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トイレはここだ!2005〜2006冬期バージョン
 アフリカから中央アジア、某半島と、世界中の危険地帯を長年にわたって駆け巡ってきた、コワモテのジャーナリストA氏にある日、聞いてみた。
「これまでの経験で一番恐ろしかったことは?」
「ミュンヘンの公衆便所でホ●に襲われそうになった時じゃ!」

 とにかく、都市の公衆トイレには危険が危険が充ち満ちているが、残念ながらスイスも例外ではない。一時ほどではなくなったが、今でも街中の公衆トイレや、中程度の都市の駅のトイレなどは、ちょっと気軽に使うという訳にはいかない状態のところもある。しかし、自然の呼び声というのは確実に近づいてくる。しかも、大はともかく、小は一旦催しはじめたら、もう二度と引っ込むことはない(引っ込んだら大変だ)。

 安易な旅行ガイドには大抵「大きなホテルのロビーのトイレを使おう」と書いてあるが、それでは、ベルンやチューリヒの繁華街にそんなことのできるホテルはあるか?あなたは5ツ星「ベルビュー」のロビーにトイレを借りるだけの用で入っていくことができるか?私はできない。カフェのトイレを使うというアイディアもあるが、出すために飲むというのは、あまりにも不条理だ。

 そこで、スイスにおける最善のトイレスポットをお教えしよう。それはデパートである。中でも割合確実なのは、スイスの大きな町なら大抵ある「グローブス Grobus」だろうか。他のデパートや、ミグロやコープなどのスーパーは、基本的にカフェテリアがなければトイレはないと思ったほうがいい。

 ちなみに、アメリカ式のホテルの多いジュネーブは、ガイドブックにあるようにホテルのトイレを借りると良い。ただし最近はフロントや併設のレストランで電子キーや暗証番号を貰わないと使用できないタイプのトイレが増えたので注意。たいていは宿泊客でなくとも応じてくれる。
(これはジュネーブに限らず、他の都市も同様)

ベルンの気軽に使える無料トイレ(駅の近くから順。星の数が多いほどGood)
・デパート「Loeb ローブ」
・コープ(リュフリホフ)★★★
・デパート「Grobus グローブス」★★
・マルクト通りのMMMミグロ2F(一番おすすめ)★★★
・コープ(シティ)
・時計塔近くのマクドナルド
・市立図書館(気軽とは言えないかも…逼迫したときに)
・クマ公園脇のツーリストインフォメーション★★★

チューリヒなら(星に言及できるほど使っていないので…)
(バーンホフ通り側)
・デパート「Grobus グローブス」

(リマトケイ、グロスミュンスター側)
・こっちはつらい。ETH(ノーベル賞連発で有名な連邦工科大学)まで丘の階段を駆け上がるか??

 ちなみに、両都市とも駅には安全かつ立派な有料トイレがある。しかし、1回の使用料は非常に高い。

 田舎の駅の場合は0.50Frが相場なので、50ラッペン硬貨(表面に1/2と表示してあるアレ)は、常に数枚常備しておきたい。

写真はあるスイスの一般家庭のトイレ。
ひっ、広い!落ち着かない!!

       

アーレ川の渡し舟小屋で働いていたMichaelさんは不思議がる。「日本人はなぜ、トイレを借りるのにあんなに恥ずかしそうにコソコソ言うんだろうね?」
そんな風に見えるらしい
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