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小さな村 小さな町 中央平野部とジュラ
サン・トュルザンヌ St. Ursanne
標高440m

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(星3つが満点)
滞在向け度 ★★
観光向け度 ★★
交通便利度 ★★
アクセス
最寄り駅:サン・トュルザンヌ駅
 駅から町の中心部までは歩いて15〜20分くらい。バスもある。
 普通の日本人の行動パターンだと、はっきり言って不便な場所。しかし車利用だったらこの地域をドライブすると結構楽しめる。

こんな所
 フランス国境近く、ジュラ山脈の山並に沿って東に向かって流れるドゥー川が、大きく屈曲して西向きに流れを変える一帯はクロ・ドゥ・ドゥー Clos du Doubs と呼ばれ、渓谷美で知られている……とはいえ、それほど高くもない山と渓谷が続く風景は、日本人にとっては案外珍奇ではない風景かも。ただ、地理に感心があれば、この地域の地形はとても面白い。

 サン・トゥルザンヌはそんな地域にある小さな町だが、これと言った観光名所はないくせに町並み全体が非常に美しく、なんとなく来てよかったと思ってしまうところ。鉄道だと少々不便だが、時間がたっぷりある人や、レンタカー利用の旅だったらちょっと立ち寄ってみたい。


その他
 この地域は釣りの名所だそうで、商売物か趣味の品か、そのへんの窓辺で手作りの毛針を作成している人をよく見かける。ベルンあたりに住む人たちは、1週間くらいの休暇をこの辺で過ごすことが多いそうだ。
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写真捜索中
St. Ursanne
とりあえず
公式HPをご覧下さい
     アヴァンシュ
アヴァンシュ Avenches
標高480m

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(星3つが満点)
滞在向け度 ★★
観光向け度 ★★★
交通便利度
アクセス
最寄り駅:アヴァンシュ駅
 町の中心部は小高い丘の上だが、駅は低いところにあり、急坂を登るのが少々きつい。

こんな所
 なんと、スイスにローマ時代の円形劇場がある。よく考えてみれば不思議でもなんでもないか……。アウグストゥス帝によって建設された都市「アヴェンティクム」がこの町の直接の起源。2〜3世紀頃の最盛期には人口約2万人を越えたそうだ。

 歴史の詳細は長くなるので、あとは町の公式ホームページに任せよう。小高い丘の上にローマ遺跡と中世の町並み(こちらも丸々きれいに残っている)が同居する、ちょっと不思議な美しいところ。ヨーロッパ人にとってはそれほど物珍しいタイプの町ではないのか、海外刊行のガイドブックの評価はそれほど高くないが、日本人ならきっと楽しめる。とりわけ雰囲気がいいのは夏の午後遅く、オレンジ色がかった太陽光が町並みや遺跡に低い角度で当たる時間帯。


その他
 ローマ遺跡は町の中心だけでなく、周辺にも点々と存在し、全部見るには少々時間がかかる。遺跡に特別な興味があるのでなければ、丘の上に載っかった中世の町と円形劇場、ローマ博物館だけでも充分だろう。

 毎年7月には円形劇場でオペラ・フェスティバルが開催される。

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写真捜索中
こればっかり続いてすみません
Avenches
そんなわけで
公式HPをご覧下さい
        
ソロトゥルン Solothurn
標高440m

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(星3つが満点)
滞在向け度 ★★
観光向け度 ★★
交通便利度 ★★★
アクセス
最寄り駅:ソロトゥルン駅
 町の中心部は駅から歩いて10〜〜ィ分

こんな所
 人口1万5000人、かなり大きな町だが、ここを訪れる日本人は意外に少ない。駅から徒歩で町の中心に向かうと、間もなく大きな橋を渡る。下を流れるのはアーレ川。とろりとした水面は、ベルンあたりと較べるとずいぶん印象が違う。川面に映る旧市街の町並みで、ひときわ大きく目立つのが聖ウルス大聖堂。

 スイス中央平野部の古い町はツェーリンガー家によって建設された所が多く、中世のにおいがプンプンするベルンの小型版といった所が多いのだが、ソロトゥルンの場合、大聖堂や街中の建物のファサードに見られるバロックの造形が、中世風のくすんだ色合いの中に華やかさを与えている。この町のために半日くらい割いて、訪れてみてはどうだろう。


その他
 ソロトゥルンの町そのものの話ではないが、ベルン〜ソロトゥルン間を40分程でつなぐ私鉄とその沿線は、なんというか…東京の郊外私鉄沿線のような「通勤電車」「ベッドタウン」という雰囲気が濃厚に漂っている。しかも途中には「ショッピィ」というおマヌケな名前の(失礼)、国道16号線沿いあたりが似合いそうな大型ショッピングセンターもある。

 なんだかスイスも夢の国ではないなァ、当たり前だけど。

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Solothurn
Solothurn
Solothurn
         
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