目次へ ホームへ
▲前のページへ ▼次のページへ
料理レシピ
チーズフォンデュ
おいしいチーズフォンデュのコツは「段取りをすべて手早く」
撮影協力・花崎町中高年鉄道研究会
    
 スイスの一般的なレシピによるチーズフォンデュを紹介しよう。使用するチーズは地方によっていろいろ変わる……というより、あちらでは大体地元の「地チーズ」と、エメンタールを組みあわせて使うのが普通だ。ここでは日本で手に入りやすいグリュイエールとエメンタールを半々に使うことにする。
 なお、このレシピのチーズフォンデュは非常にアルコール分が強く、残念ながら子供は食べられない。大人だけの楽しい集まりでどうぞ。

材料(4人分):
フランスパンか黒パン たっぷりの量を一口大に切っておく(軽くローストするとなお良い)
エメンタールチーズ 200g
グリュイエールチーズ 200g(チーズは2つとも細かく切っておく。上の写真のようにスライサーやイモの皮むきを使って削ぐと早い)
辛口の白ワイン カップ1杯(甘口は絶対に使わないように!)
キルシュ 30〜50cc(入手できないときはグラッパや、香りのいい日本焼酎でも代用可)
かたくり粉 ティースプーンにたっぷり2杯
にんにく 1片をナイフで半分に切る
黒コショウ、ナツメグ 適宜

1. フォンデュ用の鍋(なければ土鍋など厚手の鍋)の内側を、にんにくの断面でよくこすり、香りを移す

2. (フォンデュ鍋専用コンロをお持ちの方:専用コンロの役割は卓上保温用。調理には火力が弱すぎるので、2. の作業は台所のコンロを使おう)
鍋に白ワインを入れ、弱火にかける。温まってきたらチーズを軽く一掴み入れ、木ベラで一定の方向にぐるぐる良くかき混ぜる。チーズが溶けてきたらもう一掴み・・・という感じで、よくかき混ぜながらチーズを全部溶かす。弱火ではかどらないようだったら、多少火を強めてもよい。この段階では全体がシャブシャブ水っぽいが気にしなくていい。あまり時間をかけないよう、出来るだけ手早く、しかもムラのないようにやるのがコツ。

3. (ここから先は必ず弱火で!専用コンロでもOK)キルシュでかたくり粉を溶き、チーズの鍋に入れて手早くかきまぜると、全体がトロッとして良い香りが立ち昇る。軽くコショウとナツメグを振り込んだら、チーズフォンデュ準備完了。
各自フォンデュ串にパンをつけ、召し上がれ。

コツ:
・アルコールに弱い人は2.の作業をやらないように
・かたくり粉の代わりにコーンスターチを使っても良い。その場合はティースプーン3杯をキルシュに溶く
・チーズフォンデュは塩分が強いので、さっぱりしたサラダも欲しいところ。スイスでは酸っぱいピクルスを良く付け合わせる。飲み物はワインや紅茶がいいとされる。ビールや強く冷やした飲み物は禁物。ひどい胃痛を起こすことがある。

注意:
・「キルシュ」は桜ん坊のリキュールのことではなく、桜ん坊を原料にした焼酎のこと。無色透明で香りが良く、超辛口。多くはアルコール度数40%以上。ここを取り違えると、食べられないような凄いものが出来上がるので注意!

関連:日本でも役に立つ!チーズのうんちく(非おしゃれ系)
新鮮なチーズの選び方やチーズと健康の話など、スイスのお知恵をちょっと拝借!
▲前のページへ
▼次のページへ
目次へ
ホームへ