ja |
読み:ヤー |
意味:はい、ええ、そうです、イエス |
肯定の返事 |
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おスイス |
nein |
読み:ナイン |
意味:いいえ、ちがいます、駄目、ノー |
否定の返事。ときどき悲鳴にも使う。
英語の「ノーサンキュー」と全く同じニュアンスで「ナイン、ダンケ」という言い方がある。笑顔で言えば「ありがとう、でも不要です」という感謝のニュアンスになるし、無表情でツンと言えば冷たい拒絶として使える。
注:ダンケ=Danke、ドイツ語で「ありがとう」
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(注・この写真はさすがに合成です) |
Merci |
読み:メルシー、またはメールシ! |
意味:ありがとう |
ご存知の通りフランス語の「ありがとう」だが、ドイツ語圏スイスでもこれがいちばん一般的。ドイツ語の単語 "vielmal"(フィールマル。「何度も、沢山」という意味)と組み合わせ、"Merci, vielmal"「メルシ、フィールマル」と言えば、感謝の意をより強くあらわす「どうもありがとう」になる。 |
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おスイス |
bitte |
読み:ビッテ |
意味:どうぞ、どういたしまして |
英語の「please プリーズ」に当たるが、もう少し色々なシチュエーションで使える便利な言葉。
使用例
・誰かに何か(座席など)を勧めるとき「ビッテ(どうぞ)」
・誰かにありがとうを言われた時に「ビッテ(どういたしまして)」
・道で誰かがあなたにぶつかって、謝ってきたときに「ビッテ(気にしないで)」
・相手の言っていることがよく理解できなかったとき「ビッテ?(すみません、なんですって?)」
・相手がムカつく事を言ってきたときも「ビッテ!?(なんだってェ!?)」
などなど、万能言語。できるだけ覚えて使うようにしよう。
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ドイツ語でも「OK」は「オーケー」。何かの許可をもらいたいときに、身振りで示して「OK?」と尋ねればOK。 |
guten Morgen |
読み:グーテン・モルゲン |
意味:おはようございます |
一般的な朝のあいさつ。使用時間帯は早朝〜午前9時頃まで(ドイツでは午前10時ちょうどまで) |
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Grueezi |
読み:グリュエツィ、またはグリュエッツィ |
意味:こんにちは |
一般的な日中のあいさつ。標準ドイツ語なら「グーテン・ターク Guten Tag」。使用時間帯は朝から夕方くらいまでだが、夜に入ってからも使う人も結構いる。
・都会の日本人は商店に入るときに無言で足を踏み入れることが多いが、スイスでこれは嫌がられる。ドアを入るときに軽く「グリュエツィ」と声をかけよう。もちろん「ハロー」でも良い。
・日本の登山シーンと同じように、スイスでも登山道で出会った人には無差別挨拶攻勢をかけることが多い。その時にもやはり「グリュエツィ」。
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追記1:ベルン地方のみ「グリューッサー」(正確にはGruess euch)とも言う。 |
追記2:数人の集団に向かって挨拶するときは「グリュエツィ・ミッテナン」(こんにちは、皆さん、の意)と言えば100点満点 |
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guten Abend |
読み:グーテン・アーベント
(ドイツ語はリエゾンしないので「グーテナーベント」とは言わない) |
意味:こんばんは |
午後5時頃からの夜のあいさつ。
午後9時過ぎてから、人と別れる際には「グーテ・ナハト(おやすみなさい)」が良い。 |
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Wiederluaga |
読み:ヴィッデルルアッカ、もしくはヴィーデルアッカ、ヴィッテルアッカ |
意味:さようなら |
一般的な別れのあいさつ。標準ドイツ語なら「ヴィーダーゼーン Wiedersehen」。地域によって発音とリズムにかなりバリエーションがある(ように聞こえる)。日本人の平板な抑揚だと、ちょっと通じにくいかもしれない。
スイス弁の「ルアッカ luaga」は標準ドイツ語の"sehen"または"schauen"にあたる。
