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料理レシピ
Zopf ツォプフ…日曜日のパン
写真のパンはかなり焦げ加減。いやーオーブンが小さいんで、うっかりするとこうなってしまうんですよね〜(言い訳)
    
 ここで紹介するのは、バターやクリームを練り込んだ、コクのある味のパン。スイスやドイツでは、これを日曜日に食べる習慣になっている。前項で紹介した家庭パンやBuerliにくらべると、日本人受けするタイプのパンだろうと思う。ちなみにツォプフ(スイス弁でツュプフ)とは女の子のお下げのこと。名前の通り、生地をお下げのように編んで成形する。

材料(大型1本分)

強力粉 400g
ドライイースト スプーン1杯
 7g
砂糖 大さじ2杯
バター 40g
生クリーム 50cc
熱湯 100cc
 90cc
その他にサラダ油少々と打ち粉用の小麦粉

1. 大きなボールに小麦粉とドライイーストを入れ、よく混ぜ合わせておく

2. 耐熱性のある適当な容器に塩、砂糖、バター、熱湯を入れ、すべてが溶けるまでよくかきまぜる。次に同じ容器に水、生クリームの順に入れ、もう一度適当にかき混ぜたら、1. の粉に徐々に注ぎながら、手で力強く捏ねていく(食パンなどに較べてかなり固めの生地になる)。

3. 捏ねていくうちにだんだん生地がスベスベした感じになり、表面のキメがこまかくなってくる(約5〜10分くらいかかる)。そのような状態になったら生地を適当に丸め、サラダ油を薄く塗ったボールに入れて、固く絞った濡れ布巾かラップでふたをし、生地がだいたい倍の大きさになるまで暖かい場所で発酵させる(オーブンの発酵機能を使ってもいい)。

4. 充分に発酵した生地は2つに切り分け、たっぷりと打ち粉をして、ゆっくりと時間をかけながら長さ70〜80cmくらいの太い紐状に延ばす(急いでやると生地のグルテンが切れ、パンの口当たりが悪くなる。少し延ばしては1分ほど休み、また延ばしては休み…をくり返すようにする)。

5. 生地をお下げ状に編む(写真参照)。編んだ生地は薄く油を塗った天板に載せ、固く絞った濡れ布巾かラップで覆い、暖かい場所で20〜40分くらい仕上げ発酵させる。

6. あらかじめ200℃で予熱したオーブンに入れ、40分程度焼く。

まず、2本の生地を直角にクロスさせ…(横軸が上) こうやって… こうして… またまたこうやって…
くり返すうちに、編み上がりは間近 端っこは適当に折り込み、見えない部分を指でつまんで押さえておく 仕上げ発酵前 気温20℃で40分後
コツ:
・生地を編む時にたっぷりと打ち粉をすると、焼き上がりの形がきれいに仕上がる。
・作る人によって、生地の材料にミルクを使ったり、バターをとんでもなく大量に使ったり、卵を混ぜ込んだりなど材料の配合が変わる。また、編み方も単なる「三つ編み」から、信じがたいような複雑なものまで、様々なバリエーションがある。このページのレシピにこだわらず、いろいろと試して好みのパンを作ろう。
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