于谷中善性寺。室松浦壱岐守清女。

⇒	斉良（実将軍家斉男。嫡母島津重豪女。生母土屋氏。従四位上。少将。上総介。
		文政2年6月28日（1819年8月18日）為武厚養子。天保10年6月17日（1839年7月27日）卒。
		葬于谷中善性寺先瑩。室武厚女）
	女子（母関口氏。養子斉良妻）
	女子（母同。早世）
	女子（母石井氏。養子武揚妻）
	女子（母同。早世）
	女子（母同。早世）
	男子（母同）
	武揚		武成	武聡	武修（母堀田備中守正睦女。慶応元年12月2日（1866年1月18日）生。
					明治6(1873)年3月23日家督。
					明治17(1884)年7月8日賜子爵
					現代華族譜要によれば、夫人全子〔宗重正長女。
					明治2(1869)年6月生。明治21(1888)年7月卒〕。
					夫人雅子〔松平定安九女。明治3(1870)年11月22日生〕）
					斐二郎（母同）
					巖（母坂本氏。島根県士族池田猶養子）
					女子（鞆。母同武修。明治6(1873)年1月17日生）
					女子（清〔現代華族譜要作清子〕。母同巖。
					伊達宗定室。
					明治9(1876)年1月21日生）
					恒吉（母坂本氏。明治10(1877)年11月20日生）
					女子（藤。母同。明治12(1879)年3月19日生）

*1武揚　実松平頼恕男。嫡母松平讃岐守頼儀女。生母野萱氏。鋭之助〔讃岐高松松平家譜〕。天保10年11月23日（1839年12月28日）為斉厚養子。天保13年10月28日（1842年11月30日）卒。葬于浜田妙智寺。室斉厚女。
*2武成　実松平〔高須〕義建男。母徳川治紀女。鎮之丞。従五位下。右近将監。文政8年7月3日（1825年8月16日）生。天保13年11月22日（1842年12月23日）為武揚養子。弘化4年9月20日（1847年10月28日）卒。葬于谷中善性寺先瑩。室徳川斉匡女。
*3武聡　実徳川斉昭男。嫡母有栖川宮織仁親王姫宮吉子女王。生母山野辺氏。初名昭音〔常陸水戸徳川家譜〕。十郎麻呂〔常陸水戸徳川家譜〕。従四位下。侍従。右近将監。天保13年正月26日（1842年3月7日）生。弘化4年11月28日（1848年1月4日）為武成養子。明治6(1873)年3月23日依願隠居。明治15(1882)年2月7日卒。室堀田備中守正睦女〔現代華族譜要によれば、寿子。弘化4(1847)年12月生。明治26(1893)年3月卒〕。

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