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追記1:フランス語の「アデュー」を使う場合も多い。これもまた標準フランス語とはニュアンスが違い、普通の別れでも軽く使う。イタリア語の「チャオ」も多用される。最近はドイツ語の「チュス」も聞くようになったが、まだ少数派 |
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Entschuldigung |
読み:シューディグン
(正しくはエントシューディグンクだが、シューディグンと軽く流すとよい) |
意味:すみません |
日本の「すみませ〜ん」と100%同じように使う。「ビッテ」と同じくらい万能な言葉。
具体的使用例
・誰かにぶつかってしまったときに「シューディグン(すいません)」
・何かみっともない事をしてしまったときに「シューディグン(すみませ〜ん(^^;)」
・人に何かの許可を得るときに(座席を倒す、タバコを吸うなど)、その身振りをしながら「シューディグン(すいません、いいですか)」
・人に呼びかけるときに「シューディグン(すいません)」。
(遠くにいる人を呼んだり、大きな声でゆっくり使うようなときは、「エントシューディグン」と発音したほうがいい)
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「サクランボ1kgたのむよ」は
「アイン・キロ、キルシェン、ビッテ」 |
das |
読み:ダス |
意味:それは、これは、あれは、それらは/それを、これを、あれを、これらを |
英語のthisとthat、theseとthereの意味をすべて合わせ持つ。
例えば右の写真のようにちょっとした売店で何かお買い物、というときに「ダス、ビッテ」と言えば「これをお願い」という意味になり、あとは身振りで数を示せば立派にお買い物が成立する。 指で数字を示すときは、よく海外の映画などで見るように、親指も動員して数を表すとよい。
余力があったら市販の会話集などで数字も覚えれば完璧だ!
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「ダス、ドライ、ビッテ」はかなり稚拙な言い方なのだが、観光客ならこれで充分。筆者の親類が成田で土産物店をしているのだが、各国の観光客や航空会社スタッフも、こんな調子のたどたどしい日本語で楽しく買い物をしている。恥ずかしいことは何もない。
買い物が終わったら「メルシ、ヴィッデルアッカ!」
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ちょっとウンチク
・これまで出てきた綴りに大文字と小文字が混じっていて不思議に思う人がいるかもしれない。ドイツ語の名詞は "Heidi" "Grindelwald" のような固有名詞だけでなく、"Katze" のような普通名詞も頭文字を大文字で綴る。
・スイスでは"S"は濁らずに「サシスセソ」で発音することが多い(ドイツのドイツ語とちょっと違う)。たとえば、Saas Feeはザース・フェーではなくサース・フェー、sehr gutはゼーア・グートではなくセア・グートと、可愛らしくちぢこまったように発音する。また、南東スイスやチロル地方では「シャシシュシェショ」になる所が多い。
日本人に"R"と"L"の区別がつかないのと同様、ドイツ語には「サ」と「ザ」の区別がなく、ドイツ語を母語とする人の多くはこの違いを聞き取れない。これで実害を受ける可能性があるのは「鈴木さん」。公的な書類を作ってもらうときなど、"Susuki"と書かれていないかどうか注意したほうがいい。
・冒頭に「日本語ふうのカタカナ読みでも充分現地で通じる」と書いたが、「あんまり通じなかった」「全然通じなかった」という声もちらほら上がっている。なぜだろう???
これは多分、抑揚のつけ方に関係しているのだと思われる。筆者が以前習ったドイツ語の先生は、「日本人の話し方は平板でいけない。音を明確に発音するように」と、よく注意していた。
たとえば、先生が用いたわかりやすい例は、"Caffe Latte"(外来語ではあるが)。日本人はよく「カフェラテ→」と平たく言うが、これだとイタリアはもちろん、他の国でもほとんど通じないという。先生の話を受け、筆者自身も数回試してみたことがあるが、確かに「カフェラッテ」と、綴りのままにきっちり発語しないと、相手に理解してもらえなかった。
その他、ドイツ語、あるいはスイスドイツ語にまつわるウンチクは こちら でもどうぞ(時々更新)
ドイツ語でのホテル予約文例集は こちら
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