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料理レシピ
ブッシュ・ド・レーヌ
日本では塩味のパイケースは手にはいりにくいので、げんこつ大くらいのフランスパンで代用するとおいしい。また、このレシピのソースを、小麦粉の量を少し増やしてやや固めに作り、普通の食パンにのせてトーストにしても十分イケる。
    
 ブッシュ・ド・レーヌ(王妃様の口)はフランス語。ドイツ語だとケーニギンパステーテ(王妃様のパイ)となる。これは本来スイス料理ではないと思うのだが、家庭での食事やレストランのランチメニューにしょっちゅう登場するので、ここで紹介したい。なお、読み物「ミグロ!」で紹介したミックスきのこパックを使うと簡単にできる。

材料(4人分)

小振りのフランスパン(直径7〜8cmくらいの丸いもの)4ケ
※本当は同じくらいの大きさの塩味のパイケースで作るが、日本で見たことがないので……
きのこ各種 カップ3杯くらいの量を、適当な大きさに切っておく(ミグロのミックスきのこパックを買ったら、それを使おう!なければマッシュルーム、まいたけ、水で戻した乾しポルチーニ茸などを好みで取りあわせる)
トリの胸肉(皮トル) 1枚を小さくそぎ切りに
かたゆでたまご 1ケ 細かく刻んでおく
たまねぎ 1ケ 薄切り
パセリ 1束をごっそりみじん切り
あさつき(あればチャイブで) みじん切りを手のひら1杯くらい
辛口の白ワインか日本酒(料理用酒はダメ) 100cc
生クリーム 100cc
牛乳 200〜300ccくらいか… 考えてみたら計ったことない。適当に
小麦粉 大さじすり切り3杯くらい
塩、こしょう、炒め用油

1. パンのてっぺんをフタ状にチョイと切りおとし、中身のやわらかい部分をくり抜いて器にする。後で具を詰めるので、くり抜きすぎて薄くならないよう注意。フタの部分は取っておく。

2. フライパンに油を引いて肉を炒め、そこにたまねぎを入れてしんなりするまで炒め、キノコも加えて炒めてから酒をかけまわし、水分をとばすようにいためながら、塩、こしょうでややしょっぱめに味をつける。塩をすこし加減して、固形スープの素で味をつけてもよい

3. 別のフライパンに油を引いて、小麦粉を焦がさないようにじっくり炒め、滑らかになったら少しずつ牛乳を加えてホワイトソースを作る

4. そこに2.で炒めた具を入れ、一旦火からおろして生クリームを加えてざっとかき混ぜたら再び火に戻し、刻んだ卵とパセリ、あさつきを入れて混ぜる。

5. 味見をしてみてちょうど良かったらこれで具は出来上がり。くり抜いたパンに詰め(その際、仕上げ用にすこしソース部分を取りわけておく)、180度のオーブンで30〜40分焼く。焼き終わる10分ほど前になったら、パンをくり抜くときに切り取ったフタの部分を乗せ、一緒に焼く。

6. 焼き上がったパン詰めは皿にのせ、とっておいたソースを周囲にかけまわして出来上がり(ソースは焼き上がり前に温めなおしておくこと)

コツ:
・コツもなにも……見栄えがよい割に非常に簡単。パンはおいしいものを使おう!
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